ビー・アンド・ビー( B and B、B&B )とは、カクテルの一種。カクテル名のB&Bは、このカクテルに使用される酒、ブランデー( Brandy )とベネディクティン(ベネディクティーヌ)( Benedictine )の頭文字を取ったものであるなお、ブランデーにコニャック( Cognac )を選択した場合、日本ではB&Bのことを、B&Cと呼ぶ者もいるしかし、この呼び方は国際的には通用しない、日本だけで使用されることもある呼称なのだ「使用されることもある」という言い方となっているのは、B&Cという呼称が、その日本ですら通用しない場合まであるからである。つまり、B&Cというのは正式名称ではないということだコニャックは特定の地域で生産されるブランデーなのでたとえコニャックを使用した場合でも、B&Bと呼ぶのが一般的である以上を等量ずつ用いるのが標準的なレシピであるが、その分量については、使用するグラス(作り方)によって異なる。プース・カフェ・スタイルの1種であるフロートで作るのが一般的であったが、わざわざフロートさせずに、混合してしまう場合もある。さらに、オン・ザ・ロックにしてしまう場合もある。(それぞれの作り方については、「作り方の違い」の節を参照のこと。)上記にある通り、ブランデーとベネディクティンの比率は、1:1が基本だが、飲む人の好みによって、その比率が変更されることもある。なお、主に糖類が含有されているのがベネディクティンであるため、ブランデーの分量を増やすと辛口となる。B&Bには、大きく分けて2種類の作り方が存在する。カクテル完成時に、2層に分離しているタイプと、分離していない完全に混合されたタイプである。ベネディクティンに、ブランデーを浮かせて作るスタイルでの作り方である。これは、ベネディクティンの方が、ブランデーよりも比重が大きいことを利用して作る。つまり、完成時に2層に分離しているわけである。これをフロートと呼ぶ。なお、プース・カフェ・スタイルの2層だけのタイプとして、プース・カフェに分類されることもある。この作り方の場合、リキュールの上にブランデーを浮かせるので、リキュールベースのカクテルとされることもある。ちなみに、氷は使用しないため、この作り方では、ほぼ室温でカクテルが完成する。リキュール・グラス(容量30ml程度)にベネディクティンを注ぐ。そこにブランデーをフロートさせれば完成である。ブランデーとベネディクティンを、混合してしまうスタイルの作り方である。こちらの作り方は、さらに3つのタイプに細分化される。なお、いずれの場合も、ミックスタイプのB&B、ミクスドタイプのB&Bなどと呼ばれることもある。ベネディクティンの方が、ブランデーよりも比重が大きいことを利用して作る。ちなみに、氷は使用しないため、この作り方では、ほぼ室温でカクテルが完成する。ブランデーにリキュールを注ぐので、この作り方の場合、ブランデーベースのカクテルとされることもある。リキュール・グラス(容量30ml程度)にブランデーを注ぐ。そこにベネディクティンを注げば、ベネディクティンの方が重いために、自然にブランデーと混ざり合って、自動的に完成する。グラスは、ブランデー・グラス(容量240〜300ml程度)を使用する場合もある。この時、リキュール・グラスを使用する場合と比べて、多少、酒の分量は多くなる。具体的には、ブランデー・グラスを使用してブランデーを楽しむ時の分量と同等と考えて良い。ブランデーとベネディクティンを、予め混合してしまう作り方である。比重の差を利用して混合する作り方(「比重差を利用」の節を参照)よりも、積極的に混合を行う作り方であり、混合と同時に冷却も行う点が、最大の違いである。なお、この場合、どちらの酒がベースであるとは言えない。ミキシング・グラス(当然ながら、ここに氷が入っている)に、ブランデーとベネディクティンを注ぎ、ステアして混合しながら冷却する。したがって、この作り方の場合は、ショートドリンクとなる。あとは適切なグラスに注げば完成である。参考までに、カクテル・グラス(容量75〜90ml程度)を使用する場合もある。この作り方の場合、ブランデー・グラスは使用されない。これは、ブランデー・グラスは飲む人の体温によって、酒の温度を上げるために用いられるグラスだからだ。(わざわざ冷却したものを温めては意味がないし、氷が溶けたことによる水っぽさが目立つだけになってしまうので、台無しとなる。)その点、カクテル・グラスならば、通常、グラスも冷やしてあるので、好都合なのである。オン・ザ・ロック(氷入り)の状態で仕上げる作り方である。したがって、冷たいタイプのロングドリンクとなる。この状態の時、単にビー・アンド・ビーではなく、ビー・アンド・ビー・オン・ザ・ロックスと呼ばれることもあるなお、この場合、基本的に、どちらの酒がベースであるとは言えないが、ブランデーを先に注ぐので、ブランデーベースのカクテルだと考えることもある。氷を入れたオールド・ファッションド・グラス(容量180ml程度)に、まずブランデーを注ぎ、次いでベネディクティンを注いでから、ステアすれば完成である。比重差を利用した場合(「比重差を利用」の節を参照)と同様に、ここでも先にブランデーをグラスに注ぐのは、ベネディクティンの方がブランデーよりも重いために、混ざりやすいから。
出典:wikipedia
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