孫 悟空(そん ごくう)は鳥山明の漫画『ドラゴンボール』およびそれを原作とするアニメ『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超』に登場する架空のキャラクター。本編の主人公。『西遊記』の孫悟空からとった命名である。原作・アニメともに第1話(原作の表記は其之一)から最終話まで登場。アニメ・各種ゲームでの声優は野沢雅子。実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』の俳優はジャスティン・チャットウィンで、吹き替えは山口勝平。身長145㎝、体重40kg(15歳時)→175cm、62kg(成人時)。誕生年は地球歴エイジ737。趣味は強い相手を見つけて闘うこと。食べ物の好き嫌いはなし。好きな乗り物は筋斗雲。この物語の主人公。作中では一時期彼の息子の孫悟飯が主人公を務めたこともあるが、全体を通しての主人公は基本的に悟空である。育ての親である孫悟飯(じっちゃん)、亀仙人、仙猫カリン、地球の神、北の界王など、多くの師に教えを受けており、道着の流派マークも時期に応じて変わっていった。惑星ベジータ生まれの戦闘民族サイヤ人で、サイヤ人としての本名は「カカロット」。地球を商品にするために、「地球の人類を絶滅させる」という命令を施された上で生まれてまもなく宇宙船で単身地球へ送り込まれた。彼を拾い育てた孫悟飯によると、赤ん坊の頃は手がつけられないほど荒々しかったが、崖から落ちて酷く頭をぶつけた後は本編のような邪気のない性格になった。兄であるラディッツによるとこれは「命令」のことを頭に強い衝撃を受けたことで忘れたため。ただし、サイヤ人としての「戦うことが好き」という本能は消えず、強い相手と戦うことを生きがいとしており、少年時代から多くの仲間やライバルとの出会いや戦いを経て、やがて地球の平和を脅かす悪と戦う存在となっていく。その性分ゆえに対戦相手を殺すことに主眼を置いておらず、たとえ悪人であってもとどめを刺すことには反対し、あえて命を救う場合もあった(ピッコロ、ベジータ、魔人ブウなど)。また、アニメ『Z』『GT』においては仲間だけでなく、桃白白やピラフ一味などのかつての宿敵にも懐かしがる一面も持つ。一人称は「オラ」であり、原作では一人称・二人称以外はほぼ標準語だが、アニメでは東北弁に似た訛りで喋る。当初は超サイヤ人に変身すると、性格が荒く好戦的となり、一人称も「オレ」になるなど言葉遣いにも変化があったが、精神と時の部屋での修行により超サイヤ人になった状態でも平常心でいられるようになってからは、変身しても変わらず「オラ」のままである。アニメでは、超サイヤ人3になった時は「オレ」の時もあった。二人称はほとんど「おめえ」だが、「あんた」や敵側に対しては「きさま」、「てめえ」なども使うこともある。育ての親に限らず老年男性のことは「じいちゃん」、「じっちゃん」と呼び、中年男性のことは「おっちゃん」と呼ぶ。「孫」が名字で「悟空」が名前。育ての親である孫悟飯によって付けられた。他の純血サイヤ人からはカカロットと呼ばれている。名前の由来は人参(キャロット)から。また、チチとの間に生まれた長男の名前は、自身を拾って育ててくれた孫悟飯の名前を付けた。キャラクターの原型は、鳥山明が『ドラゴンボール』連載前に描いた読み切り漫画『騎竜少年』の主人公「唐童」。髪型の由来について、鳥山は「作った時は意識していなかったけど、『鉄腕アトム』の影響かな」と語っている。元気で明るく、朗らかな性格である。大抵のことを「ま、いいか」の一言で済ますなど、あまり物事を深くは考えない能天気で軽い性格。この「ま、いいか」は担当声優の野沢いわく「悟空を象徴する台詞」。心が清らかでないと乗れない筋斗雲に乗ることが可能など、非常に無邪気な性質を持つ。亀仙人いわく、度が過ぎるほど素直で真面目。父親になりたての頃は息子の悟飯に対してやや甘く、親として未熟な部分が目立ったが、大人になるにつれ師匠としての威厳を身につけ、指導者としての振る舞いを見せるようになっていった。しかし、どんな悪人相手でも、命乞いをされるとトドメがさせないという良く言えば優しい、悪く言えば非情になれない甘い気質があり、ピッコロからもそれが一番の弱点だと忠告された。そのため実兄ラディッツとの戦いで彼の命乞いに騙されてシッポを離して窮地に陥ったこともあり、ベジータが悟飯とクリリンのナメック星でのドラゴンボール探しの脅威となり、少し気を分けたフリーザにも恩を仇で返されている。また本人いわく「口が堅いほう」だが、ブルマに「丈夫な赤ん坊生めよ」と発言したり、トランクスの名前を口に出したこともある。自身の武術の腕前には自信があるが、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』やそのテレビシリーズ版の『ドラゴンボール超』では「強すぎる故に自信過剰」だとウイスから注意されている。一方で自分より強い者が相手の場合は無闇に戦おうとはせず修行をしたり、仲間がピンチの場合でも助けに行けない悔しさを噛みしめながら耐えるなど冷静な部分も持つ。亀仙流の達人、孫悟飯に拾われ育てられたことから、武道を通しての礼節(ドラゴンボール(四星球)を位牌代わりに拝んだり、試合前の礼など)は弁えていたが、人里離れた山で生活していたため社会的常識が欠けていた。後に様々な人や師に巡り合ったことで人間的に大きく成長を果たす。その過程として、亀仙人に師事することで言葉遣いや最低限の読み書き、計算などの一般常識などを身に付けた。ただし、占いババの宮殿に向かった時、紙の地図を読めなかった。日常は自然体であり、素直で真面目過ぎる性格ゆえに、ピラフやクリリンなどの単純な騙し討ちに引っかかったり、戦闘不能の相手にはとどめを刺さずにその場から立ち去るよう忠告することも多い。前者は弱点として「だまされやすい」と紹介されたこともある。このためベジータらからはしばしば「お前の甘さにはヘドが出る」と呆れられた。その反面、亀仙人の指導を忠実に守り、体ひとつで世界を回り弱点を克服するなど、そのひたむきな姿勢により強さを培ったのも確かである。