『マリオブラザーズ』は、1983年に発売された任天堂のアクションゲーム。マリオシリーズで初めてマリオの名がタイトルに冠され、マリオという名として主人公が活躍するゲームとしては、マリオシリーズ第1作目にあたる。1983年3月14日にゲーム&ウオッチ版が発売、同年7月14日にアーケードゲーム版が稼動されているが、両作品はゲーム内容が全く異なっている。通常『マリオブラザーズ』というと、アーケード版とその移植作を指し、本記事でも特にことわりのない限りこれに準拠して記述する。ゲーム&ウオッチ版については、本記事#ゲーム&ウオッチ版の項を参照のこと。『ドンキーコング』などで活躍したマリオとその双子の弟のルイージが下水道から流出したカメ、カニ、ハエなどを駆除していく固定画面アクションゲーム。『ドンキーコング』で大工と設定されていたマリオの職業が(ゲーム&ウオッチ版『マリオブラザーズ』の工場作業員を経て)配管工と呼ばれるようになった。ルイージが初登場するが、本作ではまだマリオとの違いは服装の色のみである。ファミリーコンピュータを始めとした数々の家庭用ゲーム機に移植されている。本作のマリオとルイージやシェルクリーパー(カメ)、ファイアボールらのキャラクター、そしてコインや土管のモチーフなどはファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』へと受け継がれた。本作とは違い『スーパーマリオブラザーズ』は横スクロール型アクションゲームとなったが床の下から突き上げることで気絶させる、気絶した敵キャラクターを蹴るなどの要素は形を変えて存在している。これらの点から、本作は『スーパーマリオブラザーズ』の土台となったゲームの一つということがわかる。土管から出現する敵キャラクターを床の下から突き上げて気絶させ、蹴り落として退治する。複数の敵をまとめて蹴り落とすと、敵の数に応じて得点に倍率がかかる。敵を一匹倒すごとにコインが1枚出現し、下から突き上げる、もしくは触れることで回収でき、得点が入る。ステージの敵を全て倒すと面(フェイズ)クリア。フェイズが進むほど難易度は上昇して行く。数フェイズごとにボーナスステージ(TEST YOUR SKILL)があり、フィールド内に配置されたコインを集めるステージとなる。ゲームスタート時と次ラウンドより新敵キャラクター登場前には、敵キャラクターの名前と倒し方が画面で説明される。エンディングはなく、ゲームオーバーになるまでひたすらゲームが続いていくループゲーム。PHASE 23以降のPHASEは98までカウントされ、その次の面以降は98で固定されるが、ゲーム内容はPHASE 16~22の繰り返しとなる。ステージの1段目中央にあるブロック。「パワー床」とも呼ばれる。下から突き上げることでステージの床全体を突き上げたのと同じ効果を及ぼす。使うごとにパワー床は薄くなってゆき、3回目で消滅する。パワー床は接地しているプレイヤー及び敵キャラクター、そしてファイアーボールに対して効果が及ぶため、非常に強力な攻撃手段となりうる。なおこの方法で消した火の玉は得点されない。アーケード版をはじめとするつららのあるバージョンでは完成したつららはすべて落ち、未完成のつららは破壊される。パワー床の使用可能回数は2度目以降の "TEST YOUR SKILL !!" フェイズで全回復する。本作登場時、「1人100円、2人でも100円」というキャッチフレーズが書かれたポップ広告の通り1コインで2人同時プレイも楽しめた。敵キャラクターだけでなくプレイヤーキャラクター同士にも衝突判定が設定されており、それがゲーム上でも大きな意味を持つ。インストラクションカードには「協力するか、それとも裏切るか」と書かれており、異なる遊び方をさりげなく提示している。などがある。"この節の参考文献『裏ワザ大全集 マリオブラザーズ』(二見書房)より"ゲーム開始時に流れる音楽はモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの第1楽章冒頭部分である。アーケード版とファミコン版ではややサウンドが異なりリメイク作品はファミコン版を基に作られているため、サウンドもファミコン準拠である。1983年3月14日に任天堂から発売。型式MW-56、定価6,000円。『マリオブラザーズ』のタイトルで最も早く発売されたバージョンであり、後のアーケード版とタイトルは同じだが、アーケード版は本作から移植されたものではなく、ゲーム内容は全く異なっている。ポッカ(現・ポッカサッポロフード&ビバレッジ)の販促用景品としても配布されていた。左右2画面のマルチスクリーン機用ゲーム。瓶詰め工場を舞台に、兄弟はベルトコンベア上を流れてくる荷物を運ぶ仕事をしており、中央に表示されたベルトコンベアを挟んで、マリオは右画面、ルイージは左画面にいる。プレイヤーは一人で同時に、右手でマリオ、左手でルイージを上下操作して、流れてくる荷物を落とさないように、より高い位置にあるベルトコンベアにタイミングよく乗せかえて行く。最上段まで荷物を運んでトラックに積み、積載量一杯になるとトラックが発車してボーナス得点が与えられる。荷物を落としてミスすると上司に叱られるなど、さまざまな演出も見られる。本作がマリオの弟・ルイージの初登場作品となり、本体パネルに描かれたイメージイラストでは、マリオが赤い帽子とつなぎに青のシャツ、ルイージが緑の帽子とつなぎに赤のシャツとなっており、この時点でマリオは「赤」、ルイージは「緑」というイメージで描き分けられていた(ただし、実際のゲーム上ではモノクロ液晶のため二人とも全身真っ黒)。なお、上述のアーケード版ではマリオが青い帽子とつなぎに赤のシャツ、ルイージが緑の帽子とつなぎに茶色(コピー基板では黒のことが多い)のシャツ(ファミコン版ではルイージの配色は緑のシャツに白のツナギ・帽子)へと変化している。また、アーケード版ではマリオのイメージカラーは「青」であり、タイトルロゴから筐体の配色にまで反映されている。
出典:wikipedia
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