大隅 典子(おおすみ のりこ)は、日本の神経科学者(神経発生学・発生発達神経科学)。学位は歯学博士(東京医科歯科大学・1989年)。東北大学大学院医学系研究科教授、日本学術会議第二部会員、特定非営利活動法人日本分子生物学会第18期(2013-2014)理事長。東北大学総長特別補佐(男女共同参画担当)、東北大学ディスティングイッシュトプロフェッサーなどを歴任した。神奈川県出身。東京医科歯科大学の歯学部にて学び、1985年に卒業した。その後、同大学の大学院の歯学研究科に進学し、1989年に修了した。大学院修了後は、母校である東京医科歯科大学にて、歯学部の助手として着任する。1996年、国立精神・神経センターに転じ、神経研究所の室長に就任した。1998年、東北大学に転じ、大学院の医学系研究科にて教授に就任した。なお、2006年には、東北大学の総長特別補佐(男女共同参画担当)に就任した。また、2008年から2010年にかけて、東北大学のディスティングイッシュトプロフェッサーを務めた。大学以外の公職としては、日本学術会議の会員に任命され、第二部に所属した。そのほか、日本分子生物学会では理事長を務めた。専門は神経生物学(神経発生学・発生発達神経科学)。脳の発生・発達の観点から人間の心のなりたちを理解しようとする研究を展開し、特に精神疾患にまつわる問題への関心が高い。科学技術振興機構CRESTプロジェクト「ニューロン新生の分子基盤と精神疾患への影響の解明」(2004-2011年)ではチームリーダーを務め、グローバルCOEプロジェクト「脳神経科学を社会へ還流する教育研究拠点」(2007-2012年)では拠点リーダーを務めた。鯨類学者の大隅清治は父であり、電子顕微鏡学者の大隅正子は母である。なお、生物学者の大隅良典との間には縁戚関係はないが、氏名が似ていることから、親子や夫婦だと誤解されることもしばしばであるという。
出典:wikipedia
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