竜ヶ崎線(りゅうがさきせん)は、茨城県龍ケ崎市の佐貫駅と竜ヶ崎駅を結ぶ関東鉄道の鉄道路線である。JR常磐線と接続する佐貫駅から東南東へ向かい、龍ケ崎市の中心市街地へと延びる全長4.5キロの路線である。線形は各駅付近を除き直線である。1954年(昭和29年)の町村合併により全線が龍ケ崎市内となっている。関東鉄道常総線と同じく非電化・内燃動力(気動車使用)の鉄道路線で全線単線で途中に列車交換(行き違い)施設を持たない(全線1閉塞)。ほとんどの列車が1両(単行)で運転されている。沿線途中は農村地帯で田園風景が広がるもののローカル線的性格ではなく、定期通勤者を中心とした利用状況となっている。一方、需要の多い竜ヶ崎ニュータウンや流通経済大学の輸送は専ら関東鉄道のバスに委ねており、本路線は一日数千人程度の小規模な輸送に特化している。また、平坦な土地であることも影響して自転車通学など自転車とも競合している。日中は旅客運賃のみで自転車をそのまま列車内に持ち込むことができるようになっている。2009年(平成21年)3月14日よりICカード「PASMO」を導入し、全駅にPASMO・Suica専用の簡易改札機が設置された。ただし、関東鉄道の鉄道路線は交通系ICカードの全国相互利用サービス対象外である。竜ヶ崎線は竜崎鉄道を前身としている。当初は馬車鉄道として計画されたが、輸送力を確保するため蒸気軽便鉄道に変更。区間も敷設免許取得時は藤代 - 竜ヶ崎間であったが、費用の削減のために起点を小貝川に架橋する必要がない佐貫に変更している。竜崎鉄道開業と同時に日本鉄道も乗り換え駅となる佐貫駅を開設した。なお、計画区間であった藤代方面には直営の路線バス(竜ヶ崎駅 - 藤代 - 取手駅)が現在も運行されている。全列車ワンマン運転の普通列車(各駅停車)で列車交換はなく1編成の列車のみが佐貫駅 - 竜ヶ崎駅間の全線を行き来する。区間運転、他路線への乗り入れや通過運転はない。5時25分 - 23時23分の間、毎時2本程度の運行。他社線接続路線という性格上、等間隔ではなく、佐貫駅でのJR常磐線接続を考慮したダイヤグラムとなっている。上野方面との接続が重視されており、佐貫行き列車は上野行きの列車に概ね4分前後で接続するように設定されている。佐貫 - 竜ヶ崎駅間を利用する乗客が全体の90%以上を占めている。竜ヶ崎線の近年の輸送実績を下表に記す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。竜ヶ崎の近年の収入実績を下表に記す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。片側3ドア車を基本とし、すべてステップ付きとなっている。各駅のホームは竜ヶ崎方に向かってすべて右側に設置されているため、竜ヶ崎方の運転台は乗務員が乗降の安全確認を行いやすい進行方向右側に設置されている。ワンマン運転対応であるが、長らく無人駅は途中の入地駅のみであったため整理券発行機・運賃箱等の設備はない。532の1両が在籍。元国鉄キハ20系気動車の走行装置を流用し、車体新製した車両である。1981年12月竣工。キハ310形(313 - 318)・0形と同様に新潟鐵工所製で、前面が切妻3枚窓の貫通扉付きでよく似ているが、側面は片開き3ドアかつステップ付きとなっている点が異なる。登場当時からワンマン運転対応となっているが、ワンマン表示機以外に目立つ専用装備は存在しない。これは運行区間が短いことによる特徴で、容量増設が必要ない燃料タンクも走行装置と同じくキハ20用タンクをそのまま流用している。キハ310形と異なり、前照灯の位置変更や方向幕の設置工事は行われていない。乗務員室は全室構造である。客室ドアはホームのない側にも非常用として設置されている。現在では、第1・3土曜日と第2・4日曜日の9時台 - 14時台に定期運行され、運転予定が公式サイトで発表されている。2001・2002の2両が在籍。1997年新潟鉄工所製の自社発注車。常総線配置のキハ2100形シリーズと同様に側面は両開き3ドアだが、ステップ付きとなっている点が異なる。乗務員室は完全な半室構造となり、乗務員室扉はホーム側にのみ設置。反対側は小窓が設置されており、仕切りもないため前面展望が可能。客室ドアはホームのない側にも非常用として設置されている。
出典:wikipedia
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