二俣川駅(ふたまたがわえき)は、神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目にある相模鉄道の駅である。駅番号はSO10。電報略号はフタ。2015年5月31日ダイヤ改正現在では相鉄の全ての定期列車が通る駅でもある。二俣川管区として、当駅 - 希望ヶ丘駅間を管理している。島式ホーム2面4線を持つ地上駅で橋上駅舎を有している。ホームは1989年5月までは島式2面3線であったが、増発のために改良工事を行い中央に1線を増設して2面4線に改修された。他に東側(横浜駅方向)には引き上げ線を2本持ち、当駅折り返しの各駅停車や回送列車が使用している。本線のダイヤ上の中心駅の一つであり、いずみ野線へ向かう列車との接続が行われる。分岐駅であり誤乗防止の発車標が充実しているほか、列車発車時の合図は大和・海老名方面行がブザー、いずみ野線方面行はベルと使い分けられている。また、駅員がホームに終日待機し乗換放送やホームの監視を行っている。ホームの監視を行う理由の一つには、乗降客が多いにもかかわらず、前述の改良工事で列車の車掌からの見通しが悪くなってしまったことが挙げられる。改修以前の2面3線時代は、横浜駅からの急行が本線海老名方面、各駅停車の半数が当駅止、半数がいずみ野線へ直通するという運用で、1番線を本線海老名方面行き列車(急行・各駅停車)、2番線(3番線と線路を共用)をいずみ野線直通列車(各駅停車、1番線からも発車)と当駅止の列車、3番線(2番線と線路を共用)をいずみ野線からおよび当駅始発の横浜行上り列車(各駅停車、4番線からも発車)、4番線を本線海老名方面(急行・各駅停車)からの横浜行上り列車がそれぞれ使用していた。1番線では両方面の電車が発着するため、いずみ野行が到着する際に誤乗防止のためのチャイムを鳴動させていた。橋上駅舎化は1962年からであるが、前述の改良工事に合わせ新たに作り直されており、2代目である。この駅舎は南北方向の自由通路を兼ねている。橋上駅舎であるものの、南側は台地の淵にあたるために、南口からコンコースへは逆に階段を下る格好になっている。バリアフリーとしてはコンコースと各ホームを連絡するエレベーターとエスカレーターを設置している他、改札内外に多目的トイレを備える。なお、南口駅前広場(バスローターリー)からコンコースへの移動は旧グリーングリーン内にあるエレベーターが深夜や早朝の時間帯を除いてかつて利用できたが、同施設の完全閉鎖に伴い廃止された。2008年夏、ホームの天井部にドライミスト装置を設置してホームを気化熱により冷やす取り組みを行った。2009年夏以降も夏期に同一の施策が行われている。各ホームには冷暖房付きの待合室が整備されている。2009年7月16日から8月13日までの間、地元で行われたイベントに対応して向谷実作曲のジャズ風の接近メロディが使用されていた。2010年以降も毎年7月上旬から8月中旬まで使用されている(2011年度を除く)。北口、南口とも駅ビルが設けられていたが、現在は北口のみである(南口は再開発中)。また、施設管理は相鉄ビルマネジメントが行っている。北口の駅ビルは「二俣川ライフ」と称しており、公共施設と商業施設およびバスターミナルを包含した複合施設となっている。南口には商業施設などが入る駅ビルの「二俣川グリーングリーン」があったが、南口エリアの再開発事業により2014年9月30日に営業を終了している(「#南口エリアの再開発」も参照)。2014年度の1日平均乗降人員は77,432人である。近年の1日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。駅は帷子川の支流、二俣川が流れる谷に位置しており周囲を丘陵地帯に囲まれている。川はホーム付近では暗渠構造とされている。この丘陵地は1950年以降に開発が進んだニュータウンとなっており、駅南側の万騎が原地区は地元の相鉄系が取得・開発したものの、北側の中沢地区は東京急行電鉄系が大規模な開発を行ったという経緯がある。南側の丘陵地には駅から真っすぐ続く道があり、これはこども自然公園(通称:大池公園)へと続いている。規模はそこそこ大きく周辺の学校が遠足に来ることもある他、ホタルが生息する場所もあり市民の憩いの場となっている。駅のすぐ北側には神奈川県道40号横浜厚木線(厚木街道)があるほか、保土ヶ谷バイパスの本村インターチェンジが近く駅周辺は交通量が多い。また、自動車交通に関わるものとしては神奈川県運転免許試験場の最寄り駅であるということも挙げられる。