広島シティネットワーク(ひろしまシティネットワーク)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)広島支社が広島都市圏で営業する在来線に付した愛称である。2015年に行われたエリアブランディング(後述)以降、227系電車を中心に「JRシティネットワーク広島」(ジェイアールシティネットワークひろしま)の呼称も用いられているが、それ以降も広島支社ニュースリリースや鉄道雑誌などでは引き続き「広島シティネットワーク」の呼称が用いられている。広島駅を中心に、放射状に伸びる山陽本線(山陽線)・可部線・呉線・芸備線で、2002年(平成14年)10月5日のダイヤ改正以降、以下の区間を広島シティネットワークとしている。特定都区市内制度における「広島市内の駅」よりも、芸備線を除き広島シティネットワークの方が広大である。現在運用されているものは、2015年3月14日のダイヤ改正に合わせて国鉄時代からの古い設備を一新し、新型車両(227系電車)やサインシステムにより新たにブランディングを行ったものであり、広島駅を中心とした5方面に分け、運行系統別に新たな路線記号とラインカラーを導入したものである(2014年8月6日に導入を発表)。この時のブランディングが「“JRシティネットワーク広島”のブランディング(227系電車と路線記号カラーデザイン)」として2015年9月29日に2015年度グッドデザイン賞を受賞している。2009年春、広島駅の南東にあった東広島駅(貨物)の跡地に、老朽化した旧広島市民球場に代わる施設としてMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島が完成した。これに伴い、プロ野球のナイター(オールスターゲーム含む)が開催される日に限り、山陽本線・呉線・可部線に臨時列車を「赤ヘルナイター号」の列車名で広島駅から運転を開始した。最初の運転日は2009年4月10日(広島東洋カープ対中日ドラゴンズ第1回戦)。初年度の2009年は、山陽本線下りは五日市駅まで、山陽本線上りは瀬野駅まで、呉線は坂駅まで、可部線は緑井駅までと運転区間が短い一方で、運転本数を多く確保することで近距離区間の混雑解消を図っていた。毎年、運転区間・本数の見直しが行われているが、芸備線では一度も運転された事がない。2016年からは、呉線の広島駅 - 坂駅に限るが、初めてデーゲーム開催日にも運転されることとなり、ナイター開催日の臨時列車も含めて「赤ヘル号」として運転される。運転時刻は予め決められているが、試合展開により試合終了が遅くなった時は、運転時刻を繰り下げる場合がある。「※」はデーゲーム開催日のみ運転(本数は13:30試合開始日基準)、その他はナイター開催日のみ運転。定められた土曜休日に広島駅 - 三原駅間を山陽本線・呉線経由で運転している臨時の快速列車である。定期列車に使用されるものを挙げる。国鉄から承継した車両の大半は大規模なリニューアル工事が施行され新車並の内装となっている。リニューアル工事が施行されていない車両に関しても、他線区から工事が施行された車両を転属させることで置き換え体質改善を図っている。227系は2015年から運行を開始した、広島地区では32年ぶりとなる新型電車で、最終的に3両編成が64本と2両編成が42本の合計276両が投入され、広島エリア(山陽本線・可部線・呉線など)で運行中の115系などを置き換える計画である。2016年3月26日、エリア内を含む山陽本線三原駅-岩国駅間、呉線、可部線のすべての2-4ドア車を、3ドア車で統一し、平日昼間を227系で統一した。。エリア内の保安システムは、ATS-SWによって整備されてきたが、これは停止信号や曲線などの線路条件に対して特定の地点での速度照査を行う機能であった。新保安システムATS-DWは、あらかじめ信号機の位置や速度制限箇所そして分岐点などの線路情報が入ったデータベースを車両に設置し、信号の現示・駅の番線や分岐といった地上子からの情報、車輪の回転や閉塞などから得られる列車位置と速度の情報これらをもとにデータベースと比較して列車を制御するもので、これによって速度照査以外にもホームの無い側のドアが開扉することの防止・停止位置の大幅なズレの防止などの機能が実現できる。エリア内では、227系電車のみが対応しており山陽本線白市駅 - 岩国駅間で地上設備を整備したのち、順次使用が開始される。広島シティネットワーク内のすべての駅がICOCAに対応している。IC乗車券は、東日本旅客鉄道(JR東日本)のSuica、スルッとKANSAIのPiTaPa、東海旅客鉄道(JR東海)のTOICA、九州旅客鉄道(JR九州)のSUGOCA、北海道旅客鉄道(JR北海道)のKitaca、首都圏私鉄・バス各社のPASMO、名古屋鉄道(名鉄)などのmanaca、西日本鉄道(西鉄)のnimoca、福岡市交通局のはやかけんが利用できる。ICOCA導入に先立って本エリアを含む岡山・広島地区の135の駅でIC乗車券対応の自動改札機が設置されたが、半数近くの駅が簡易改札機となっている。また一部の駅では、ICカード専用改札機も導入されている。
出典:wikipedia
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