LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

中村主水

中村 主水(なかむら もんど)は必殺シリーズに登場する、藤田まこと演じる架空の人物である。小説などの原作を持たない、テレビ番組オリジナルのキャラクターである。第2作『必殺仕置人』の初登場以来、第31作『必殺仕事人2009』まで、シリーズの半分を超える16作にレギュラーとして登場した。その他のシリーズでも『助け人走る』や『必殺剣劇人』にゲスト出演し、公式にも「必殺の顔」と称されるなど、シリーズを通して活躍した。典型的な「昼行灯」として江戸内で知れ渡っている北町奉行所の定町廻り同心。職務怠慢が目立つが、それ以上に自分の担当地域の商屋に袖の下(賄賂)を要求したり、同じく軽犯罪の場合には金で見逃す、現代でいうところの悪徳警官である。史実として同心(役人)に付け届けを払うということは頻繁にあったが、必殺シリーズが誕生した当時の時代劇の常識として、主人公である同心がこのような小悪党という設定は珍しいことであった。普段は無気力な一方で、旗本や大名などの巨悪が絡む事件については上の命令を無視してまで捜査をしようとするなど、元来の性格が現れることもある。多くの上司は主水のことを軽んじたり蔑ろにし、時には疫病神と呼んで嫌ったが、中には主水の素質と性格を見抜き、報償金を使い、上手くコントロールした者もいた。同僚たちからも馬鹿にされる一方で、10年以上に渡って宴会の幹事を行い、宴会の仕切りに関しては同僚たちからも信頼されていた。賭け事の胴元をすることも多く、その際には、普段は口うるさい上司も上手く丸め込んだ。同心としてのキャリアが何年に至るかに関しては正確な描写が少ないが、後期の作品で、勤続20年の表彰を受けるシーンがある。好物は甘いものと目刺。酒は下戸ではないものの、基本的に進んで嗜むこともないが、例外的に『必殺仕業人』では鬱憤晴らしに酔うことが多かった。劇中では異動や出張が多く、シリーズによって勤務地や職務が変わっている(#経歴参照)。晴らせぬ恨みを金銭で晴らす殺し屋としての顔も持っている。『必殺仕置人』で棺桶の錠が持ち掛けて来た、百姓娘の父親の仇討ちを請け負ったのをきっかけに、裏稼業に足を踏み入れた。以降、「仕置人」「仕事人」などと名乗りながら、長きに渡って裏稼業を続けてきた。元々は参謀的な脇役として登場し、殺し以外にも、同心という表の仕事を利用した情報収集やサポートを行なった。『仕置人』は特にその傾向が強く、実際に殺しを行うのは鉄と錠だけで、サポートにすら関わっていないエピソードも存在する。その後、主に実働隊の一員、リーダーとして活躍し、参謀として作戦を立案することもある。殺し技は剣術(#剣術参照)。『必殺仕置人』で仕置人となった当初は、やり場のない日々の怒りを悪人にぶつけるように積極的に仕置に関わっていた。『暗闇仕留人』で、糸井貢が仕留人としての自らのあり方に苦悩して命を落とした後は感情をなるべく表に出さず、仲間と馴れ合うことを避けるようになった。昔馴染みだった念仏の鉄や、中村家を訪れ、三味線の稽古を行う、三味線屋の勇次、奉行所の同僚の渡辺小五郎などを除き、裏稼業に関係のない場面で仲間に会う機会があっても知らない者同士を装い、必要以上に親しく接することも無くなっている。例外として、鉄と再度組んだ『新・必殺仕置人』時代は元々、鉄の仲間だった他の仲間たちのことも信用しており、主水が『仕置人』『仕留人』時代以外で仲間と友人のように馴れ合う唯一の時であった。裏切りや粛清はしないものの、仲間の甘さや未熟さを叱咤することは多く、感情が先走りがちだった飾り職人の秀や、子供じみた正義感を振りかざす西順之助に対し、鉄拳を振るったこともある。チームが危機に瀕した場合は、その原因であるメンバーを容赦なく斬ることも宣言していた。一方で、仲間が危機に陥った場合は自ら死地に飛び込んで救い出そうとする場面も多く、実際に仲間を粛清したり裏切ったりしたことはない。『必殺仕事人2007』以降、主役の座を渡辺小五郎へ譲り、若手の仕事人たちに大先輩の貫録を見せ、サポートし、血気盛んな若手の仕事人たちが感情に任せ、無鉄砲な行動を取る、仕事人としてのイロハを理解していない、仕事人として冷徹に徹しきれないなど、甘さや未熟さが見られたときには叱責や諭すことも忘れなかった。『新・仕置人』で重要な伏線となるように、前期シリーズでは主水の正体は殺し屋の世界では知られておらず、主水も自分の正体を隠していた。特定の斡旋人(元締)の下で働くということもなく、主水自身はそのような人物、組織を「人殺しの集団」「信用できない」と呼んでいたこともある。