土浦駅(つちうらえき)は、茨城県土浦市有明町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)常磐線の駅である。1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホーム、合計2面3線のホームを有する地上駅。1番線が下り本線、2番線が上り本線、3番線が上り副本線(待避線)である。また1番線と2番線の間には、1番線から分岐する中線が敷設されている。ホームの上空に橋上駅舎を持ち、駅舎の西口と一体となる形で5階建ての駅ビルを有する。かつては水戸ステーション開発が「WING(ウイング)」(1983年4月開業)として営業をしていたが、2008年7月13日で営業を終了し、改装工事を施工の上2009年7月24日にイオンモールが運営する「ペルチ土浦」として開業したが、のちにJR東日本グループのアトレが運営企業となっている。東口は駅舎から跨線橋(屋内型)を通った先にあり、出口1階には土産物店の「きらら館」がある。バリアフリーに対応するため東口・西口から改札間、改札からホーム間をそれぞれ連絡するエスカレーター・エレベーターが設置されている。また、改札口およびホーム上にそれぞれLED式の発車標が設置されている。改札口上の発車標はフルカラーLED式である。立ち食いそば店が1番線と2・3番線ホームにある。また、コンビニエンスストア「NEWDAYS」がコンコースと1番線ホームに店舗を構えている。車椅子対応トイレが設置されている。2008年(平成20年)3月下旬にコンコースの改良工事が完工した。1991年10月13日より、それまでの発車ベルに代わり発車メロディが導入された。1番線(水戸方面)は、モーツァルトの楽曲である「きらきら星変奏曲」であり、同じ路線にあるいわき駅と同様にクラシック音楽が採用されている。2・3番線(上野・東京方面)は、かつてはモーツァルトの楽曲である「ロンドKV.485」を採用していたが、2009年8月1日から土浦市のイメージソングである「風の贈り物」に変更された。ATOS導入前の駅自動放送は東海道詳細型放送を採用していた。また、前述の発車メロディ変更時のみ男声放送(担当:村山明)も登場したが、再び女声放送(担当:よしいけいこ)に統一されたが、2004年2月20日により、ATOS型放送に変更された。JR貨物の設備は旅客駅の東側に並行している。コンテナホームは1面でホームの西側に着発線荷役方式(E&S方式)に対応する着発荷役線(上り2番線)1線、東側に留置線1線が接している。ホームの東側にある留置線は、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス車両の搬入用に使用されていた。構内には、営業窓口であるJR貨物土浦営業所が設置されている。上下線の間の渡り線(片渡り線)は荒川沖駅方面・神立駅方面ともに設置されているが、荒川沖駅方面にある渡り線は荷役線を発着する列車は使用できないため、下り列車は下り本線からホームへ直接進入することができない。そのため列車は一度中線に入線し下り本線を神立方面に引き上げ、推進運転でホームへ入線している。2014年3月15日現在。専用貨物列車については定期列車の停車が設定されていない。かつては、1番線に「富久善」による構内営業があり、主な駅弁として下記を販売していた。しかし、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で、駅前の店舗が被災するなどしたため一時休業、その後駅構内販売を再開したものの、2012年2月に廃業した。以前は「説田商店」による弁当販売があったが、のちにそば店だけになり、さらに構内営業から撤退した。2014年度の一日平均乗車人員は15,928人である。土浦市の表玄関となる当駅は城下町の歴史を有する中心市街地の東端に位置し、駅東側には日本の湖では琵琶湖に次ぐ面積である霞ヶ浦が近接している。駅周辺地区は中小規模の商店やオフィスビル等が集まるエリアとなっている。かつては京成百貨店、小網屋、丸井などの百貨店が立地していたが、1989年、1999年、2004年1月にそれぞれ撤退した。また、西口駅前には再開発ビル「ウララ」が立地し、複合商業施設としてイトーヨーカドーを核店舗としていたが、2013年2月17日に医療機関など一部店舗を除き閉店した。改装工事を経て、2015年9月24日から土浦市役所本庁舎として供用を開始した。風俗店が集まるエリア桜町二丁目界隈は駅から徒歩圏内にある。2000年代に入ってから、駅周辺には高層マンションが多く建設されるようになった。内陸部に位置するが、霞ヶ浦が近いこともあって駅の標高は3.4mと低い。なお路線バス、タクシー乗り場は駅の東西にある。路線バスのバスターミナルがあり、地域の交通拠点となっている。一般路線バスは一部を除き西口、高速バス・空港バスは東口発着である。茨城観光自動車撤退により、乗り入れ会社は関東鉄道、関鉄観光バス、関鉄パープルバス、関鉄グリーンバス、JRバス関東および高速バスを関東鉄道と共同運行する千葉交通、成田空港交通、近鉄バスである。また、土浦市まちづくり活性化バス「キララちゃん」の市街地循環各コースも乗り入れている。駅舎から最も遠い1番乗り場から反時計回りに番号が付与されている。降車場はエスカレーター前に統一されている。停留所名は運行事業者ごとに異なる。阿見・美浦・江戸崎方面の路線が発着する。烏山団地・小岩田・荒川沖方面の路線とキララちゃんCコースが発着する。竹園・つくばセンター(TXつくば駅)・筑波大学・上郷・石下方面の路線とキララちゃんBコースが発着する。中貫・石岡・柿岡・協同病院・神立・田伏・玉造方面の路線とキララちゃんAコースが発着する。つくば国際大学・筑波山・下妻方面の路線が発着する。イオンモール土浦・桜ニュータウン・並木・みどりの駅・水海道方面の路線が発着する。高速バスと一般路線バスの一部が発着する。※取手駅西口からの深夜バス「土浦リレー号」(JRバス関東)は東口に到着。※当駅に停車する特急「ひたち」(朝・夜を中心に一部列車のみ)・「ときわ」(全列車)の隣の停車駅は各列車記事を参照してほしい。なお、特別快速は当駅から荒川沖方のみの運転(取手駅までは各駅に停車)で、神立方の定期列車は特急と普通のみとなる。
出典:wikipedia
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