『ドラゴンボール超』でもミスター・サタンが1億ゼニーをプレゼントしてくれた際、「悪ぃからそんな大金受け取れねぇ」となかなか受け取ろうとはしないなど仕事は苦手だが楽して大金を貰おうとしないなど真面目な部分は変わらない。強敵と戦い全身の骨が砕けるほどの戦いを幾度も経験しているが、アニメでは注射が大の苦手であり、ベジータ戦後病院に入院している時やフリーザの宇宙船でベジータが治療に注射を使うと思い込んだ時は、怖さのあまりわめき声を上げたことがある。『ドラゴンボールGT』でも病院のある星に訪れた時は、注射が怖くて木にしがみついていた。何十人前もの料理をあっという間に平らげる健啖家であり、亀仙人の天下一武道会の優勝賞金(50万ゼニー)を1回の食事でほとんど使い果たしたことがある。犬並みに嗅覚が鋭く何kmも離れた人間の気配も察知でき、遠方の食べ物の匂いを察知したことがある。また、寒さには弱い。強い相手と闘うことを何よりも好み、その圧倒的な戦闘力と清らかな心により、地球、ひいては全宇宙を救う。物語終盤では、ベジータから「勝つために戦うのではなく、負けないために戦い、相手の命を絶つことにはこだわらない」と評され、ついにはNo.1と認められた。一方で、少年時代に親友のクリリンをタンバリンによって殺された際には愁嘆し、殺意と憤怒を剥き出しにした。例え悪人であっても基本的に自分より弱い者の命を奪うことはしないが、悟空が一対一の戦いで相手に対する殺意を見せたのはこの一件から始まるピッコロ大魔王との戦いのみ。ただしベジータ、フリーザ、セル、純粋の魔人ブウなど、地球や宇宙にとって危険な存在と判断し、追いつめられた際は相手の殺害も止む無しという態度を取っている。そのため、ナメック星では同様にクリリンを殺害したフリーザに対して「気は済んだ」と見逃そうとしており、復活したフリーザが地球に襲来した際にも「反省していないようだからやっつけてやろうと思った」という趣旨の発言をトランクスにしている。また劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』でも一時的だが超サイヤ人ゴッド超サイヤ人でも苦戦するほどパワーアップしたゴールデンフリーザに対してもデメリットの多さから「これ以上戦っても無駄だ」ととどめを刺さず見逃そうとした。戦いへの姿勢が時期に応じて変化しており、多くの場合は私闘に関しては一対一を望むが、地球、ひいては宇宙全体を巻き込む大敵との闘いでは(本意ではないにせよ)総力戦も厭わない。怒りに目覚めて覚醒した悟飯がセルを追い詰めた際に、早くにとどめを刺すよう忠告する描写がある。鳥山明は「こっちは多人数なのに、敵は1人で卑怯。一対一で闘いたかったというのが、悟空の本音じゃないでしょうか」と語っている。鳥山は「悟空はある意味、本当に誰かを助けたいなら手を組んで戦えば助けられるのに、という場面でも戦いにこだわるという、真にいいやつじゃないところや健全さを欠いた部分が好きですね。何も邪念がなく、ただ強くなりたいだけという部分が描いてて面白いですね。結果的には人々を助けるけど、純粋がために何かを犠牲にしてでも勝ちたいという、助けたい一心で戦うわけじゃないところが好き。戦いたいから戦うだけで、実はあんまり健全じゃないんです」「悟空に友情は無いです。たまたま友情になっている感じです。意識せずに描いてたまたまそうなったらいいなっていう感じです」と言っている。ラディッツ戦後、悟飯がピッコロに「お父さんから修行を教えて貰いたい」という発言をした際、ピッコロは悟空を「他人に対する厳しさが全くなく、師匠にはまるで向かない」と評した。しかし、成長するにしたがって、父として、師としての威厳を身に付け、息子の悟飯や孫悟天、ウーブを指導することとなる。幼い頃は股間を軽く叩くこと(俗称「パンパン」)によってのみ、その人の性別を判別し、当初は「男女」の違いさえ理解していなかった。しかし、その後は男女の区別がつくようになったようで、ウパを男だと判断できていた。結婚する際も、チチに「ヨメ」と言われても何のことか分からず、食べ物のことだと思っていた。大人になってからは一般常識程度は身に付けたようで、クリリンと結婚した人造人間18号との間に子供がいることに対し、「ロボットなのに子供ができるのか」と驚いていたり、連載終盤になるとへそを曲げた老界王神のスケベな本性を見抜き、ドラゴンボールの使用や悟飯の潜在能力開放をするため、ビーデルやブルマに色仕掛けをさせて懐柔しようとしたこともある。なお、これは悟飯やベジータに猛抗議され未然に終わった。元々恋愛や女性には興味がなく、鳥山明は「チチや悟飯などの家族も仲間の一人という感覚しかないかもしれない」と語っている。しかし、妻のチチに対する感情表現も、あまり表立っては描かれていないが、二人の子供をもうけていることや、アニメではチチに抱きつかれて照れる描写も何度かあるなど、女性として意識している。また、人造人間編ではチチを自分の妻・家族として大切にしていることが垣間見える描写もいくつか描かれた。仕事らしい仕事をしていないために収入がないこともあってチチに対する立場は弱いらしく、チチが悟空に強く出ることはあっても逆はほとんどない。また、フリーザ戦後に悟空が帰ってこない理由を亀仙人に「嫁さんが怖いから」と推測されたり、前述の老界王神を懐柔する際にベジータから「人の妻(ブルマ)ではなく自分の妻でやればいいだろ」と抗議されたところ「(老界王神が喜ぶような)ピチピチじゃないし殺されてしまう」と答えている。アニメでは自分の顔に自信を持っているかのような描写があり、『ドラゴンボールZ』274話で仲間救出のためにブウの体内に意図して侵入してブウの体内にいた生物に対して悟飯の特徴を述べた時、顔は自分よりちょっと劣ると説明したことがあり、この発言に対してベジータは唖然としていた。美的感覚は他の登場人物とは異なっている描写が作中で何度かある。どのような異形の敵が現れても「変な奴だなあ…」で済ませることが多い。女性の美醜についても亀仙人に教えてもらうまでよくわかっていなかった。