全シリーズを通して、寅の会、闇の会などの間接的に関わった例を除けば、主水が特定の元締の体制下で依頼を請け負っていたのは『必殺仕事人』と『必殺仕事人・激突!』の時だけである。主水の名が仲間以外の裏稼業の人間に知られていることを確認できるのは『江戸プロフェッショナル・必殺商売人』第22話が最初である。逆に後期シリーズ(仕事人シリーズ)では、主水は裏の社会でも名の通った仕事人となり、様々な同業者たちと面識があった。その中には有力な元締もおり、仕事の斡旋を受けたこともあるが、先述したように特定の元締の体制下で依頼を行ったことは少ない。後期エピソードの中にはその回の悪党が闇の世界を牛耳るために、主水を手元に置こうと謀略をしかけた話が多数ある(『必殺仕事人V・激闘編』第24話、最終回。『必殺仕事人V・風雲竜虎編』第1話など)。『仕事人』第82話のように、主水のことを知らない闇の稼業の者たちも登場している。殺し技は、手持ちの刀を用いた剣術である。その腕前は一流で、劇中の描写や設定によると奥山神影流、御嶽新影流、小野派一刀流、一刀無心流の免許皆伝で、心形刀流の心得もある。子供の頃から、寺子屋では一番の腕前であったとも語られている。中期までは状況に応じ、様々な剣技を披露していたが、後期に入ると斬り掛かるのでは無く、親しげに話し掛けて相手の油断を誘い、刺殺する殺し方が中心となっていった。『仕事人V』『仕事人V・激闘編』では刀の柄の中に刃を仕込み、柄を鞘のように抜いて相手を暗殺する場面もあった。奉行所では昼行燈を装っていることから、剣術の腕前を周囲に隠している。奉行所での剣術の稽古や試合などでは、わざと負けて痛めつけられており、実力がないように見せるため、竹光を腰に差したこともあった。妻のりつ、姑のせんと3人で、八丁堀の役宅に暮らしている。下総の筆頭同心 北大路家の次男だった主水が、わずかな伝手を頼って、中村家の婿養子になりに来たのが、家族のなれそめである。中村家の家紋は「丸に唐花」。恐妻家で、やる気の無さ故に奉行所での出世の見込みがないこと、主水自身の怠惰な生活態度から、家庭内では2人から疎まれ、陰に日向にいびられ続けている。主水もまた、そのような態度で接する2人、特に厳しく当たって来る、せんに対しては相当に嫌気が差している様子が窺える。一方で、表に出ないだけで実際は深い愛情で結ばれてもおり、それを示唆するエピソードも劇中に数多く見られた。30歳を過ぎても子供ができず、妊娠の兆候もないことから、せんとりつからは「種無しかぼちゃ」と罵られている。『商売人』ではりつが妊娠したが、最終的には死産という結末を迎えた。夫婦ともに性欲は旺盛で、りつから床入りを強請る場面がしばしばあり、主水も時折、他の女性に浮気をしている。へそくりが趣味で、袖の下や裏の仕事などで得た金銭を、家の様々な場所に隠している。それを必要な時に持ち出し、様々な用途に用いているが、せんとりつに見つかり、生活費や遊興費に当てられてしまうことも多い。劇中では以下のような職務歴を経ている。基本的に時間の経過はシリーズの順序に沿い、時代設定は各シリーズによって異なるが、江戸時代後期の設定となっている。主水シリーズの2作目『暗闇仕留人』は黒船来航の時期(1853年以降)であり、後期作品には桜田門外の変(1860年)を扱ったスペシャル特番がある。また、寛政 - 天保期(1800年前後)も多い。一方で、『新春仕事人スペシャル 必殺忠臣蔵』の元禄期(1700年前後)は時代設定が極端に、他のシリーズから外れている。時系列以外に整合性が取れない事例も多く、主水が南町に転属になったのは鳥居耀蔵が既に奉行を務めていた時であったが(『仕置屋稼業』)、後のスペシャル『春日局の秘密』『仕事人vsオール江戸警察』では少なくとも鳥居が着任する前から、主水が南町にいたことになっている。これらの矛盾の回答として、『必殺忠臣蔵』冒頭で、藤田まことが「どの時代にも、主水のような人物がいたと解釈してほしい」と説明している。シリーズ第1作『必殺仕掛人』の放送後、プロデューサーの山内久司は次作『必殺仕置人』の登場人物に同心を出すことを決め、中村主水の基本設定を決めたという。山内は主水に現代のサラリーマンの様な平凡さを求め、配役には「男前でもなければ、不細工でもない。体格も極めて平均的な日本人である、藤田まことしかないと思った」と述べている。配役については、藤田は『てなもんや三度笠』のイメージが強すぎるため、『仕置人』が失敗する事を恐れ、朝日放送の社内では反対する声が多かったが、監督の深作欣二の賛同もあり、藤田に決まった。