哈日族(ハーリージュー)は、日本の現代大衆文化を好む台湾人、中国人の若年層の総称である。わかり易く言うと、中華人民共和国(以下中国)や中華民国(台湾)の「日本おたく」。主に日本のアニメや服装、J-POP(特にジャニーズ系など)、電化製品など、日本の流行文化に関心がある若い世代を指す。台湾で使われ出した語句であるが、近年では香港をはじめ、中国やその他中国語文化圏でも通用する。また、親日派という単語の代わりに「日本に対して好意を持つ人」を意味する語句としても使用されている。現在「哈日」の持つ範囲は、日本の流行文化や服装に止まらず、日本の伝統文化も含むようになった。またある人が、日本のある物事に夢中になると「很哈日(とってもハーリーだね)」と呼ばれる。台湾での「哈日族」は、日本統治時代に日本語教育を受けた親日的な高齢世代ではなく、主に若者を指す言葉として用いる。「哈日族」は、台湾の漫画家哈日杏子の造語であり、その著書により広まった。「哈」という言葉は元々英語の「Hot」で台湾語に「哈」(ハー)に変換し、「ある物事に感情を持つほど求める、好きでたまらない」の意味をつけてことから来ている。台湾はかつて日本の統治下にあったため、台湾では日本の文化は大きな影響力を持った。戦後国民党政府は戒厳令を敷いた統治の中で、日本のテレビドラマや映画の上映を規制したが、書籍や漫画などは脈々と台湾の青少年に影響を与えていた。下記のギャラリーは1951年に毎日新聞社の記者が撮影した戦後まもなくの台北市の写真であるが、国民党政府の規制にもかかわらず、日本色がかなり色濃く残っていた。戒厳令解除後李登輝による民主化の流れの中で、1988年にパラボラアンテナの設置が解禁され、NHK衛星放送の受信を初めとして日本の映画やテレビドラマが解放されると、「哈日族」になることはいっそう容易になった。哈日族の聖地西門町で、日本で流行している服やアクセサリー、携帯のストラップなどを大量に購入し、また日本の流行雑誌を参考し、日本人の化粧の仕方を勉強する。これとは別にもっと深くこだわる哈日族は「知日派」と呼ばれる。知日派の日本語力は大方高く、日本文化や精神など高いレベルの部分から日本を参考にする。たとえば定期的に日本に旅行に行き温泉につかったり、日本の書籍や新聞・雑誌を読んだりして、日本の政治や経済を進んで勉強する。哈韓族(ハーハンズゥ)、哈美族(ハーメイズゥ)という哈日族から派生した語句もある。それぞれ中国における韓流、またアメリカニゼーションである(アメリカは中国語で美国)。
出典:wikipedia
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