フュージョンを初めて披露した時は他の登場人物が格好悪いと思っていたのに対し一人だけそう思っておらず、ピッコロからベジータがもし生きていてもしてくれなかったと指摘されたときは理由がわからず不思議がっていた。また、ベジータに対してブウの体内でフュージョンを提案してはっきりと断られた時、『Z』275話では「そんなに格好悪いかなあ」と発言したことがある。アニメでは悟飯のグレートサイヤマンの格好について主に次回予告で「変てこな格好」と突っ込んでいた。しかし一方でチチはグレートサイヤマンの格好を絶賛する悟飯のセンスを「父さんにそっくり」と評している。幼い頃の悟空は世間知らずであり、ブルマが人語を解すプテラノドンに襲われた時も慌てようとせずに平然としており、ブルマに「助けて」と言われるまでは助ける気は全くなかったようである。どれだけ恐ろしい怪物であろうとも、驚くような姿はなく、ポカンとしていた。『テレビアニメ完全カイド「DRAGONBALL」〜天下一伝説〜』に掲載されている2004年に行われた関係者座談会では、悟空を演じた声優の野沢雅子が悟空のその後について「私ね、じつは『ドラゴンボール』が完結した作品だとは思えないんです。今も悟空はどこかで修行してるんじゃないか、そんな気がしてるんですよ」と見解を述べると、原作者の鳥山明も「悟空は絶えず強さを追い求めてるんだと思います。だから今もウーブと修行していると思いますよ、僕も」と発言している。本編では2度死亡している。1度目はラディッツを倒すためにピッコロの魔貫光殺砲でもろとも撃ち抜かせたことによるもの、2度目は孫悟飯に追い詰められた末に地球を道連れに自爆しようとしたセルを阻止(瞬間移動を使って界王星へ跳躍。地球への損害は防ぐが、自らは爆発に巻き込まれて消滅)したためで、いずれも悟飯を守るため、地球に迫る重大な危機を回避するため自ら判断した結果である。2度目に死亡した際に、仲間たちは悟空の蘇生を神龍に頼むも、かつてブルマから「悟空が悪者を引き寄せる」と指摘されたことに鑑みて、あの世から仲間たちに対して「生き返らせてくれなくていい」と語りかけた。しかし、明朗な口調で死んだことのメリット(年を取らずに済むし、まだ見ぬ先達や異界の戦士と手合わせできる)を語るなどしたために、クリリンから「あまり悲しくない」と言われた。しかし、その後すぐに「やっぱり悟空がいないとさびしいや」と本音を吐露している。未来のトランクスが未来へ帰還する際、悟空の仲間たちは悟空の死を追悼して喪服や喪章を着用していた。魔人ブウ編では、天下一武道会に参加するために占いババの力を借りて、「死んだ人間は1日だけ現世に行くことができる」という掟を利用して一時的に帰還した。しかし魔人ブウの出現に際し、地球の未来を自らの息子・悟天とベジータの息子・トランクスに託すべくふたりにフュージョンを伝授するとあの世に帰る。のちに老界王神の命を譲り受けて再び生き返り、ブウとの最後の戦いに挑んだ。未来からやってきたトランクスの世界では人造人間戦前に侵されたウイルス性の心臓病で死亡しており、パラレルワールドのアナザーストーリー『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』では仲間たちが見守る中でパオズ山の自宅で息を引き取る様子が描かれた。本編で明かされていない年齢は『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド ストーリー編』より。ここまでの詳細なエピソードが本編で語られることはなかった。年代は明確にされていないが、エイジ774からエイジ784の間の出来事。魔人ブウ戦から数年後、悟飯とビーデルが結婚した頃にはチチとセルゲーム前に交わした約束通り働いており、トラクターを運転し畑仕事をしている。親戚関係になったサタンから、彼が世界平和大賞を受賞した際に受け取った1億ゼニーをもらい、そのお金をチチに渡したことにより北の界王のもとに修行に行く許可をもらう。界王星での修行中、ブルマの誕生日パーティーのことを思い出すも元々パーティーが苦手だと話し、ビルスのことを隠す界王の様子が気になるため行くのをやめた。しかしその後超サイヤ人ゴッドを探しに来たビルスと戦うことになり、超サイヤ人3になっても敵わず、たった2発の攻撃で重傷を負う。ビルスが地球へと飛び去った後、界王たちから止められながらも仲間たちのことを心配するなど劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』以上に仲間思いな部分が出ていた。仙豆で全快して一度は界王に地球に行くなと言われるも隙を見て地球に瞬間移動し、遠くから仲間たちやビルスの様子を眺めていたが、いよいよビルスが地球を破壊しようとしたのでそれを止めるため、みんなの前に姿を現した。ブルマがビンゴ大会の景品として集めていたドラゴンボールを使って神龍を呼び出して超サイヤ人ゴッドを作り出す方法を知り、悟飯、悟天、ベジータ、トランクス、ビーデル(お腹に宿したパン)の5人の協力もあり超サイヤ人ゴッドへと変化する。超サイヤ人ゴッドになって善戦するも、結局はビルスには敵わなかったが、ビルスが悟空や地球を気に入ったことで難を逃れた。パンが生まれた後は仕方なく仕事を再開していたが、ベジータがウイスのもとで修行していることを知ると、自分も修行してもらおうとチチの目を盗んで強引にウイスについて行く。ウイスから「自分についてきて良かったのか?」と聞かれた際、「チチならわかってくれる」と答え、夫婦としての信頼を見せていた。ウイスの下での修業の際に新しいデザインの道着を新調している。この道着はベジータの新型戦闘服と共に、ブルマの指令によってカプセルコーポレーションの開発部が特殊な生地で作成したもので、ウイスから受け取った。左胸には組み手の最中、気付かぬうちに落書きされたウイスのサインが描かれている。フリーザ復活編では、ウイスに神の次元の力を完全に制御する方法を教わったことで「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」に変身できるようになった。ブルマから復活したフリーザが地球を襲っていることを知らされ、さらに重傷を負っていた悟飯の気を感じて瞬間移動で地球に帰還し、ゴールデンフリーザになったフリーザと激突する。