プロジェクト(トロンプロジェクト)は、坂村健による、リアルタイムOS仕様の策定を中心としたコンピュータ・アーキテクチャ構築プロジェクトである。プロジェクトの目指す最終的到着点のグランドイメージとして「どこでもコンピュータ」ことHFDSを掲げている。1984年6月開始。プロジェクトの中心と言える団体は、現在は「トロンフォーラム」(2015年4月1日に フォーラムから名称変更)である。以前は社団法人トロン協会によって運営されていた(2010年1月15日付けで解散)。現在は組込みシステム関連企業などが主として参加している。RTOS等の、完成した仕様については一般に無償で公開されており、仕様の使用についてはライセンスフィーを要求されず、実装・商品化は誰でも自由に行える。仕様書やT-License(現在のバージョンは2.0)で配布しているソースコードの著作権者は同フォーラムあるいは坂村健となっている。は、の頭字語である。組込み分野やパーソナルコンピュータのGUIなど、リアルタイム性が必要な応用を重視していることによる。プロジェクト発足直後にあたる時期の坂村の著書『電脳都市』の映画「トロン」の章の注によれば、よく映画から採ったのか、と聞かれるのだが「そうでもないし、そうでもある、というところで実のところ全く関係ない。でも、このプロジェクトを始める前に映画を見た記憶はある。 は … の略である。」となんとも曖昧なことを書いている。当初は、リアルタイムカーネルのITRONと、より大きなシステム(BTRON、後にCTRONも加わる)、及びハードウェアのアーキテクチャ(チップ)、それらを統合するシステム(MTRON)といったロードマップを示していたが、1987年の "The Objectives of the TRON Project"において、HFDS(Highly Functionally Distributed System、超機能分散システム)として、未来の地球人類社会では、日常生活のあらゆる部分(電球1個、壁パネル1枚)にまでマイコンが入り込み何らかの形で人間と関わりを持つようになると予想し、それらのコンピュータをそれぞれの機器別にバラバラに扱うのではなく、標準によってうまく連携させるのだというヴィジョンが提示され、TRONはその実現に向け準備するプロジェクトだ、と規定された。次のようなプロジェクトがある(あった)。1989年のデザイン。「」(大漢和 5-13536、GT 17106、U+23091「
出典:wikipedia
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