『THE LEGEND OF ZELDA 2 リンクの冒険』(ゼルダのでんせつパート2 リンクのぼうけん、英題:"Zelda II: The Adventure of Link")は、任天堂のファミリーコンピュータ ディスクシステム用ゲームソフト。正式名称はパッケージおよびタイトル画面では表記されており、テレビCMで『ゼルダの伝説パート2 リンクの冒険』と読んでいるが、略称である『リンクの冒険』として紹介されることが多い。日本では1987年1月14日発売。2004年にファミコンミニシリーズの1作品としてゲームボーイアドバンスに移植され、その後バーチャルコンソールでもプレイが可能となっている。同じディスクシステム用ゲームの『ゼルダの伝説』の続編として作られたシリーズ作品だが、見下ろし式ではなく横スクロール式アクションゲームとなっている。ディスクライターでの累計書き換え回数は第4位を記録している。このゲームの目標は大神殿に行き、勇気のトライフォースを開放することである。大神殿には結界が張られており、その結界を解くには、ハイラル各地の6つの神殿にある聖なる石にクリスタルをはめなければならない。結界が解けると、大神殿の内部に入ることができる。前作同様に見下ろし型のフィールド画面を移動しながら進めていくが、特定の地点に入ったり、出現する敵シンボルに接触したりすると戦闘画面となり、『スーパーマリオブラザーズ』などと同じ真横視点の任意スクロールアクションとなる。フィールドには様々な地形が存在し、敵と接触した場所によって地形が戦闘に大きく影響する。町に入った場合も戦闘画面同様のサイドビューによる横スクロール画面となり、町人に話しかけたり扉から家に入ることができる。通常、ステージの端まで到達すると戦闘画面から抜けるが、神殿の場合は戦闘画面から抜けるための入り口・出口が共通で、入り口に帰るまで戦闘画面が続く。Aボタンでジャンプ・Bボタンで攻撃が可能であり、十字キーによる立ち・しゃがみによって上段・下段攻撃の使い分けができる。体力が全回復の状態であれば、前作同様剣からソードビームを発し、ある程度の遠距離攻撃が可能になる。また、攻撃をしていない状態であれば盾で敵の攻撃を自動的に防御する。こちらも、十字キーによる立ち・しゃがみによって防御位置が変化する。ジャンプ中も攻撃が可能で、上昇中にBボタンで上段攻撃、下降中にBボタンで下段攻撃となる。リンクの体力が無くなったり、穴に落下すると残機が1機減り、残機がなくなるとゲームオーバーとなる。リンクにはヒットポイントにあたるLIFE、マジックポイントにあたるMAGIC、剣による攻撃力を表すATTACKの3つのパラメータが存在し、敵を倒したり宝袋を入手すると経験値を入手でき、経験値が溜まると3つのパラメータのうち1つを任意で選んでレベルアップできる。最大レベルは3つともレベル8で、すべてのレベルが最大値に達した状態で経験値が一杯になると、残り人数が一人増える。ゲームを中断して再開した場合、ATTACK、MAGIC、LIFEの各レベルはそれらの一番低いものに統一される。例えばATTACKがレベル6、MAGICがレベル5であっても、LIFEがレベル2なら再プレイしたときのレベルは全てレベル2になる。また、LIFEを上げると防御力が上がり、MAGICを上げると魔法のMP消費量が減少し、LIFEなら体力が、MAGICならマジックポイントが、それぞれ最大値まで回復するが、これらのレベルを上げても体力とマジックポイントの上限が上がるわけではない。これらの上限を増やすには、それぞれ専用のアイテムを入手するしかない。本作に登場する重要なアイテムは、その殆どが所持しているだけで自動的に効果を発揮し、ボタンによって使用可能なアイテムが存在しない。そのかわり、これまでのアイテムに近い存在として幾つかの剣技や魔法が設定されている。これらは街の術士や剣士から教えてもらう事で習得する。魔法の使用にはマジックポイントを消費し、リンクのMAGICのレベルを上げる事によってその消費をある程度抑える事が出来る。剣技はジャンプ突きと下突きの2種類があり、ジャンプ中に上下方向への攻撃が可能になる。