最初こそ苦戦していたもののフリーザの弱点を見抜いて形勢逆転し、帰るよう忠告する。しかし超サイヤ人ゴッド超サイヤ人の変身を解いた途端、隠れていたフリーザの部下のソルベによる光線で重傷を負い、ピンチに追い込まれたところをベジータに救われる。追いつめられたフリーザは悟空の仲間たちごと地球を破壊し、フリーザに情けをかけたことを後悔するが、ウイスの計らいで地球が破壊される前の時間を戻してもらい、甘さを捨てた全力のかめはめ波でフリーザを地獄へ送り返した。破壊神シャンパ編では、ベジータと共にウイスとビルスの元に戻り、修行を行っていた。そこに破壊神シャンパとヴァドスが現れ、「破壊神選抜格闘試合」を提案され、悟空は喜んで出場を決める。団体戦であるためチームメイトとしてブウとピッコロをスカウトした後でベジータと共に精神と時の部屋で3日(3年間)修業し、破壊神選抜格闘試合に出場。1番手として出場し、初戦のボタモ戦では攻撃が通用せず苦戦したが、足払いしてボタモを転ばせた後、場外に背負い投げして勝利。続くフロストとの戦いでは超サイヤ人になって圧倒したが、毒針を受けて意識がもうろうとして場外負けを喫する。後にフロストの毒針が不正であることが発覚したため、復帰が認められた。ヒットとの戦いでは、0.1秒の時飛ばしの能力を攻略した後で超サイヤ人ブルーに変身しヒットを圧倒するが、ヒットも戦いの中で成長したことで追い詰められる。本来はビルスとの再戦で使う予定だった超サイヤ人ブルーでの界王拳を使用。界王拳を10倍に引き上げヒットと互角以上に戦うが、ヒットは殺し屋だから、殺しの技を使わないと本気を出せないことに気付き、ビルスにルールの撤廃を提案する。ビルスとシャンパが揉めている間に、ヒットに「また再戦しようぜ」と言い、自ら場外に降りた。ベジータから最初から本気で戦わない悪い癖があると指摘されているが、これに関して本人は「超サイヤ人ブルーはエネルギーの消費が激しいから」と語っている。未来トランクス編では、再びベジータと共にウイスの元で修行していたが、ブルマから未来の世界からトランクスが来たと聞いて驚き、ベジータ、ウイス、ビルスと共に地球に帰還。仙豆をトランクスにあげたが、ゴクウブラックと間違えられ殴られそうになる。誤解が解けてブラックの事情を知るが、突然ブラックが現代に現れ超サイヤ人2で応戦。ブラックが時空の歪みで未来に引き込まれたため、決着は着かなかった。ビルス、ウイスと共に第10宇宙に向かい、ブラックと同じ気を持つ界王神見習いのザマスと手合わせをするが、この事によってザマスに人間に対する不信感を強めてしまう。その後ベジータ、トランクスと共に未来に行きブラックと再戦するが、ブラックは超サイヤ人ロゼに変身。さらに超ドラゴンボールによって不死身になったザマスも加勢。ブラックの黒いかめはめ波を受けて敗北。マイによって現代に敗走させられた。二度目に未来に来た時にブラックの正体を聞き、さらにチチと悟天がブラックに殺されたことを知り激高しブラックを攻撃したが、ブラックとザマスを倒せず重傷を負った。現代に戻りピッコロから魔封波の使用を提案され、亀仙人から使い方を教えてもらう。神殿にてウーブの卒業試験終了後、ピラフ一味の手により究極ドラゴンボールの力で12歳の子供の姿になってしまうものの、本人はあまり気にしていない。ブルマからは「懐かしい姿」、地獄に現れたセルとフリーザからは「可愛くなった」と評されていた。今作では、『Z』と比べると肌が少々黒くなっている。体が小さいのが原因で瞬間移動ができなかったり、超サイヤ人3の変身時間が急激に減退したりしたが、のちに超サイヤ人4へ変身することにより克服される。子供の身体のときは大人の時より性格が子供っぽくなっている部分もある。悟空いわくブウ以上の強さであるリルド将軍第一形態と互角に戦ったり、地獄のセルやフリーザと同時に闘ってあしらうなど戦闘力の減少自体は無い様子。ベビーの全宇宙ツフル化計画を阻止するため、以前、地球の神様により二度と生えなくされた尻尾を、さらなる潜在能力を引き出すため再び生やすことを老界王神が思いつく。自然と尻尾が生えるのを促すため、巨大な石臼でコーヒー豆を轢かせる修行を行ったが、時間が無いためスー五郎が変化した大きなやっとこを使い、老界王神らの力を借りて生えかけの尻尾を無理矢理引っ張り出すことにより再び生やすことに成功。生えた尻尾と満月状態の地球により超サイヤ人4へと変身する。超サイヤ人に変身した際、尻尾を覆う毛は髪などと同様、金色に光っている。その後、超17号や邪悪龍との闘いを経て、ドラゴンボールの無い世界で人々が強く生きていけることを願いつつ、神龍の背中でドラゴンボールを吸収したあと姿を消し、神龍、ドラゴンボールと共に、けして人の辿り着けないところへ旅立つ。なお、第63話で一星龍の攻撃を受け深い穴の底に沈むが、そこからは、それまでと違い、どんな攻撃も寄せ付けないオーラのようなものを纏っている。100年後には孫悟空Jr.と呼ばれる悟空と同名の人物が子孫として登場している。また、地球のヒーローとされているミスター・サタンと共に、天下一武道会で数々の名勝負を繰り広げた選手として悟空の巨大な像が天下一武道会の会場に建てられている。100年後が舞台になったテレビスペシャルのエピソードでは、パンの病気を治すためにパオズ山にやってきた悟空Jr.の前に悟空が登場して会話を交わした後に姿を消しており、最終話では、悟空Jr.とベジータの子孫による天下一武道会での試合を大人の姿となり見物し、会場内を歩いてから空へと去っている。また、この時代にはドラゴンボールも存在していた。悟空が子供になり、それに伴い瞬間移動も使えなくなったのは、次世代の子供であるパンたちの物語に、悟空をどう絡ませるかを考えたとき、本作の段階で孫悟空はすでに50歳代となり、強くなりすぎて成長を描くことが難しかったことと、あえて悟空を子供に戻して様々な制限を設けたほうがドラゴンボール探しで宇宙を旅する冒険の幅も膨らむだろうという理由から。悟空が結局どうなったのかについては、明言はされていない。