沖縄自動車道(おきなわじどうしゃどう、)は、沖縄県の名護市を起点とし那覇市に至る延長57.3kmの高速道路(高速自動車国道)である。高速自動車国道としては最南端かつ最西端の路線である。一般に沖縄道(おきなわどう、)と略される。国土開発幹線自動車道の予定路線ではなく、高速自動車国道法第4条第2項に基づく高速自動車国道の路線を指定する政令によって指定された路線である。一部文献で沖縄自動車道は高速自動車国道ではなく自動車専用道路との記載があるがそれは過去の話であり現在では誤りである。終点の那覇から起点の許田に向ってインターチェンジ等に番号が振ってある珍しい路線である(インターチェンジなどを参照)。ただし、これはあくまでも法定路線としての話であり、一般的には許田ICから那覇ICまでが上り線、那覇ICから許田ICまでが下り線と通称されている。なお、石川IC - 那覇IC開通前は番号が指定されておらず、標識のナンバー欄に何も記載されていなかった。沖縄自動車道にはサービスエリアとパーキングエリアが1つずつ(伊芸サービスエリア・中城パーキングエリア)設置されている。いずれも有人であり、また両方ともガソリンスタンドは存在しない(伊芸SAのガソリンスタンドは2009年3月31日に廃止された)。石川IC-許田ICのみが開通したころは、金武本線、金武、許田の3か所のみ料金所が存在した。そのため石川IC-許田IC全線通過するときは2か所の料金所、金武IC-許田ICは金武料金所と許田料金所の2か所で一旦停車し料金を支払わなくてはならなかった。なお宜野座IC - 許田IC間のみ通行の際は許田料金所1ヶ所のみ料金が徴収されていた。また、当時の標識による最高速度は70 km/hで、現在の80 km/hより10 km/h低めに設定されていた。加えて、開通時点から1978年7月29日までは、本土と交通方法が統一されていなかったため、右側通行で供用されていた。那覇ICまで延伸する直前に、金武本線料金所は廃止、石川ICと宜野座ICに料金所が設置され、そのときに入口の自動発券機で通行券を受け取り、出口で料金を支払う方式に変更された。那覇IC-許田IC間(57.3km)の全線が普通区間となっているが、石川IC-許田IC間(25.9km)はキロ当たりの料金が安く(普通車で20.98円/km。その他の区間は24.6円/km)設定されている。2014年8月現在、ETC割引は平日朝夕割引及び深夜割引は適用されるが、休日割引は適用されない。1999年7月1日から沖縄特別割引として料金が引き下げられた。全線を普通車で利用した場合、本来の料金は1,550円のところ、特別割引適用後は1,000円になる(各区間で35%程度の引き下げ)。各種ETC割引はこの料金に対して重複適用するので、深夜割引(30%)で700円、通勤割引(50%)で500円になる。沖縄特別割引は、政府の沖縄緊急経済対策の一環として2002年3月までの時限措置で実施の予定であったが、2010年の無料化社会実験実施直前まで実施されていた。2010年6月28日から、高速道路無料化社会実験により全線が無料となった。しかし、渋滞が頻発するようになり、沖縄県の要望を踏まえて2011年度は、休日のみ無料、平日は有料(実験前から5割引)とする方向で見直されることになった。その後、東日本大震災の復興財源確保のために、無料化社会実験は全国で一時凍結されることになる。有料に戻る2011年6月20日からは、高速道路利便増進事業を活用して沖縄特別割引が継続されるものの、ETC時間帯割引は会社実施分の深夜割引(30%)・通勤割引(50%)のみとなり、深夜割引の割引率拡充・平日夜間割引・平日昼間割引・休日特別割引は適用されなくなる。これに対し、沖縄1区選出の衆議院議員・下地幹郎(国民新党幹事長)がさらなる引下げを要望し、7月1日から2012年3月31日まで、激変緩和措置として沖縄特別割引後料金からさらに1割引することになった。激変緩和措置は全車が対象だが、ETC時間帯割引の重複適用はしない。24時間交通量(台) 道路交通センサス2002年度 区間別平日平均交通量(台)沖縄自動車道を通り那覇市と各地を結ぶ路線バスが運行されている。以上の路線の停留所や路線詳細は、施設一覧および沖縄本島のバス路線を参照のこと。空港リムジンバス、カヌチャシャトルバスは那覇空港と本島各地のリゾートホテルとを結ぶという性格上、自動車道内の途中バス停には停車しない。
出典:wikipedia
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