国道20号(こくどう20ごう)は、東京都中央区から長野県塩尻市へ至る一般国道である。1602年、江戸幕府によって整備された五街道のうち、起点 - 長野県諏訪郡下諏訪町の諏訪大社下社秋宮付近までが甲州街道と、それ以降終点までが中山道とほぼ同じルートを辿っている。ほぼ全線を中央自動車道や長野自動車道の一部(長野県岡谷市 - 塩尻市)と並走する。実延長区間は、皇居前の桜田門で国道1号より分岐して始まるが、法律上の起点は、東京・日本橋にある。現在、東京都日野市川辺堀之内(坂下交差点)から八王子市北野町(北野町交差点)を結ぶ日野バイパス延伸部及び北野町交差点と圏央道 高尾山インターチェンジを結ぶ八王子南バイパスも建設が進められている。国道20号は、江戸時代の甲州街道を継承する路線である。1885年(明治18年)の内務省告示第6号「國道表」では、東京 - 甲府間が国道16号「東京より山梨県に達する路線」に、下諏訪 - 塩尻間が中山道を継承する国道7号「東京より神戸港に達する別路線」の一部となった。1920年(大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、旧16号が国道8号「東京市より山梨県庁所在地に達する路線」に、旧7号が国道14号「東京市より京都府庁所在地に達する路線」になった。この際甲府 - 下諏訪間は、府県道甲府下諏訪線・下諏訪甲府線として認定されている。1929年(昭和4年)、8号の経由地に南都留郡河口村(現 富士河口湖町)が加えられ、大月 - 甲府間は笹子峠を越えるルートが国道から外され、御坂峠を越える現在の139号・137号のルートに変更された。1934年(昭和9年)、国道8号が延長されて「東京市より京都府庁所在地に達する路線(甲)」となり、下諏訪より国道14号と重複するルートとなった。これで東京 - 塩尻間が国道で結ばれることになったが、大月 - 甲府間は河口村経由のままである。1952年(昭和27年)12月4日、新道路法に基づく路線指定で一級国道20号(東京都中央区 - 長野県東筑摩郡塩尻町(現 塩尻市))として指定され、大月 - 甲府間は再び笹子峠越えに戻されて、今日のルートとなった。1965年(昭和40年)4月1日、道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道20号となった。
出典:wikipedia
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