これらの剣技は後に『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどで採用され、リンクの空中攻撃バリエーションとして設定されている。2周目以降のプレイでは各能力が引き継がれており剣技と魔法も全て覚えているが、アイテムは持っておらず、体力とマジックポイントは初期値に戻っている。他のシリーズと異なり、上段・下段の攻撃・防御の使い分けによる敵との駆け引きを特徴としており、アクション性が高いことから、その難易度はシリーズ屈指のものとされている。剣術は、ゲーム開始時から使える基本のものと、街の剣士から習得するものがある。魔法はそれぞれの街の魔術師に習えば覚えることができるが、SHIELD以外はある条件を達成しておかないと覚えることができない。またMP消費量はLVによって異なる。SHIELD・JUMP・FAIRY・FIRE・REFLEX(REFLECT)の5つの魔法はマップが切り替わると効果が消えてしまう。SHIELDとJUMPは重ねがけしても効果は重複しない。本作のアイテムは触れても入手する事はできず、剣で突く事により入手する。神殿は守護神を倒してクリスタルを納めるほか、途中にあるアイテムを取らないと攻略したことにならない(両方を達成すると、神殿はマップ上で岩山に変化し、二度と入れなくなる)。敵を6匹倒すごとに、ツボか宝袋のどちらかが出る(ツボの方が出やすい)。弱い敵6匹なら青いツボか50ポイントの宝袋が、強い敵6匹なら赤いツボか200ポイントの宝袋が出る。一部の魔法を習うために入手しなければならないアイテム。入手してもアイテム欄には表示されない。サリアで手に入る鏡やナボールの噴水の水はアイテムのグラフィックはなく、フラグの扱いになる。主人公リンクによって魔王ガノンは倒された。しかしトライフォースを奪還しゼルダ姫を救出しても、ハイラルは荒廃の一途を辿った。ガノンの遺した邪悪な影響力が、神々の地を徐々に蝕んでいた。そして数年後、16歳になったリンクの左手の甲に、突如トライフォースの紋章が現れる。ゼルダ姫の乳母であるインパはその紋章を見ると、リンクを初代ゼルダ姫の元へと案内し、古の王家に起きたという悲劇を語り始めた。その昔、ハイラル王家には「力のトライフォース」「知恵のトライフォース」とは違う、「勇気のトライフォース」が封印されていた。初代王女ゼルダは、それを狙って兄王子に近づいた魔法使いに最後まで抵抗したために命と引き換えの呪いをかけられ、決して覚めぬ眠りに落ちた。過ちに気付いた兄王子は後世に遺す戒めとして、代々の王女をゼルダと名乗らせるよう定めたのである。インパはリンクに対し、「勇気のトライフォース」があれば初代ゼルダを目覚めさせることができ、左手の紋章はトライフォースを継承できる証であると教えた。そしてリンクは、インパから渡された古文書を読み、「勇気のトライフォース」は「死の谷」の大神殿にあること、そこへ入るには6つの神殿にある神像にクリスタルをはめ込んで結界を解かなければならないことを知った。魔物たちが魔王ガノンを復活させる儀式に必要である「ガノンを倒した者の血」を手に入れようと躍起になる中、リンクは「勇気のトライフォース」を求め、インパから渡された6つのクリスタルを手にして、再び旅に出ることを決意する。それぞれの設定は当時出た攻略本に基づく。※ギルボック以降は東の大陸に出現する。 ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計36点(満40点)でプラチナ殿堂入りを獲得、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.84点(満25点)となっている。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では「ゲーム自体のスタイルは、前作とガラリと変わってしまったのだが、サウンド、グラフィック、どれをとっても前作を上まわる仕上がりである」「神殿の内部には冒険に必要不可欠なアイテムが隠されていたり、数々のトラップありと、内容は盛りだくさん。プレイヤーを飽きさせない」と紹介されている。
出典:wikipedia
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