一方で、藤田は「スタッフは他の有名俳優にも主水役を打診したが、家庭で嫁姑にいびられる情けない役どころを引き受ける人間が誰もおらず、最終的に自分のところに回ってきた。依頼から撮影までが、たった一週間だったのが合点がいった」と語っている。『仕置人』の主水は準主役級であったが、人気を博し、次作『助け人走る』のゲスト出演と『暗闇仕留人』の再登板へ繋がっていく。『てなもんや三度笠』以降、俳優として不遇の時代が続いていた藤田を、スターの座に再び返り咲かせることとなった。撮影を担当した石原興は「当初の藤田の演技は未熟だったが、『仕置人』が終わるころには物になっており、主水は藤田以外にはいないと思った」と述懐している。後年、藤田はインタビューにおいて、「中村主水というキャラクターが自分の中に確立できたのはいつ頃か?」という質問に「『必殺商売人』の頃だ」と答えている。中村主水の名前の由来に関しては諸説ある。平凡な名前にしようと会議で決めていた時、山内は冗談で「ジェームス・ボンドにしましょうか?」と発言したところ、深作が「“モンド”という名前は平凡やね、目立たん名前やね」と返し、決まったという。他方で、それは制作陣による後付けのリップサービスで、実際は日本人に一般的な中村という苗字に、八木節に登場する怠け者の鈴木主水の名前を取って付けたという説もある。トレード マークのマフラーは、『必殺仕業人』の撮影時、寒さを凌ぐために小道具係から借り、撮影に用いたものが定着したものである。後に藤田の死後に製作された『必殺仕事人2010』からはそのマフラーを仕立て屋の匳が受け継ぎ、それ以降は渡辺小五郎が受け継ぎ、仕事を行う際に首に巻いている。主水の最期について現時点では明確な描写は無く、それとなく匂わせるものに留まっている。劇場版第6作『必殺! 主水死す』では、権の四郎との死闘の果てに爆発に巻き込まれ、生死不明になり、その3年後を描いた『必殺仕置長屋』でも行方不明扱いとなっている。しかし、その約10年後に制作、放送した『必殺仕事人2007』には特に説明もなく登場しており、その経緯は説明されていない。その後の藤田まことの急逝を受けての『必殺仕事人2010』では「西方へ赴任した」とされ、以後の作品で、主水、せん、りつがどうなったかは言及されていない。これらが描かれる前に、主水の末路について藤田は「どぶ川に顔を突っ込む、みっともない死に方」。山内久司は「平穏無事に晩年を迎え、認知症となり、『俺は仕事人だ』と公言するも周りは誰も相手にしない」と想定していた。また、制作側の代表的な想定は『水戸黄門』や『遠山の金さん』、『銭形平次』のように「主水が死ぬ状況について、特に描写しない」というものであった。『必殺仕事人』第27話で、殺し屋組織との抗争で、奉行所に裏稼業が発覚し、主水が単身で戦い、命を落とすものもあったという。劇中の現実ではないが、主水は『必殺商売人』第18話の冒頭でも殺されている。1992年に企画された作品の脚本案は「主水の裏稼業が発覚し、せんとりつは奉行所に捕らえられる。発覚後、仲間に匿われていた主水は取調べを受ける、せんとりつの救出のために駆け付け、2人を救い出す。しかし、せんは拷問のために命を落とし、主水の裏の顔を知った、りつが彼を刀で刺し、主水は追っ手に囲まれながら、中村家の門前で命を落とす」といった凄惨極まりないものになっていたという。ドラマにおいては通常、配役表の先頭には主人公(並びに演じた俳優)が記されるのが慣例になっている。初登場作の『必殺仕置人』は主水では無く、念仏の鉄が主人公として扱われたため、エンディング クレジットは鉄を演じる山崎努が先頭に、主水演じる藤田が最後(トメ)に配置されていた。『暗闇仕留人』以降も、藤田の名前はトメに置かれ、共演の石坂浩二、沖雅也、中村敦夫が主演となった。藤田及び当時、藤田が在籍していた渡辺プロダクションはこれについて、制作サイドに幾度となく申し入れを行っていたが、クレジットの配置が変更されることはなかった。そのような事情の中で、山崎が再びレギュラー出演することになった『新・必殺仕置人』の制作が決定。藤田側はこれに対し、またも名前がトメに回される可能性が高くなったと判断し、必殺シリーズそのものを降板する構えを見せ、厳重に抗議。これにより、藤田の名前がキャストの最初に登場するようになり、主役を降板する『必殺仕事人2007』まで、エンディング クレジットの先頭を飾り続けた。いずれも京楽産業.から発売。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。