豊明市（とよあけし）は、愛知県名古屋市の東に隣接する市。東洋経済新報社「住みよさランキング2016」では、県内5位、全国39位にランクされている。桶狭間の戦い主戦場の桶狭間古戦場を有し、国道１号・23号等が通過する「道がつなぐ人と歴史のまち」。古くは、鎌倉と京を結ぶ古代東海道（「両村駅」）、鎌倉街道（「沓掛宿」）、旧東海道が市内を通過、現在も、国道１号・23号、伊勢湾岸自動車道（「豊明ＩＣ」）、名古屋鉄道名古屋本線（「前後駅」、「豊明駅」）を擁する東西交通の要衝となっている。ＪＲＡ「中京競馬場」、「藤田保健衛生大学病院」（愛知県指定・基幹災害医療センター）が位置する地としても有名。1972年（昭和47年）8月1日、愛知県豊明町から市制施行し、県下30番目の市として誕生。地形は台地と低地で形成されており、一帯の土地は北部の標高72ｍの二村山を最高に南に向かって緩やかに傾斜し、市平野部を形成している。1560年、織田信長が少数の軍で今川義元に勝利し、織田による天下統一の大きなきっかけとなった、桶狭間の戦いの戦地・桶狭間古戦場を有する。愛知豊明花き地方卸売市場（1996年開場）はアジア最大の鉢物取引量を誇り、豊明市商工会がキャッチフレーズ「花の街とよあけ」を掲げ推進している。境川以外の市内を流れる川は全て市内の池を水源とし、最終的に境川に流入する。人口密度は愛知県下31市中9番目に高い。市名になっている豊明の地名は明治時代に前後町付近にあった豊倉屋という建物と元号の明治から採られた。豊明町誌によれば、宮中の年中行事の豊明節会から嘉字である「豊」と「明」の2文字を採って付けられたとなっている。市西部の前後町の「前後」（ぜんご）という地名は、名古屋鉄道名古屋本線の駅名にも採用されているが、非常に珍しい。豊明市生涯学習課によると地名の由来は、「江戸時代はじめ、親村の間米（まごめ）から見て南に位置したので前郷（前：南の意味）とよばれた。やがてぜんごうと呼び方がかわり、江戸時代末には前後と記された。また明治時代には現代のようにぜんごと呼ぶのが一般的になった。」とされている。2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた。市の中心となる駅：前後駅この他、東郷町巡回バス「じゅんかい君」が市内の薮田バス停を経由している。伊勢湾岸自動車道豊明市は、名古屋ナンバー（愛知運輸支局）が割り当てられている。市内に公立の病院はないが、藤田保健衛生大学病院が基幹災害医療センター（救命救急センターの指定を受けているものから選定し、平常時からの研修・訓練等を通じて県下全域の災害医療体制の機能強化の役割を担う。）として愛知県から指定され、市内における拠点の総合病院となっている。沓掛町二村台大久伝町新田町間米町三崎町前後町阿野町新栄町栄町

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