『サイコメトラーEIJI』(サイコメトラーエイジ)は、原作:安童夕馬(樹林伸)、作画:朝基まさしによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1996年から2000年まで連載された。単行本は全25巻。話数の単位は「CASE-」、番外編は「BREAK-」。本項では続編の『サイコメトラー』(2011年開始)についても取り扱う。物や人に触れるとそれに残った過去の記憶の断片を読み取るサイコメトリー能力を持った少年・明日真映児が、警視庁の女性刑事・志摩亮子と協力して怪事件を次々と解決していくというミステリー物。同時期に『マガジン』で連載され、本作同様に安童夕馬が天樹征丸名義で漫画原作者を担当していた『金田一少年の事件簿』が天才少年を主人公にした伝統的な推理ミステリーに対し、こちらは主人公がサイコメトリーという超能力を持った不良であり、犯人も何らかの過程で心的外傷を負った猟奇殺人者やテロリストなどが中心である。なお、物語序盤以降、主要登場人物の一人に不良グループのリーダーという設定がつき、不良グループの対立が軸になるエピソードがあるなどヤンキー漫画としての要素が強くなっていった。作者によれば、「サイコメトラー」という呼称はこの作品より広まった造語であり、元々はサイコメトリストなどと呼ばれていたが、今やサイコメトラーの方がごく一般的な名詞となっている。マガジン連載コミック版の最終話には「第一部 完」という表記がある。しかし、文庫版のほうでは、最終巻に追加エピソードが一つ収録され、その終わりに「完」という表記がある。このことについて原作者の安童夕馬は「続編(完結編)のストーリーは既に完成しており、もう続きを書かないという意味ではない」とのコメントをあとがきに残している。2010年10月、安童のTwitterにて近々続編を執筆することが示唆され、翌年2011年4月25日発売の『週刊ヤングマガジン』21・22合併号より約10年振りの続編の連載が始まった。続編は『サイコメトラー』とタイトルを一新したほか、掲載誌も少年誌から青年誌に連載の場所を移しての再開となった。2001年から2005年に『週刊少年マガジン』に連載された『クニミツの政』は本作のスピンオフであり、『サイコメトラーEIJI』に登場した武藤国光が主人公を務めている。「サイコメトラー」に登場したでコスプレ大好きみっちゃん(福島満)を主人公に置いたオンオフ作品。ひょんなことから女教師「福島ミツコ」として不良たちであふれかえる高校に赴任することになる。2014年から週刊ヤングマガジン連載。1997年と1999年の二度、日本テレビ系列局の土曜ドラマ(土曜グランド劇場)枠にてテレビドラマ化された。主演はTOKIOの松岡昌宏。第1期と第2期ではいわばパラレルワールド的な世界観であり、サイコメトリーの方法や黒幕の設定、一部キャストなどが変更されている。この番組を縁に田辺誠一と大塚寧々が結婚している。1997年版では、刑事役で阿部サダヲを確認できる。ドラマに限ってはストーリーの時系列上、また同一地名の存在などで1990年代後半に同枠で放送されたジャニーズ主演のミステリーシリーズとされる『金田一少年の事件簿』、『銀狼怪奇ファイル』、『透明人間』、『D×D』と同一世界(或いはパラレルワールド的世界)の出来事という設定になっている。そのシリーズとしては『EIJI2』のスペシャル版が完結篇とされ、「金田一少年の事件簿」で剣持警部役であった古尾谷雅人が最後に特別出演を果たしている。なお、シリーズの時系列的には『金田一少年の事件簿』(第1期)→『銀狼怪奇ファイル』→『透明人間』→『金田一少年の事件簿』(第2期)→『サイコメトラーEIJI』(第1期)→『D×D』→『サイコメトラーEIJI2』(第2期)となっている。※(1)、(2)は片シーズンのみの担当2016年、Huluにてテレビドラマ化された。主演は森田甘路。※8月27日は、24時間テレビ放送のため、休止。1999年2月18日に講談社より発売されたプレイステーション用アドベンチャーゲーム。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。