『服部半蔵 影の軍団』(はっとりはんぞう かげのぐんだん)は、日本のテレビ時代劇。主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ放送・東映。『影の軍団シリーズ』の第1作である。FNSにて1980年4月1日 - 9月27日の毎週火曜日22時から22時54分に全27話が放送された。『服部半蔵 影の軍団』を皮切りに、1981年の『影の軍団II』(全26話)、1982年の『影の軍団III』(全26話)、1985年の『影の軍団IV』(全27話)、1985年の『影の軍団 幕末編』(全13話)とシリーズ化されたテレビ時代劇である。千葉真一を主演に迎えた全シリーズは、千葉と彼が率いるジャパンアクションクラブ ("JAC" ) の躍動感あふれるダイナミックなアクションと質の高いドラマ構成により、社会現象を巻き起こすほどの熱狂的な人気を誇った。作品ごとに時代・舞台設定や登場人物は異なるが、千葉演じる伊賀忍者の頭領(おかしら)率いる影の軍団が御庭番の甲賀組や様々な敵と戦い、権力にへつらわない影の軍団というモチーフは共通している。忍者を演じる必要上、"JAC" の俳優が多く配役された。千葉と同様に樹木希林はシリーズ通して登場し、一貫してお人好しの下ネタ好きで、千葉扮する主人公に片思いという役どころとなっている。1987年には大阪府中座で『千葉真一奮闘公演・影の軍団』として演劇化、2003年には千葉が初代服部半蔵を演じた映画『新 影の軍団シリーズ』も封切り公開され、『服部半蔵 影の軍団』、『影の軍団II』のDVDボックスも販売された。衛星放送などで繰り返し再放送されており、2010年10月から時代劇専門チャンネルでシリーズ全作が再放送された。国内ではプロゴルファー・尾崎将司、海外ではクエンティン・タランティーノ、アメリカの新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの孫娘でパトリシア・ハーストの妹であるビクトリア・ハーストが熱狂的なファンでいる。ハーストは『影の軍団IV』、『影の軍団 幕末編』に出演。タランティーノは2003年の映画『キル・ビル』に半蔵役の千葉真一とがま八役の大葉健二をキャスティングしている。時は慶安4年(西暦1651年)、三代将軍徳川家光が死去。嫡子の徳川家綱が四代将軍となるものの、いまだ11歳でとても政務に携われなかった。会津藩主で家光の異母弟である保科正之が補佐役に任じられる。一方、幕閣の重鎮たち、特に大老の酒井雅楽頭忠清は、何とかして保科を追い落して自らの手に政治の実権を握ろうと画策し始め、ここに保科との暗闘が勃発する。そんな折、老中堀田正盛が暗殺され、その首が半蔵門に掲げられるという事件が起こり、御庭番衆の頭領水口鬼三太は、先頃不行跡を理由に改易された伊賀者二代目服部半蔵の息子である三代目服部半蔵の仕業と断定する。その頃、三代目服部半蔵はいつか服部家を再興することを夢見つつも、江戸神田界隈で湯屋の主人として平和な毎日を送っていたが、濡れ衣を着せられた挙句、配下の伊賀者たちが襲われて殺されるのを目の当たりにし、自ら冤罪を晴らすべく立ち上がり、見事これを成功させる。そして、公儀隠密たる甲賀者との抗争のかたわら、保科と手を組み、時に保科と対立しながらも、この世の悪を倒してゆくことになる。主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ放送・東映。『#影の軍団シリーズ』の第2作である。FNSにて1981年10月6日 - 1982年3月30日の毎週火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。時は九代将軍徳川家重の時代。家重は言葉が不自由であり、その言動を理解できるのが側用人大岡忠光のみだったため、自然と忠光が権力を握る構図になっていた。そのため、幕閣の重鎮たちは家重を引退させ、かわりに弟の徳川吉晴を立てようと画策していた。その頃、服部半蔵の末裔・柘植新八と伊賀衆は八王子の山奥でひっそりと暮していた。新八の父は公儀隠密の長として幕府に仕えていたが、十年前に解任された。父は新八や伊賀衆を引き連れ、世の交わりをたち、八王子の山奥に仲間と隠れ住んでいたが、父は既に亡くなっていた。ある日、新八は日課である狩猟をしていたが、知らぬ男から26人の手形とオランダ語で書かれた巻物を託される。これがそれまで平穏に暮していた新八と伊賀衆を、望まない戦いに巻き込まれることとなった。巻物を手にしたことで、身に覚えのない罪をなすりつけられた新八と伊賀衆。新八は影の軍団を結成して、時に平賀源内やはやて小僧の助力を得て、忠光とその配下の26人衆、甲賀流椎名組との果てしなき戦いに挑んでゆく。主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ放送・東映。『#影の軍団シリーズ』の第2作である。FNSにて1982年4月6日 - 9月28日の毎週火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。時は明暦3年。世に言う明暦の大火で江戸城本丸は消失。世間は混乱の渦に巻き込まれた。紀州藩主徳川光貞はこの機に乗じて現将軍徳川家綱に取って代わろうと野望を巡らし始める。一方、その火事に巻き込まれて死んだとされる前将軍家光の正室、本理院孝子は実は生きていた。孝子は光貞の野望に気づきそれを打ち砕かんとしたが、光貞に気づかれて命の危険を感じたため、死を偽装して逃れた。名を千愁尼と改めた孝子は自ら動くことができなくなったため、光貞の野望を打ち砕くよう、伊賀の上忍である多羅尾半蔵を千両で専属に雇おうとする。半蔵はその時々の依頼内容によっては断ることを条件に承諾し、自ら影の軍団を率いて、光貞の野望を打ち砕こうと戦っていく。主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ放送・東映。『#影の軍団シリーズ』の第4作である。FNSにて1985年4月2日 - 10月1日の毎週火曜日22時から22時54分に全27話構成で、第1話と第27話は90分スペシャルで放送された。3年ぶりの本作は当初『影の軍団 完結編』と制作発表された。本作から軍団の忍装束(夜間用)には襟・袖のラインに複数の小さな円の金が連なり、頭領(おかしら)の十五代目服部半蔵には肩・袴・脛にも施されて手甲を加えた装束となっている。これは千葉真一がニューヨークで観たバンドのファッションをヒントにアイデアとして出したもの。実際の忍装束には反しているデザインだが、暗闇での戦闘が多い本シリーズには絵的にいいということで取り入れられた。主題歌 : 「曠野」挿入歌 : 「影」主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ放送・東映。『#影の軍団シリーズ』の第5作である。FNSにて1985年10月7日 - 12月30日の毎週月曜日22時から22時54分に全13話で放送された。前作から登場人物が継続しているシリーズ唯一の作品で、軍団の忍装束(夜間用)は前作を踏襲している。主題歌 : 「曠野」挿入歌 : 「影」上記のほか、90年代初めに長崎放送でも放送されていた。2006年12月8日に『服部半蔵 影の軍団』全27話を完全収録したDVDボックスが発売、同商品のテレビCMでは歴代の服部半蔵を演じた千葉真一のナレーションが新規に録音された。『影の軍団II』は1巻が2008年11月21日、2巻が2009年2月21日にそれぞれ発売された。オンラインDVDレンタルのTSUTAYA DISCASにて、『服部半蔵 影の軍団』が2009年10月9日からレンタル開始された。
出典:wikipedia
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