金沢八景駅(かなざわはっけいえき)は、神奈川県横浜市金沢区瀬戸にある、京浜急行電鉄・横浜シーサイドラインの駅である。駅名は近隣の景勝地金沢八景に因む。京急の関係者や地元住民の間では、「八景」とも呼ばれている。島式ホーム2面4線を有する地上駅である。駅番号はKK50。傾斜地に立地するため、改札口はホームの下にある。上りホームには2006年(平成18年)3月上旬に、下りホームには同年3月下旬にエレベーターが設置された。かつては、逗子線の列車の発着番線のみを表示する反転フラップ式発車標および列車通過時にチャイムが鳴動する警告表示があったが、2007年(平成19年)4月より列車入線時に『6つのレントラー舞曲』、通過時にチャイムが鳴動する京三製のLED式発車標に更新された。この発車標は、早朝・深夜と日中で発着番線が異なる新逗子行きの場合、スクロール表示で案内され、早朝・深夜に新逗子行きが4番線から発車する場合は、発着番線部分が常に点滅する。かつては、「次の新逗子行きは4番線から発車します。」という表示があったが、現在は無表示となっている。日中の平常運転時は、お知らせ等がスクロールされることはほとんどなく、新逗子行きの発車案内がスクロール表示される。発車標の更新後は、本線系統の列車の発車時刻等も表示されるようになった。なお、発車標は京急線の他駅と同様に発車時刻になる(進行の指示する信号を現示する)と表示が点滅するが、発車順序の関係により、まれに次発列車の欄が先発列車の欄より先に点滅する場合がある。すべてのホームに発車ベル・ブザー(電子電鈴装置)が設置されている。1・2番線発下り列車と4番線発新逗子行きがベル、3・4番線発上り列車がブザーである。1・2番線発下り列車のベルの音程は行先ごとに分けられており、横須賀方面行き発車時は1番線の電子電鈴装置が、新逗子行き発車時は2番線の電子電鈴装置が使用されている。4番線発新逗子行き発車時は、京急川崎駅下りホームと同じ音程の電子電鈴装置が使用されている。上り列車は、ホームごとで分けられており、3番線発が低音のブザー、4番線発が高音のブザーが鳴動する。2008年(平成20年)8月までに、ホームの改良工事が施工され、あまり使用されることのなかった車椅子乗降装置「ラクープ」は撤去された。隣の金沢文庫駅までは京急で唯一の複々線区間となっている。追浜方では本線と逗子線が平面交差の形で分岐する。4番線には総合車両製作所横浜事業所から横須賀線逗子駅までの狭軌回送線を併設しており、三線軌条となっている。4番線浦賀寄りに隣接して、湘南電気鉄道開業時以来の瀬戸変電所の建物が残る。1番線からは逗子線に入線できないため、逗子線への列車は原則として2番線から発車する。早朝・深夜は、逗子線の列車は当駅折返しとなるため、一部を除き、4番線から発車する。本線下り列車の発着番線は金沢文庫駅での発着番線に左右される。下り本線の特急列車は、基本的には2番線から発車するが、2番線に停車中の新逗子行きの列車に接続する場合は、1番線から発車する。また、新逗子行きが4番線から発車する時間帯は、本線下り列車はすべて2番線から発車する。早朝・深夜の4番線発新逗子行きは、本線列車と接続して発車する。金沢文庫駅発着の逗子線直通の普通の一部は、本線普通と接続をとり、普通が普通を追い抜く現象を見ることができる。なお、平日朝のラッシュ時は、乗り換え客などで混雑する。これに伴う混雑緩和のため上り特急列車は同時間帯、京急富岡まで先着する普通列車が発車してからドアを開ける措置をとっている。また、日中、快特の発車が遅れて逗子線発の普通電車が入線してきた場合、後者は前者の発車後にドアが開く。上り電車は、原則として本線からの列車は3番線、逗子線からの列車は4番線を使用する。ただし、平日朝の一部の特急は4番線から発車する。また、かつて運転されていた、金沢文庫で快特に増結する本線普通列車も4番線を使用した。2008年(平成20年)12月22日から、ヴォーカル&ダンス・ユニットEXILEの楽曲「道」が接近メロディとして使用されている。これは、当駅がEXILEのリーダー・HIROの母校である横浜市立金沢高等学校の最寄駅であることから、「卒業」をテーマにした楽曲である同曲が採用されたものである。同時に通過列車接近時の警告音の音程も変更された。単式ホーム1面1線を有する高架駅である。駅番号は14。2011年から「関東学院大学前」の副駅名が付いている。京急の金沢八景駅まで延伸する計画があり、既に橋脚が用意されているが、駅周辺の再開発事業の大幅な遅れにより、開業以来20年以上に渡って京急駅から徒歩3-5分ほどと離れた場所にある仮設駅での営業を行っている。このため、シーサイドラインは全線複線だが、当駅構内のみ単線になっており、片側の線路部分にホームを設置して利用している。2004年(平成16年)3月30日 駅と歩道橋を連絡するエレベーター(11人乗りウォークスルータイプ)が軌道の先に設置され、供用が開始された。2010年(平成22年)9月 「金沢八景駅東口地区土地区画整理事業」の具体的な計画が決定し、2018年度(平成30年度)までに京急駅まで延伸する予定となった。近年の1日平均乗降人員は下記の通り。近年の1日平均乗車人員は下記の通り。京浜急行バスと神奈川中央交通により路線バスが運行されている。かつては横浜市営バスも乗り入れていた。駅と周辺の住宅地とを結ぶ路線が多いが、磯子駅や大船駅、鎌倉駅などへの路線もある。前述したシーサイドラインと同じ理由で、京急の駅前に仮設のバスターミナルが設置されている。また徒歩数分ほどの国道16号上に「金沢八景」バス停があり、関東学院循環を除く駅前ターミナル発着路線が経由するほか、神奈川中央交通の路線、駅前ターミナルに乗り入れない路線が発着する。かつて、仮設のバスターミナルが竣工する前は駅前の細い路地に大型バスが進入していた。駅周辺では金沢八景駅東口土地区画整理事業が計画されており、駅前ロータリー等が整備される予定である。そのため、シーサイドラインの駅舎とバスターミナルは仮設のものとなっている。またシーサイドラインの延伸に合わせ京急駅を橋上駅舎化して連絡通路を設けることになったが、京急駅舎部分の工事についても株式会社横浜シーサイドラインが第三セクターであることから国土交通省の鉄道駅総合改善事業による事業主体となり、実際の工事は京急が受託する形で行われる。当初は2016年度の事業完了を目指していたが、駅舎工事と再開発を同時に行うことになったため2018年度に変更された。
出典:wikipedia
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