ビー玉(ビーだま)は、玩具の一種。ガラス製の球で、主に遊戯用・観賞用に用いる。通常のサイズは1.5センチメートル - 5センチメートル程度。単色のものや、中に模様の入ったもの、大きい玉、小さい玉といろいろな種類がある。無色透明のものもある。ビー玉の呼び方は地方によって様々で、標準語ではおおむね「ビー玉」「ラムネ玉」が主流だが、近畿地方の一部では「ビーダン」と呼んだり、山陽地方や瀬戸内海島嶼では「マーブル」「マーブロ」も聞かれる。その語源は英語のmarbleと思われ、かつてこの地方がカリフォルニアやハワイへの移民の故郷であったことと関連があるかもしれない。他にも、昭和30年代の広島県三原市では、市内中央部の東町では「ビー玉」と呼ばれていたが、隣接する糸崎町以東では(ルールは同じであったが)「ビーごろ」と呼ばれていた。さらに東隣の尾道市では「ラッコー」「ラッター」と呼ばれていた。また、玉の大きさによって呼び方を区別する者もおり、大きいビー玉を「親玉(がんだま、おやだま)」「でかだん」、小さい玉を「ツブ玉」「ちびだん」等と呼ぶこともある。ビー玉の語源としては諸説が存在する。ビー玉遊びには地方によって様々なルールがあるが、その基本ルールは、ビー玉の所有権のやりとりである。多くの場合、自分のビー玉を弾いて相手のビー玉にぶつけて遊ぶが、ぶつけることによって玉の所有権の移動が発生し、ぶつけられた玉はぶつけた者の所有となる。つまり、Aが自身の所有する玉aを、Bの所有する玉bにぶつけた場合、ぶつけられた玉bの所有権は、BからAに移動する。玉を取られた方は、新たな玉を出して再戦に臨む。これを繰り返して、時にBが勝ち、時にAが勝って、玉のやりとりが行われる。このやりとりにさらに数人が加わることも可能で、4~5人で遊ぶ場合も多い。また、単にぶつけることだけを目的とし、所有権の移動が発生しない取り決めのもとに遊ぶ場合もある。この弾き方は、おはじきの弾き方と同様である。打撃型では、身体の中でも硬い部位である爪を用いる。硬い部分を用いることで、力の伝達がし易く、ビー玉のコントロールがし易い。基本的に打撃する部位である指の爪部を他の指の掌側で押さえ、打撃する指の伸ばす力をためる。ある一定以上の力がたまると、打撃する指が押さえから解き放たれて伸展する。この伸展する際の軌道上にビー玉があるとビー玉は弾かれる。1.と2.の方法の他に、1.の亜型として、「押さえる部位」は同側の手の親指というのは同じだが、「打撃部位」が中指・薬指・小指などの他の指を用いる方法もある。これは、打撃の力を調整するために用いる。また、同様の趣旨で、1.のもう1つの亜型として、反対側の手の一部で「打撃部位」を押さえる方法もある。これは、ビー玉に特徴的な弾き方であるが、全国的に普及している方法かどうかは定かではない。圧出型では、同側の親指と人差し指の各々掌側でビー玉をはさみ、圧力をかけて弾きだす方法である。基本的に、人差し指の爪を下側に、親指の爪を上側にするとコントロールし易い。そのため、前腕の屈側が上になり、打撃型で、前腕の屈側が下になるのとは対照的である。圧出型では、ビー玉を弾く前にビー玉を摘み上げるため、そのビー玉があった位置を指定する必要がある。ビー玉があった場所に圧出する手と同側の小指を置くことで場所を指定し、そこを支点としてピボットのように動かして圧出する方向を決める。また、ビー玉に回転をつけることができるため、カーブやバックスピンなどの多様な球種を用いることができ、さらに、上空に圧出することで立体的な攻撃をすることも可能になる。近畿地方の一部地域では、「ビーダン」はビー玉そのものを指す呼称であると同時に、ビー玉を使った屋外遊戯の総称でもあった。厳格なルールのもと数段の手順を踏み、最終的にはビー玉のやりとりを目的とした。以下にそのルールを説明する。(このルールはかつて近畿地方の一部で遊ばれていたルールであり、あくまで参考資料として記述する。地方・時代により、この遊びそのものの名称・ルール細目・使用される用語等には小異がある)
出典:wikipedia
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