ベジータ、ピッコロ、亀仙人は何かを察していたようだが、作中で語られることはなかった。悟空は生きているのか死んでいるのかわからないというイメージのラストシーンは『ドラゴンボールGT』を立ち上げた時から決められており、「あったけえな…神龍の背中」という台詞は、かなり以前の段階から発案され、最終話のために暖められていた。脚本担当の前川は一星龍の攻撃で深い穴の底に沈んでからのことについて「そこで死んだのかもしれないし、そうでない別のものになったのかも知れない。その判断は、ご覧になられた皆さんの想像に、おまかせします」とコメントしている。また、ベジータだけが唯一その行き先に気付いていると語っており、「私の勝手な想像では、もしかしたらチチのところにだけは、たまにフラっと姿を見せに来ているかも知れない」とコメントしている。劇場版19作品に全てに登場。仲間たちが倒れた後にボス格の敵キャラクターと戦い勝利する役回りが多いが、悟空が死亡している作品では、息子である悟飯、悟天を激励したり、全く本筋に絡まない作品もある。Z劇場版1作目『ドラゴンボールZ』では悟飯を助けるためガーリック城へと駆けつける。ジンジャー、ニッキーを倒し、ピッコロとともにガーリックJr.と戦った。Z劇場版2作目『この世で一番強いヤツ』では、「この世で一番強いヤツ」としてDr.ウィローに狙われる。バイオ戦士3人を倒すも、洗脳されたピッコロと戦うこととなる。最後は元気玉でDr.ウィローを撃破する。Z劇場版3作目『地球まるごと超決戦』では、ターレス軍団を実質1人で撃破するが、神精樹の実を食べたターレスに追い詰められ、1度は元気玉を破られてしまう。しかし神精樹から気を集めた元気玉でターレスを倒した。Z劇場版4作目『超サイヤ人だ孫悟空』では、冒頭でクリリンとともにスラッグ軍団の宇宙船の軌道をそらそうと試みるも失敗する。その後、クリリンとともに悟飯、ピッコロのもとに駆けつけ、アンギラとメダマッチャを倒し、一時的に疑似超サイヤ人に変身してスラッグを追い詰めるが、巨大化したスラッグの攻撃で力尽きてしまう。その後ピッコロからパワーを与えられて形勢逆転し、最後は太陽の気を集めた元気玉でスラッグを倒した。Z劇場版5作目『とびっきりの最強対最強』では、クウラの攻撃から悟飯を庇って負傷してしまう。仙豆によって復活してクウラと戦うも、最終形態のクウラに追い詰められる。だが、超サイヤ人に変身したことで形勢を逆転させた。クウラは地球ごと悟空を消滅させようとするも、すんでのところで押し返し、クウラを太陽まで吹き飛ばした。Z劇場版6作目『激突!!100億パワーの戦士たち』では、ビッグゲテスターを新ナメック星に寄生させたメタルクウラと戦う。途中でベジータも参戦。両者ともボロボロになりながらも、メタルクウラ本体を消滅させた。Z劇場版7作目『極限バトル!!三大超サイヤ人』では、人造人間13号と戦う。最後は超サイヤ人の状態で元気玉を吸収し、合体13号を撃破した。Z劇場版8作目『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では、赤子時代での因縁からブロリーに執拗に狙われる。ブロリーの力に圧倒されるが、悟飯、ピッコロ、トランクス、ベジータの力を集めてパワーアップし、ブロリーを倒す。Z劇場版9作目『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では、あの世から天下一大武道大会を観戦。その後、銀河戦士ボージャック一味に追い詰められる悟飯を見かねて、死んでいるにもかかわらず瞬間移動で駆けつけ、悟飯を叱咤激励した。Z劇場版10作目『危険なふたり!超戦士はねむれない』では、ドラゴンボールの力で現れた幻として登場。悟飯と悟天を叱咤激励して、自らも超サイヤ人に変身してかめはめ波を放ち、親子3人でブロリーを倒した。その後は悟飯たちの前から姿を消す。Z劇場版11作目『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』ではラストのみ登場。食事中にあの世で暴れているブロリーを退治に行くように言われていた。Z劇場版12作目『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』では、この世とあの世を混乱させるジャネンバと戦う。超サイヤ人3となって1度はジャネンバを沈黙させるも、変身によって強化されたジャネンバに追い詰められる。最後はベジータとフュージョンしてゴジータとなり、ジャネンバを浄化した。Z劇場版13作目『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では、復活したヒルデガーンと戦う。攻撃をしかける瞬間に実体化する特徴を見抜き、超サイヤ人3の状態で放った新技「龍拳」でヒルデガーンを消滅させた。Z劇場版14作目『神と神』では、超サイヤ人3で破壊神ビルスに挑むがデコピンと手刀の二撃で完敗。仲間たちの協力で、超サイヤ人ゴッドとなって再戦を挑み善戦するが、再度敗北する。だがその高い実力は認められた。ビルス戦後の晩、ベジータとブルマを冷やかしたり、仲間がビルスに襲われているのを知りながらも隠れて様子を見ていたことをピッコロに暴露され、ブルマに往復ビンタを浴びせられるなど散々な目にあった。Z劇場版15作目『復活の「F」』では、ベジータと共にウイスからの修行を受ける。その後、復活したフリーザと対決し、超サイヤ人ゴッドを超えた「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」に変身、再びフリーザを地獄に送り返すことに成功した。お台場冒険王2004『両さん・悟空・ルフィの球体パニックアドベンチャーリターンズ』では、『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィ、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公の両津勘吉と競演し、ルフィと共闘して復活したエネルと戦い、二人の合体技で勝利する。