『落第忍者乱太郎』(らくだいにんじゃらんたろう)は、尼子騒兵衛による日本の忍者ギャグ漫画作品。略称は「落乱」(らくらん)。『朝日小学生新聞』にて1986年から4~6月、10~12月に季節限定で毎日3ページずつ連載されている。NHK教育テレビで放送中のテレビアニメ『忍たま乱太郎』の原作である。単行本は14巻までは毎月発行、15巻以降は年2回発行されている。現在59巻まで発行、以後続刊予定。舞台は室町時代末期に設定されており、登場する忍術も歴史的資料に記されたものを基調とするなど正確な時代考証の一方で、自動販売機や腕時計、カタカナ語など著しく時代錯誤な物品や台詞も平然と登場。ギャグ漫画の様相が強い。メタ的要素をふんだんに取り入れ、キャラクターがコマの裏から現れて話に割り込む、枠線をちぎるなど自由奔放な動きを見せているのも大きな特徴の一つである。また、作者である尼子騒兵衛が漫画の中に登場したり、作者の仕事場にキャラクターが枠線を破って入ってくることもある。登場キャラクターの名前は主にダジャレか、作者の出身地である兵庫県尼崎市をはじめとする近畿地方の地名、または実在人物の名前などに由来する。単行本は累計900万部を突破している。アニメ版との相違点は細かく挙げると限りがないが、主なものは下記の4点である。時は戦国乱世。先祖代々ヒラ忍者の血筋である乱太郎は、父の勧めで忍術学園に入学し、一流のエリート忍者になるべく勉強する。しかし、友達のしんべヱ・きり丸と共に、常に成績は落第点。追試、補習授業は当たり前。頑張っても空回りする3人組に先生達も振り回されるが、そんな彼らには常に事件が降り注ぐ。3人組は足りない知恵を出し合って、いつのまにやら大活躍。主人公3人組 乱太郎,きり丸,しんべヱ1年は組 庄左衛門,伊助,虎若,団蔵,三治郎,兵太夫,喜三太,金吾土井先生,山田先生37巻登場。オーマガトキ城城主・大間賀時曲時がタソガレドキ城との戦で、援軍を頼むために向かった城。名前の由来は暁闇。7巻登場。ナラタケ城の隣にある城。殿様は77歳。ナラタケ城の姫(66歳)をお嫁に貰い、ナラタケ城と同盟を結ぶ。24・32・45巻登場。カワタケ村を陣取り、ヒダハタケ城と戦をしていた。ただ村は借りただけで、その期間住人は総出で花見に出かけていた。21・34巻登場。近くにはスッポンタケ城、チャミダレアミタケ城がある。ドクタケ、スッポンタケの仕組んだ戦に巻き込まれそうになった。1・2・28・34巻登場。長い期間ナメコ城と戦をしていた。その後和議を結ぶ。34巻で風鬼、達魔鬼のミスからドクタケ城と戦になった。37・42・48巻登場。城主・曲時に人望が全く無いため、領地から税金が取れないでいる。タソガレドキ城との戦で城を落城寸前まで追い詰められ、その後タソガレドキ城とは表向きは仲の悪い城同士だが、裏では互いの城主同士で秘密の約束を交わし、密かに同盟を結んでいる。忍者隊は一応は存在するが、実際は曲時の周囲に対する見栄で作られた程度のものであり、元・足軽の素人同然が2名だけ所属している程度のものであり、またあまり重要視されていない。23・30巻登場。戦好きな悪い城の一つ。安宅船の設計図・暗号表を狙っていた。お花見宴会の準備を戦の準備と早合点した忍術学園に、宴会を滅茶苦茶にされたことがある。17・32・35・47巻登場。ホウキタケ城と戦をしている。忍者隊は安月給でヘボが多い。一年は組は度々オニタケとホウキタケのいざこざに巻き込まれて、オニタケ忍者達と行動を共にすることがある。28巻登場。ドクタケ城とエノキ城の戦に、両軍の戦力調査のために、足軽に化けた忍者を送り込んだ。しかしその忍者がヘボだったせいで、碌に戦力調査が出来ず。36・47巻登場。100年前、カワキタケ忍者が埋めた「カワキタケの壺」の所在地を所属忍者総出で探していた(城の秘密が入っているらしく、100年後掘り出すように古文書に書かれていた)。忍術学園を利用するも、裏目に出て事故で壺が粉々になる。46巻登場。タソガレドキ城がカワタレドキ城と同盟を結ぼうとしたが失敗に終わる。城主・香波垂時衛門は南蛮衣装に凝っている。3・17・44・48・52巻登場。城主持兼91歳、若殿良兼67歳と新旧交代が上手く行っていない。現在も持兼は家督を譲る気が無いらしい。23巻登場。安宅船の設計図・暗号表を狙っていた悪い城の一つ。1巻登場。鶴の巣城との戦の際、若を人質に取る。乱太郎達が学園入学後、初めて忍び込んだ城である。21・34巻登場。戦好きな悪い城の一つ。スッポンタケ城と仲が良いが、向こうは一時的に組んでいるだけである。