『SHADOW LADY』(シャドウレディ)は、桂正和の描く SF 漫画作品。同名の作品が3種類存在する。桂正和が映画の『バットマン』をモチーフとして描いた作品。タイトルの『SHADOW LADY』は変身に使う「アイシャドウ」と影を意味する英語の「シャドウ」をかけ、鳥嶋和彦が名付けた物である。以下の3作が存在する(掲載誌はいずれも集英社刊)。特に断りなく『SHADOW LADY』と言った場合、最も読者数の高い「WJ版」をさす場合が多い。このため『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』 (DNA²) よりも後の作品と認識している人が多いが、オリジナルとなる「VJ版」は「DNA²」に先立ち連載されている。主人公の少女については名前などいくつか共通する点はあるものが基本的には全くの別人であり、境遇・性格をはじめとして3作それぞれで設定が大きく異なる。『Vジャンプ』の前身である『週刊少年ジャンプ特別編集増刊 V JUMP』の1992年11月22日号から1993年4月4日号、及び月刊誌として独立後の『Vジャンプ』1993年7月号(創刊号)に掲載。『週刊少年ジャンプ』で連載されていた「電影少女」の次となる桂5本目の連載作品。桂正和のイラスト集『4C』(3冊組)の中の3冊目『SHADOW LADY Katsura Masakazu Illustrations 3』にフルカラーで収録されている。フルカラー作品である為か、冒頭部分では絵本的な描写がみられ、全体としてアメリカン・コミックス風の仕上がりになっている等、他の作品とは大きく作風が異なる。また以降の版には見られない「自然と科学」という対立軸が伺える。登場毎に使うマジックシャドウの色が異なり変身後のシャドウレディの姿も異なる。色とモチーフは以下の通り。祖父と暮らした家と森が開発されてしまうことになり、久しぶりに祖父の家を訪れたアイミは、祖父の生前には入れてもらえなかった部屋で不思議なコンパクトを見つけ、シャドウレディに変身できる様になる。思い出の森を守るため、今晩もシャドウレディは盗賊として資金を稼ぐ……。『週刊少年ジャンプ』 1995年3・4合併号掲載。46ページ。『ZETMAN 桂正和短編集』及び、WJ版『SHADOW LADY』の単行本3巻に収録。アイシャドーは黄色のみで、シャドウレディの変身パターンもウサギをモチーフとした1種類のみ。1回の変身に制限時間がある。なお、読切り版での表記のみ「アイシャドウ」ではなく「アイシャドー」となっており、「マジックシャドウ」と言う名称も登場しない。17歳の少女、小森アイミは転校してきた伴田マイトに恋心を抱く。しかし彼の目の前で逆上がりに失敗し、笑われてしまう。落ち込んでいるアイミを心配しておばあちゃんがくれたのは「魔法のアイシャドー」。半信半疑で塗ってみるとアイミはシャドウレディに変身してしまった……。『週刊少年ジャンプ (WJ) 』に1995年31号から1996年2号まで連載。「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」の次となり、『WJ』上においては6本目となる連載作品。「VJ版」を含んだ通算では7本目の連載作品となる。単行本はジャンプ・コミックスより全3巻。衣服が破れたり、全裸状態で石のオブジェにされた女性が登場したりする等の性的な表現が多い。ベースとなるシャドウレディはコウモリをモチーフとしたと1種類のみで、マジックシャドウがとれない限り時間制限はない。この他、エキスパートチェンジによって状況に応じた姿に10分間だけさらなる変身ができる。エキスパートチェンジは6種類あるとの記述があるが、作中に実際に出てきたのは3種類のみ。また破れたりしてコスチュームが破損したとき、「リフレッシュアップ」を行うことで軽量化されたコスチュームに変化することができる。貧富の激しい街グレイシティを騒がす女怪盗シャドウレディは不思議な力を使い、盗めないモノはないと言われている。そんな彼女の正体はマジックシャドウの力によって変身した内気な少女小森アイミであった。本田ブライトと出会い、アイミとして頑張る事を誓った彼女だが、恋のライバル細川ライム(スパークガール)も現れ、今日も理由をつけてはシャドウレディに変身する。そんな彼女の前に突如現れたのは、アイミの相棒デモを殺す為にやってきた3人組の魔界警察。彼らは人間界に流出してしまった5つの魔石を回収し、魔人が復活する前に封印BOXへと収める事を条件としてデモの免罪を約束する。一つ目の魔石を見つけるも、封印の前に魔人メデューが復活し、なす術もなく石とされてしまったシャドウレディであったが、デモと彼女の絆を見たメデューは石の回収を条件として最後のチャンスを与え石化を解く。以降順調に魔石を集め続けていた彼女達であったが、最後の一つの魔石から魔人ゼラが復活してしまう。メデューをも取り込んでグレイシティを踏みにじり、最終破壊魔人へと変身しつつあるゼラを前に、この混乱の元凶という濡れ衣を世間に着せられてしまったシャドウレディの一世一代の大ドロボウが行われる……。全て著者は桂正和、集英社発行。
出典:wikipedia
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