南大東村(みなみだいとうそん)は、沖縄本島の約400km東方(宮崎県の真南)に位置する南大東島を行政区画とする沖縄県の村。島尻郡に属する。開村以来サトウキビの生産が村の中心的産業である。近年航空機の大型化などで観光客が容易に訪れることが可能になり、豊かな自然を生かした観光地としても注目されてきている。"南大東島#地理を参照。"※村制施行以前の歴史については南大東島#歴史を参照。"サトウキビ栽培を目的として開拓されたため、今日まで島の基幹産業はサトウキビ栽培である。1984年(昭和59年)までは、サトウキビ輸送のための専用鉄道も存在した。"※詳細は、沖縄県の鉄道#玉置商会 - 東洋製糖 - 大日本製糖 - 大東糖業を参照。"農家一戸あたりの平均耕地面積は約8haと比較的大規模である。また、この大規模なサトウキビ農業に支えられていることもあって村民の平均所得は隣の北大東村と並んで県内では上位に位置している。漁港が整備されるまでは漁業はほとんど行われていなかったが、近年の漁港の整備と航空機材の大型化で販路が開拓されたため、マグロやカジキ等の漁業の拠点として注目されつつある。宿泊施設は小規模なホテルと民宿が計3軒あり、空港や港への送迎のほか、レンタカー(自動車・バイク・自転車)の営業も行っている。このほか、西港を見下ろす高台にバンガローを備えたキャンプ場もある。人口の割に居酒屋や娯楽施設が多く、ビリヤード場やカラオケボックスなどもある。15歳から18歳の人口が極端に少ないのは村内に高等学校が存在しないため。村内に、南大東村立南大東小中学校、南大東村立南大東幼稚園、南大東村立保育園がある。なお、高等学校は所在しない。記述の内容は2012年7月現在。沖縄本島(那覇)と南大東を直航する便および、北大東・南大東を経由する三角状の経路の便がそれぞれ毎日運航されており、後者は曜日によって経由順が変わる(金 - 月曜日が北大東先航、火 - 木曜日が南大東先航)。なお、経由便についても経由便も直行便と同じ運賃となる特例がある(一部運賃を除く)。いずれの便も、琉球エアーコミューター (RAC) が、デ・ハビランド・カナダ製のDHC-8(Q100 (DH1) は搭乗客数39人、Q300 (DH3) は搭乗客数50人)を用いて運航している。かつては、いずれの便もJALマイレージバンクのマイル積算対象外となっていたが、2012年7月18日搭乗分よりマイル積算の対象となった。。なお、経由便についても積算マイルは直行便と同じである。村内にバス・タクシー等の公共交通機関はないが、宿泊施設が有償輸送を行っている。このほか、レンタカー業(自動車・バイク・自転車)が営まれている。かつては「島外の人間がいると職務質問された」とまで言われるほどで滅多に観光客が訪れることがなかったが、1997年(平成9年)に南大東空港が拡張・移転したことにより大型のプロペラ機が就航したため、観光地としても注目されはじめている。全島サトウキビ畑の島だが、製糖期(12月-3月)を除き島内で南大東島産の砂糖を入手出来ない。1975年(昭和50年)にNHK沖縄放送局により放送試験局として開設され放送が開始され(コールサインはJO7D-TV)、航空便で発送されたNHK沖縄(制作部)の編集によるカセットテープ数本を、島民が数名交代で再生する形で、夕方4時間ほど放送された。1984年5月、衛星放送の実験放送が開始されたことから、ようやく他地域との同時放送が実現した(当時はNHKBS1のみの放送だったが、内容は総合テレビと同じだった)。また、この日から全国の天気予報では南大東島の予報が表示されるようになった。しかしテレビ放送がNHKのBSのみ、更にケーブルテレビも未整備であることから、沖縄県内のローカルニュースや民放の番組が放送されないため、沖縄本島でビデオ録画された番組をレンタルビデオとして貸し出す店もあったという。1998年、東京都が小笠原諸島向けに送信・利用されている通信衛星を利用した放送が開始された。これにより、民放を含む地上波各局を視聴できるようになったが、もともと東京都内向けに利用されている電波であることから、沖縄の県域放送ではなく東京(関東広域圏)のものが放送されていた(ただし、沖縄県内に系列局がない日本テレビとテレビ東京は放送されない)。なお、沖縄県内の情報は電話回線(衛星回線)により電送され、随時字幕で表示される。沖縄県では2006年から開始されている地上デジタル放送では、沖縄本島から海底ケーブルが敷設されNHK、沖縄民放3局ともに、2011年7月初旬に試験放送開始、アナログ放送完全終了2日前の2011年7月22日に開局した。これまでの間、北大東村と共に全域が地デジ難視対策衛星放送の対象地域になっていた。(出力3W。南大東島全域と北大東島の一部地域をカバーしているほか、北大東局への伝送もしている)親局が中波を用いる放送局 (AM) は、昼間は沖縄本島の親局から受信可能であるものの、夜間は同局が電離層により日本国外の放送と混信するため受信が困難(かわりに他県の放送は電離層により受信が可能)だったが、2007年4月1日にNHKラジオ第1放送と、民放の琉球放送とラジオ沖縄の中継局がFM波によって開局し、昼夜問わず良好な受信が可能となった。親局が超短波を用いる放送局 (FM) は終日受信不可。かつてのアナログテレビ放送と同様に技術的な面からNHK-FM放送・FM沖縄も含め、今のところ設置の予定はないが、NHK-FM放送については2011年9月からパソコン向け、10月からスマートフォン向けにインターネットによる同時配信で聴取が可能となっている。なお、衛星放送(BS・CS)によるラジオ放送や短波放送(ラジオNIKKEI)・NHK国際放送(NHKワールド・ラジオ日本)は終日受信可能。(出力はいずれも100Wと高く、周辺海域でも受信は可能)携帯電話はNTTドコモのmova、FOMA(FOMAプラスエリア対応機種)のみ通話可能だったが、auも通話可能になった。公衆電話は少なく、空港やAコープなど数箇所しか設置されていない。
出典:wikipedia
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