その後、ドラゴンボールを集めてくるように事前に仲間に頼んでおいたため、神龍の力でエネルによって破壊されたお台場を元に戻すことに成功した。『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では、魔人ブウとの戦いから2年後に開かれたサタンのパーティで家族や仲間たちと共に楽しむ中、ベジータの弟ターブルを追ってアボとカドが現れたため、瞬間移動で戦いを希望する者を畑に連れて行きくじ引きで選ぶことを提案する。その後、悟天とトランクスが戦うことになり、その最中にアボとカドが合体して暴れ回った時かめはめ波を撃って懲らしめた。『ドリーム9 トリコ×ワンピース×ドラゴンボールZ 超コラボスペシャル!!』では仲間たちと共にレース「天下一食おう会」に出場し、『ONE PIECE』の主人公 モンキー・D・ルフィ、『トリコ』の主人公トリコと共に競争する。3人が同時に到着し、会場でバトルロイヤル形式で戦うこととなるが、3人の決め技で同時にリング落ちになってしまったため、優勝は一応リングに上がっていたミスター・サタンのものとなる。その後、全員で食事をしている最中に人のエネルギーを吸い取る伝説の魚アカミィが出現し、仲間たちのエネルギーを吸って巨大化し大暴れするが、ルフィとトリコのサポートもあり、元気玉と超サイヤ人3のかめはめ波で倒すことに成功した。『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』では、冒頭のシーンで亡くなり、全員が集まって看取った。二度目の死ということもあり、この時系列では生き返っていない。『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』では生まれたばかりの姿で登場し、戦闘力が低いため地球に送られ物語の最後に育ての親となる孫悟飯に拾われる。『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』では、地球中のデストロンガスの破壊を仲間たちと共に行い、フリーザたちゴースト戦士を倒し、暗黒星に旅立って黒幕のドクターライチーを倒す。その後ハッチヒャックが現れ、戦っているうちに弱点を見破って倒す。『ドラゴンボールZ 集まれ!悟空ワールド』では、仲間と共にタイムマシンでこれまでの半生を振り返りながら同時にビデオ教材『てれびっこ』を使ってクイズを出した。帰還後は、完全体セルと戦い退却させた。コスチュームの素材はコットン中心となっている。鳥山明によれば、人数が多いとあまり喋らないキャラクターとのこと。ほかのキャラクターとの差別化のために、一匹狼風になるように心掛けられたという。また、鳥山は悟空について、「悟空は子育てに興味がない。父親としては完全に失格」、「悟空はただ強くなりたいだけで、他の本能はない感じ。だから興味のないことには本当に何の興味も示さない。きっと結婚も興味なかった」などと語っている。自分がひねくれた人間であるため、逆に純粋で無邪気なキャラクターを描きたくなる、とも語っている。連載終了直後のインタビューでは、描いていて一番わくわくするのは悪役が暴れている中、悟空を溜めて溜めて登場させるときであると述べている。また、鳥山は好きな5人の戦士として、クリリン、サタン、ベジータ、ピッコロと共に悟空の名を挙げており、「やっぱり一番のお気に入りは悟空」と答えており、一番好きなドラゴンボールのキャラクターについてコメントを求められた際も「作者としては当然、悟空」と答えている。鳥山によると、読み切り漫画『さちえちゃんグー!!』では「人間味を表現するのが嫌」で、「主人公のキャラは悟空みたいにしたかった」と語っている。初代担当の鳥嶋和彦に「君の主人公は地味だね」と言われた鳥山は、「悟空を一番よく表してる言葉は『強くなりたい』っていうことで、それを前面に出した」と語っている。鳥山は、頭身が低いと戦いにくいのでバトルに特化させるために「悟空を大きくしないと、連載を続けられない」と主張して鳥嶋を心配させたが、読者の抗議の電話は全然なかったという。孫悟飯じいちゃんが怪物に殺されたと悟空が思った理由について鳥山明は「怪物が出ることを、じいちゃんからよく聞かされており、家が壊され、じいちゃんが死んでいたため、そうに違いないと思った」と語っている。鳥山いわく「いつも読者の意表をつきたいと考えているので、天下一武道会で悟空の優勝を望む葉書が多くて悟空の優勝をやめたことがある」と語っている。鳥山は超サイヤ人になって悟空の目の形が変わったことを「通常のデザインの目だと微妙な目線が出にくく横が向きにいため、どうにか普通の、どこを見ているかわかりやすい目にしたかったというのもあった。最初に変身してフリーザを見上げるときの目はブルース・リーをイメージしていて、あのキッとこっちを睨んだ目に痺れたからフリーザ編はそれがやりたくて、悟空があの目をした時までが目標だったから自分の中ではフリーザ編はもう終わっていて、これから闘うのか、嫌だなぁと思ってました。いざ描いてみたら自分のイメージとちょっと違っていて、ブルース・リーのほうがかっこよかったなぁ、と思いましたけど」と証言している。ナメック星編で超サイヤ人に変身後、フリーザとの会話でフリーザの殺戮行為について「罪の無い者を殺した」と指摘した際、フリーザが「サイヤ人は殺さなかったとでもいうのか」と反論して前述の言葉を返すが、悟空は「だから滅びた」「今度はこのオレが貴様を滅ぼす」と、悪は滅びるものだと示唆する発言をした。単純な戦闘力では他の人物に劣ることもあるものの、戦闘センスは随一であり、互角の戦闘力であった天津飯やピッコロ大魔王に対しても優位に戦っている。界王のもとで修行したことで、元気玉を初めとする悟空しか用いることができない強力な技も体得している。アニメではゴテンクスとピッコロを吸収した形態のブウとも超サイヤ人3で少しだけ戦っており、劣勢を強いられたがブウからは実力を評価する発言を受けている。ピッコロ大魔王編の時期に、「『Dr.スランプ』に登場する則巻アラレと悟空が戦ったらどっちが強いですか?」との質問に対し作者の鳥山は「アラレちゃんの方が強いんじゃないのかなあ」と返答している。