区役所こそ隣駅の鶴ヶ峰駅が最寄であるものの、横浜市旭区内でもっとも栄えている地域であり、ドン・キホーテや西友など複数の大規模小売店がある他、銀行の支店も多い。なお、二俣川・鶴ヶ峰駅周辺地区は、横浜市における主要な生活拠点(旧:副都心)に指定されている。 南口エリアの再開発本格化に向けて、2013年1月に「二俣川駅南口地区市街地再開発組合」が設立された。当初は相鉄線のJR相互直通運転開始(当時の計画)に合わせて2015年4月までに南口エリアの再開発を完了させる予定であったが、着工時期の延期などにより現在では建築工事期間として2014年4月〜2018年3月までを予定している。本事業に伴い、再開発の対象となる駅ビル「二俣川グリーングリーン」は2014年9月30日に営業を終了した。計画では同ビルなどを解体した跡地に、29階建て(高さ約99m)の住宅棟と11階建て(高さ約50m、当初計画では15階建て)の業務棟からなる高層2棟を建設し、さらに業務棟側は6〜11階の高層部を業務棟とするが、業務棟の低層部やその周囲、地下(建物の階数では2〜5階にあたる、なお南口駅前広場の地上レベルは3階となる)に商業施設・公共施設などが入る商業棟を設けて複合施設としている。2014年12月には建設費の高騰などによる規模の縮小が報道されているが、当初は建物内に設置予定だった駐車場を別棟にするなどして建設費を抑え、延床面積も当初計画の約113,300 m² から約98,360 m² に縮小となるものの、住宅棟の階数および住戸数や業務棟の基本機能などは維持される見通しである。大成建設の施工により2015年3月の着工および2018年3月の竣工を目指している。また、当駅の駅舎についても相鉄グループが進めている「デザインブランドアッププロジェクト」に基づき、グレーを基調色にレンガ調のデザインを施すなどして大幅にリニューアルする予定で、さらに駅舎の上部に2階建ての商業施設を整備し、前述の業務棟側の低層部に配置する商業棟や北口と接続することで、駅舎上部を通って南口と北口の往来を可能にする計画も出ている。この他に、駅前(交通)広場なども整備する方針で、当駅南口付近を通る計画の都市計画道路「鴨居上飯田線」(地下トンネル構造)についても、横浜市では当再開発事業との一帯整備を視野に入れている。二俣川ライフ1階に設置されている。バス乗り場入口への以前の移動方法は同ビル2階から繋がる階段のみであったが、2015年3月28日に厚木街道沿いの歩道から乗り場への横断歩道ができ、また同ビルのエレベータを使用すれば駅構内から乗り場までバリアフリーで移動できるようになった。この他、羽田空港行高速バスの案内設備として、駅改札内の自動精算機前に発車時刻と運行状況を表示する電光掲示板が設置されている。相鉄バス(※羽田空港行高速バスのみ京浜急行バスも併用)により以下の路線が運行されている(路線の詳細は「相鉄バス#旭営業所担当路線」を参照)。旧グリーングリーン前にあるロータリー上に設置されている。相鉄バスにより以下の路線が運行されている(路線の詳細は「相鉄バス#旭営業所担当路線」を参照)。2016年7月4日より、「隼人中学・高校」バス停が新設されたことに加え、さちが丘陸橋付近の渋滞回避を目的として、朝や夕方など時間帯で経由地が異なる複数系統による運行が開始された。以前は当駅から大塚本町・海老名駅経由本厚木駅行や桜木町駅経由県庁前行といった比較的長距離の路線が運行されていたが、1990年代後期に廃止された。また、2015年12月1日から社会実験により3か月間、緑園都市駅〜緑園地区循環〜緑園都市駅〜二俣川駅南口間の路線バス(二俣川駅南口は2番乗り場を使用)が開設された(それに伴い既存の旭18・19系統上の路線に「こども自然公園入口」バス停が新設)。駅北口側にある。前記北口バスターミナルとは別の位置であり、神奈川県道40号横浜厚木線(厚木街道)上の駅寄り車線上に設置されている。二重交通により以下の路線が運行されている。駅所在地の地名「二俣川」から。なお、二俣川の地名の由来については「二俣川#地名の由来」を参照のこと。神奈川東部方面線の構想により、当駅を起点として西谷駅から新線建設により横浜羽沢駅を介して東日本旅客鉄道(JR東日本)との相互直通運転を行うべく2009年度中から工事着手が予定されており、東京急行電鉄も日吉駅から横浜羽沢駅までの新線建設による相互直通運転を予定している。なお、横浜市営地下鉄グリーンラインの延伸構想においても当駅を通過する計画がある。当駅 - 鶴ヶ峰駅間には、1960年まで二俣下川駅が存在していた。
出典:wikipedia
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