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赤バス

赤バス(あかバス)は、かつて運行されていた大阪市交通局の小型ノンステップバスによるコミュニティバスである。名称は車体の色に由来しており、公募によって決定された。運賃は100円均一だったため、100円バスの役割もあった。運行は、赤バス運行開始当初より2010年までは全系統が大阪市と、大阪市交通労働組合の共同出資により設立された大阪運輸振興(現・大阪シティバス)に委託していたが、同年3月28日のダイヤ改正で一部の系統で井高野営業所も担当することになったため、同営業所の担当路線に限り南海バスに委託していた。一般の大型バス路線ではカバーしきれない各区内の住宅地と病院・商店街・鉄道駅・区役所などの公共施設をきめ細かく結ぶ地域密着型公共交通サービスとして、2000年5月20日に試験的に5路線での運行を開始。2002年1月27日に21路線で本格的な運行を開始した。以後、路線数の増減もあったが、乗客数が伸び悩んでいたこと、多額の赤字を出していたことなどから、2013年3月31日で運行を終了した。2012年4月時点で29路線が運行され、超小型の車体ゆえに通常のバスでは走行困難であった地区への路線開設や市交通局職員の(定年退職後の)雇用確保には一定の成果を挙げていた。ただし運行時間帯が短く(最速で16時頃に運行を終了する系統もある)、通勤に使いにくいことや、待ち時間を考えると徒歩移動の方が速いケースもあるため、利便性が高いとはいえない部分もあった。その後、都心部の路線を中心に減便傾向が続いた。また地域によっては微妙な路線の変動が激しいところもあった。2008年3月30日には赤バス初の路線廃止があり、中央区を運行していた中央ループ(天満橋→谷町四丁目→下寺町→中央区役所→天満橋)が廃止された。また、同年6月1日には西ループ(地下鉄西長堀→本田一丁目→安治川トンネル前→西区老人福祉センター→地下鉄西長堀)も廃止された。大阪市交通局は、赤バスが市営バスの赤字体質の一因となっているとして、赤バスを2010年度末までに全廃する意向を2009年3月に打ち出した。しかし実際には、2010年度から2011年度を「利用促進への取組」の時期とし、区民説明会や地域調整協議会などを経て2011年10月に路線を一部再編した。その上で需要検証を翌2012年3月にかけて行い、同年度末に路線の抜本的再編を行う提案もあったが、同年度末で全路線を廃止することも検討していた。その後、同年9月21日に正式に26路線を同年度末で廃止し、残り3路線は利用者が多いため1年間運行を延長する方針が示された。この3路線は「西淡路 - 区役所」が11号・11A号系統に、「長吉長原西 - 瓜破西」が出戸バスターミナルを境に長吉長原西方面が16号系統、瓜破西方面が66号系統に、天王寺ループが68号系統の一般系統となったが、このうち68号系統は2014年3月31日の運行を最後に廃止され、66号系統も2014年4月1日より14号系統と統合され廃止となった。廃止となる一部の区では独自に民間事業者に委託してコミュニティバスを1年間運行したが、一部のコミュニティバスは2014年3月31日で廃止された。前述の通り運賃は100円であったが、乗降扉が1か所しかなかったものの、運賃は大阪市営バスの通常の路線バスと同じく後払いとなっていた。また、スルッとKANSAIカードの印字は、通常の路線バスの印字とは異なり、「大交BUS」と表示されていた。これは、通常の路線バスと赤バス間の乗り継ぎの際に運賃の割引があるため、どちらのバスに乗車したのかを判別するためであった。運行は酉島、住之江、井高野、長吉、鶴町の各営業所で担当した。過去には古市営業所も2010年3月27日まで担当した。参考路線図(大阪市交通局:赤バス路線図)車体は、ボルボ関連会社でスウェーデンのオムニノーバ・テクノロジー社製造のマルチライダーを使用していた(オムニノーバ社は倒産後ボルボ100%子会社とされ、業態を変え、社名を変更の上存続している。車両製作関連事業は英国企業に売却され、マルチライダーの製造についてはスウェーデンの別の会社が引き継いでいる)。1台当たり約2,000万円を投じて導入した特殊仕様であるが、故障が多く、約5年半で352件発生した(一般バスの8 - 12倍)。その結果、維持管理費も割高となった(一般バスの2倍)。2000年の運行開始に備え20台、2002年の路線拡充時に50台を導入した。なお、その後オムニノーバ社が倒産したなどの事情により、2005年の第三次路線拡充の際にはフルフラット構造ではないメルセデスベンツ・T1Nをベースとしたミニバスを13台導入した。しかし、当時の輸入元だったダイムラークライスラー日本も三菱ふそうトラック・バスがダイムラー・クライスラーの子会社になったことに伴い、同車をはじめとする商用車の輸入業務から撤退している。2012年4月1日からは日野・ポンチョが導入され、赤バスとしては初めての国産車となった。ただし、当時すでに赤バスの廃止計画があったこともあり、将来の一般路線への転用を考慮して車体の塗装は全体を赤とはせず一般路線車と同じデザインで、帯の色のみ赤となった。同車は当初の計画通り一般路線に転用することとなり、2013年4月1日からは帯色を緑に変更し、小型ノンステップバスとして旧赤バス系統や中型車固定運用の路線の運用が始まった。このため、現在は赤バスの設定がなかった地域でも小型車の運用が一部路線で存在している。その他の車両については売却されたり、旧・港車庫跡などに疎開留置されている。なお、塗装変更された同車は酉島と住之江(一部は井高野からの転属)の2営業所に配置されていたが、2014年4月1日のダイヤ改正で中型車や大型車の運用に変更したり路線が整理された関係で、ポンチョも12台が余剰となり、酉島営業所からの配置がなくなった他、住之江営業所配置のポンチョも台数を大きく減らした。なお、余剰となったポンチョはT1Nと同じく大阪市の官公庁オークションでの売却を実施した。売却された車両の一部は長崎県平戸市の平戸ふれあいバス(YOKAROが運行)で使用されている。2002年7月における全路線の1便あたり乗客数は16.1人/便(2008年度調査 13人/便)となっており、事業性は最低の評価である(国土交通省1 コミュニティバス関係 導入効果が認められる事例)。平成21(2009)年度の平均乗客密度見込みはわずか4.0人と「乗用車並み」にとどまっており、廃止が検討される要因になった。最大乗車定員は座席と吊革数では25人で中型自動車第二種免許で運行できるが、乗務員は大阪運輸振興の路線業務も担当するために大型自動車第二種免許の運転免許を所持していた。

出典:wikipedia

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