チチによれば、結婚以後「一度も働いたことがない、一銭も稼いだことがない」。人造人間編ではチチは悟空が悟飯を鍛える条件として悟空が働くことを提示し、悟空も約束したが、その後彼が死んでしまったためそれが報われることはなかった。もっとも、狩り・木材の調達など自給自足のための「働く」という行為は普通にしていたようである。このため、悟空一家は家も小さいなど決して裕福ではなかったようで、チチの父である牛魔王の蓄えを切り崩して生活してきたが、それも底をついてきた。原作では魔人ブウ編で生き返った後に悟空が働くようになったかについては触れられていないが、魔人ブウ編のその後を描いた『超』では平和になった世界でついに働かざるを得なくなったようで、トラクターに乗って土地を耕す場面がある。ただし、ミスター・サタンから世界平和賞の報奨金である1億ゼニー(ブウの件に関する口止め料として)を贈られたことでチチの許しを得たため、界王のもとに修行へと旅立っていった。また、ブウ戦から約2年後を描いた特別アニメ『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では、チチに言われて大根の畑を耕している。ブルー将軍から自分を助けてくれたネズミを口に入れて救うシーンがあるが、『ネコマジンZ』では一家揃ってネズミが苦手な生物となっている。また、妻であるチチの説教は苦手としている。アニメではナメック星へ行く前、ビールを「苦い」と嫌がっていたが、ブウ戦後のブルマ家でのパーティではビールを飲んでいた。原作ではセルゲーム前に家族を乗せてドライブをしている場面がある。また、単行本の表紙や各話の扉絵、一枚絵のイラストでは乗り物に乗車していることが多い。アニメでは、人造人間戦に向けて修行している時にチチに急かされ、ピッコロとともにエアカー教習所に行かされている。教官から「そんな力があるのなら免許は必要ない」と言われ一度は失敗するも、その後チチが頼み込んで免許を取った(筆記試験はチチに徹夜で勉強させられた)。上記のエピソードより以前に公開された映画『超サイヤ人だ孫悟空』のエンディングにおいてもクリリンを隣に乗せて車を運転している。ラディッツの回想やアニメにおいては赤ん坊の姿も登場している。また、連載中に書かれた原作者である鳥山明自身のことを題材とした漫画では「いったいドラゴンボールはいつ終わるのか、この先どうなっていくのかは本当に僕自身も知らない。ひょっとしたら悟空も、こんなおじいさんになってしまうかもしれない」というコメントと一緒に老人の姿になった悟空も掲載されている。1994年のお正月特番スペシャルにおいて『ちびまる子ちゃん』の主人公・まる子と競演し、和服で登場した。劇場作品の紹介をしたほか、遅刻したり撮影中にジュースを飲んでいたりとマイペースなまる子を注意、フォローするなど大人びた行動が見られた。この時点では魔人ブウ編のため、頭上に天使の輪が付いている。作中や関連書籍で判明している悟空の戦闘力。原作で判明した戦闘力はギニュー戦の180000が最後であり、鳥山明は超サイヤ人に覚醒した悟空の戦闘力について「当時50倍の強さとされていたがちょっと大袈裟で、作者の気持ちとしては今までの10倍ぐらいの変化という感じで描いていたと思う」と語っている。書籍ではフリーザ戦以降の戦闘力は、もはや数値を推し測ることができないほどに跳ね上がっていると解説されている。その後も人造人間らに対抗するための精神と時の部屋での修行で、身体への負担もなく精神も落ち着けたまま超サイヤ人の力のすべてを引き出せるようになり、セル戦での死亡後もあの世で7年間修行を積んだことで、魔人ブウ編では超サイヤ人2へと覚醒し、更なる進化形態である超サイヤ人3への変身も可能とした。その後、原作の魔人ブウ編とエピローグの間を描いた劇場版『神と神』では超サイヤ人3をも遥かに上回る超サイヤ人ゴッドへ変身し破壊神ビルスと戦った。鳥山明は「超サイヤ人、2、3は超サイヤ人のパワーアップしたバリエーションに過ぎず、ビルスとの闘いの後、平常時と超サイヤ人(1)を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟った悟空は、おそらくもう2や3に変身することはない」と語っている。『神と神』の続編である劇場版『復活の「F」』では、ウイスとの修行で超サイヤ人ゴッドの力をその身に取り込み、超サイヤ人ゴッドを超えた超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)に変身できるようになった。以降は平常時と超サイヤ人、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人を使い分けて戦うようになっている。アニメ『ドクタースランプ』では少年期の姿で登場しており、最後のドラゴンボールを求めてペンギン村を訪れる。ドラゴンボールを拾ったアラレがワニに襲われそうになっている所を助ける形で対面し、自分にも負けない人間離れした強さやスピードのアラレを見て驚く。その直後、7つ目のドラゴンボールとドラゴンレーダーを落として、しかもレーダーが壊れたため、修理も兼ねて以降行動を共にする。しかし、レッドリボン軍も同時にボール集めに動いてペンギン村に潜入しており、アラレやガジラと共闘してブルー将軍とムラサキ曹長が指揮するレッドリボン軍と対決する。アラレたちと共闘してレッドリボン軍を倒し、ボールを何とか奪還することに成功するが、願いは結局ペンギン村の農夫が叶えてしまい、悟空はペンギン村を去る。また、4話目でアラレが千兵衛の発明品ホンモノマシーンで原作最終巻を実体化させたために大人の姿で登場し、魔人ブウと戦っていた。『超こち亀』では両津勘吉に恐れをなしたフリーザが逃げ出したあとに、入れ違いでナメック星に到着。その場にいたベジータにフリーザの居場所を聞くが、勝手に宇宙船を着陸させたために両津に駐車違反だと注意される。『ネコマジンZ』ではネコマジンZの師匠として登場。亀仙流の道着ではなく原作最終回付近に着ていた道着で登場している。修行の成果としてネコマジンと闘い、超サイヤ人に変身するが、結局はネコジャラシで彼を誘って勝利する。