COMMAND.COM(コマンド・コム)はMS-DOS/PC DOS及び互換DOSの標準コマンドシェル(コマンドラインインタプリタ)。MS-DOSでは起動プロセスの中でMSDOS.SYS(PC DOSではIBMDOS.COM)がCONFIG.SYSの記述"SHELL="を元に起動する最初のプロセス。COMMAND.COMは対話モードとバッチモードの二種類のモードを持つ。対話モードではユーザの入力を即時に実行し、バッチモードではバッチファイルと呼ばれる拡張子".BAT"のファイルに書かれたコマンドを順次実行する。UNIXのシェルと違い、バッチコマンドの実行では単にコマンドの読み込み元を切り替えるだけで、子プロセスで実行するわけではない。またDOS5でCALLという内部コマンドが実装される以前は、バッチ中から別のバッチを実行すると戻る方法が基本的にはなく、COMMAND.COMを明示的に再帰的に起動して、そのCOMMAND.COMに子バッチを実行させる必要があった。最も初期のCOMMAND.COMはわずか4KBほどであった。Windows 9x系では「DOSプロンプト」という名前(「プロンプト」とは「C:>」のような記号のことなのだが)で起動される互換環境のシェルとして起動された。なお、そこから32ビットWindowsアプリケーションの起動もできた。Windows NT系では、Windows専用アプリのcmd.exe(やはり「コマンドプロンプト」という名前である)に役割を譲ったが、互換のためかCOMMAND.COMも付属しており、実行することができる。64ビット版では実行できなくなった。
出典:wikipedia
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