関係者は全員髷がサンコタケの形に結ってある。所属忍者はあまり優秀とは言えない忍者が多い。1巻登場。シメジ城から、本来密書を受け取る予定だったハズの城。1巻登場。シイタケ城に密書を届けるために忍者を使いに出した。しかしその忍者は密書をトイレットペーパーの代わりに使ってしまった。4巻登場。三の館城主・常盤兼成は相当なコレクターで珍しい武器を沢山集めている。21・34・41・48巻登場。戦を仕掛けては、城の領地を奪うドクタケ同様悪い城の一つ。チャミダレアミタケ城城主・茶乱網武に対し、2回も暗殺を目論んだ。作中では悪い城として書かれているが、本来スッポンタケは食用キノコである。7巻登場。今は無き城。70年前にマツホド城との戦(バフン岳の戦い)に勝利するも、20年前にドクタケ城との戦に破れ、落城した。5巻登場。ある暗殺者により、この城に属す山田という家臣が命を狙われていた。37・42・46・47・49・50・51・54巻登場。城主・甚兵衛は周囲の評判が悪い。オーマガトキ城との戦で城を落城寸前まで追いつめ、その後互いの城主同士で秘密の約束を交わし、密かに同盟を結びオーマガトキ城の領地だった園田村を乗っ取ってしまった。忍者隊はかなり優秀。アニメで戦中でありながら年に一度の温泉旅行に出かけられるなど、かなり厚遇されている。一年は組から「クソタレガキ城」(アニメでは「タコヤキドキ城」)と呼ばれている。21・36・41・42巻登場。戦に強く、城主網武は武術大会を開くほどの武術好き。そのため網武はスッポンタケを始め、数々の城に命を狙われている。9・32巻登場。城主・花門の神経質な性格から、城中が不幸の手紙に振り回され、花門は他の誰かに城を譲るとまで言い出す騒ぎになった。1巻登場。クモの子城との戦で若を人質に取られた。27・30・33・39・43・47巻登場。汚い手を使うことで有名と言われているドクタケ同様、悪い城の一つ。多田堂禅の作る新型砲弾や忍術学園の火薬等を狙い、度々忍術学園と敵対している。7・26・36・39・45・47巻登場。敵の多いドクタケ城が唯一手を結んでいる城。戦を好むために敵が多く、忍術学園とも敵対している。26巻では町を占領する計画をドクタケ城と共に立てたが、山田先生達の活躍により失敗。2・6・14・15・17巻(他)登場。戦好きの悪名高い城。44・48巻登場。キクラゲ城に切羽拓郎を潜入させ、キクラゲ城を攻め落とそうとしたが、乱太郎たちに攻撃を阻止される。2・41巻登場。エノキ城と長い期間戦を続けていた。その後和議を結ぶ。城の裏山に沢山のナメコが生えている。7・26巻登場。殿の年齢が77歳のアミタケ城に66歳の姫をお嫁入りさせ、アミタケ城と同盟を結ぶ。26巻でドクササコ城に占領されそうになった町を治めているのはこの城である。5巻登場。自国を離れて、遠くのマイタケ城に戦を仕掛け、当初勝ち戦だったものの食糧不足が仇となって降参する羽目に。24・38巻登場。小松田が忍者隊の就職試験に応募した城(結果は不合格)。以前24巻でウスタケ城との戦に勝利した城として名前のみ登場している。9巻登場。仲が悪いツルタケ城の弱点を手下の忍者を使って、探っていた。10巻登場。山奥にある小さい城。城主・紅武は偽金事件の被害者。17・35・47・55巻登場。オニタケ城と戦をしている。忍者隊首領は大変なケチ。関係者は全員ホウキタケの形に髷を結ってあり、乱太郎達曰く「非常に分かり易いヘアスタイル」。35巻登場。忍術学園の実力を探るために数人の忍者を学園に差し向けて、武道大会を観察しようとした。忍者の一人は最初は、匍匐大会が開かれるという話を聞いたと主張したが(匍匐→葡萄→武道という印刷ミスがあったらしい)、嘘か本当か不明。5・28・36・41・42巻登場。さほど大きくない小さい城なため、ドクタケ城やナルト城等の幾つかの城に領地を狙われている。その度に乱太郎達に助けて貰っている。7・54巻登場。城今は無き城。70年前にセミタケ城との戦(バフン岳の戦い)に敗れ、落城した。浜守一郎の曾祖父がいた。23・29・44巻登場。海の支配を目論む、悪い城の一つ。安宅船の設計図・暗号表を狙っていた。兵庫水軍の敵。単行本の背表紙の上部には、キャラクターと一文字の平仮名が書かれており、単行本を13巻まで並べると、「らくだいにんじやらんたろう」となる。さらに、21巻まで「しんべヱ」「きりまる」と続く。それ以降は文字が消え、キャラクターのみとなった。
出典:wikipedia
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