その後、彼に孫家に現れたネズミを退治してもらう。『CROSS EPOCH』ではルフィとともに登場。舞空術が使えないルフィに筋斗雲を貸し出している。この作品ではオリジナルの服装で登場。ルフィとともに、かめはめ波とゴムゴムのバズーカの合わせ技でピラッパギーをノックアウトしている。『銀河パトロール ジャコ』では最終話に登場。バーダックが身の危険を感じて、悟空を逃がすため盗んできた丸型ポッドに入れられて地球へ飛ばされる。地球では銀河パトロール隊員のジャコがサイヤ人である悟空を退治しにやって来ていたが、偶然ジャコに監視されていないタイミングで地球に落下したので命拾いした。はじめて地球に来たときは、裸の赤ん坊だったアニメと違って、『銀河パトロール ジャコ』では戦闘服を着ていた。まだ保育器の中に入れられているような生まれて3年くらいの幼児だが暴れん坊で、悟飯老人と戦い「おそろしく強い」と言われ、一般人を殺しかねない戦闘力も発揮していた。悟飯から「空からやってきたから悟空」と名付けられる。単行本のオマケ漫画では地球に送られた経緯が加筆され、母親のギネも描かれた。原作の主人公であるため、ほとんどのシリーズで主役を務めており皆勤。『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』から『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』までは、操作できる期間がゲーム序盤と中盤以降に限られ、出番自体は少ない。さらに、『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』や『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』では、界王拳前提のゲームバランスであるため、素の戦闘力は仲間内でも低く設定されている。『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』では主人公ではなく、ブロリーとともに隠しキャラクターとなっている。さらに「武闘伝モード」では、悟飯を主人公に選んで特定の条件を満たすことにより、最後に現れる隠しボスとして登場する。『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』や『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』では、元気玉の使用には「元気を集めるのに時間がかかる」という原作の再現として、1ターンの行動回数を余分に消費したり、ターンを跨いで元気玉を完成させなければならない条件がある。その特徴はリアルタイムで対戦する『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズなどではさらに強調され、「オラに元気をわけてくれ!」、「元気玉準備」といった専用技が登場。重ねて使うことで元気玉の威力や範囲が強化される反面、一定時間無防備になってしまう欠点がある。原作の物語を追体験できる『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -突激編-』、『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -覚醒編-』では悟空の視点から物語を読み解き、原作の選択とは異なる行動を取ることで物語全体の運命を左右するIFが発生する。『ドラゴンボールZ 舞空闘劇』ではほかのキャラクター主演のシナリオの都合上、序盤から退場するケースが多い。キャラクター性能は各種ゲームよって異なるが、基本的に標準以上のスタンダードなキャラクターに仕上げられることが多く、火力重視の仕様から技巧重視のテクニカルキャラクターまでと、キャラクター性能はさまざまである。『絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』のその後を描いた『ドラゴンボールZ 真武道会2』では、シナリオを進めると登場するが、本編に登場する過去から来た悟空とは異なり、超サイヤ人までしか変身できない。また作中までの間に、占いババの力を借りてこの世に戻ってきたことがある。『ファミコンジャンプ 英雄列伝』では少年期、『ファミコンジャンプII 最強の7人』では青年期の悟空が操作可能キャラクターの一人として登場。『II』では最高レベルになると攻撃時に超サイヤ人になる。『ジェイスターズ ビクトリーバーサス』では参戦キャラクターの一人として登場。体力が低く燃費も悪いが、実用性のあるコンボが多く、全キャラクター中で唯一攻撃被弾中にジャストガードが可能で反撃できる。アーケードゲーム『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では、2015年時点で臨機応変に戦えて必殺技をチャージして強化できるノーマル状態の「孫悟空」、瞬間移動で距離を詰めて敵の横槍を受け難く奇襲もできる「超サイヤ人孫悟空」、時間制限がある代わりに非常に高性能な「超サイヤ人ゴッド孫悟空」、必殺技発動時にタイミング良くボタンを押せば技を強化できる「超サイヤ人ゴッドSS孫悟空」の4キャラクターが登場している。プレイヤーとなるアバターキャラクターが原作に介入する『ドラゴンボール ゼノバース』では、プレイヤーと同じくもう一人の主人公として登場。善人・悪人を問わないトワの洗脳魔術が効かず、超サイヤ人ゴッドのパワーを吸収したことでドミグラの魔術すら退ける。また、ゴッドを吸収した時系列の後でも超サイヤ人2以降に変身している。アーケードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』では、ストーリーテラーがトランクスであるのに対し、超サイヤ人の悟空がナビゲーターを担当する。
出典:wikipedia
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