日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲(ひのミッドナイトグラフィティ はしれ!かようきょく)は、1968年11月18日に放送を開始した文化放送のラジオ番組である。2013年に放送開始45周年を迎えた長寿番組。現在の基本放送時間は火 - 土曜3:00 - 5:00(月 - 金曜27:00 - 29:00)となっている(2006年4月3日から)。 日曜未明(土曜深夜)に放送のあった2006年4月1日までは 火 - 日曜未明(月 - 土曜深夜)3:00 - 5:00に放送していた。放送上や実際の時間軸上では早朝番組扱いとなっているが、番組表(タイムテーブルやラ・テ欄)上は前日の深夜番組扱いとなっている。番組開始当初から1991年3月まで、オープニングのアナウンスは「深夜の国道 歌と話題で綴る…」と述べていた。スポンサーは日野自動車(2001年にトヨタグループ入り)の一社提供である。深夜から早朝にかけて働く長距離運行トラック及び夜行高速バスの運転手(日野ファミリー)をメインターゲットに据えて、演歌を中心とした音楽のリクエストに応え、最新の曲が流れることも少なくない。番組開始当初から1991年3月までは「日野ダイナミックスコープ」(ひのダイナミックスコープ)のサブ タイトルで、1991年4月より現行の「日野ミッドナイトグラフィティ」となった。東京放送(現TBSラジオ)が同様のコンセプトで、1974年から2001年まで「いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜」を制作した。ネット局はNRN単独局のうち、東名阪3局ネットだった当番組に対し、JRN系列(クロスネット局を含む)の「歌うヘッドライト」の方が多かったが、放送時間短縮を経て、先に終了している。日野自動車は元々、いすゞ自動車の前身である、ヂーゼル自動車工業の日野工場から分離独立した同門企業である。当初は週刊誌等に「演歌専門番組」と紹介される程にほぼ全編、演歌しか流さず、スタンダード・ナンバーから新譜、有名歌手から無名歌手まで演歌の見本市的な番組であったが、1990年頃から日曜日を中心にJ-POPを含めた歌謡曲全般がかかるようになる。入れ替わるように「歌うヘッドライト」はJ-POPと演歌を満遍なくかけていたジャンルを演歌に絞り込む。当初は文化放送のアナウンサー、フリーアナウンサーが出演していたが、1980年に川中美幸が出演して以来、週1回程度(2回のときもある)演歌歌手がパーソナリティを務め、以後は松原のぶえ、村上幸子、坂本冬美、香西かおり、城之内早苗、大石円(まどか)、Gパン娘。(上杉香緒里、水田竜子、渡辺ひろ美(現:鹿島ひろ美))、市川由紀乃、大黒裕貴、南かなこが担当してきた。コーナー担当としては田川寿美(たがわ としみ)、多岐川舞子、瀬口侑希(せぐち ゆうき)、井上由美子も出演。近年は演歌歌手だけでなく、あさみちゆきや伊藤美裕などのようなポップス系歌謡曲の歌手がパーソナリティを務めるケースもある。1990年の村上幸子(同年7月没)、1997年の寺瀬めぐみ(現:寺瀬今日子)、1998年の新山志保(降板後の2000年2月没)、2004年の南かなこ がそれぞれ病気療養中で長期離脱中だったとき、あるいは現在のパーソナリティがドライブイン レポートやその他の所用などで出演できない場合、歴代パーソナリティや番組ゆかりの歌手がピンチヒッターとして、番組を担当した。レギュラーパーソナリティと一緒に歌手が「スペシャル パーソナリティ」として出演することもある。2005年4月以降は、3:20頃に交通情報と天気予報、4:03頃に交通情報を放送している。この時のジングルは、文化放送で使用しているものが、そのまま全国送出されている。突発の事故・事件が入った場合、スタジオに文化放送報道部(現:報道制作部)のキャスターが登場することがある。交通情報は「主なハイウェイ情報」として、日本道路交通情報センターが各情報の10分前までにまとめたものを読み上げている。天気予報は、日本気象協会の協力で、全国の天気概況と番組ネット局(東京・静岡・愛知・富山・福井・大阪・広島)と札幌・仙台・新潟・高知・福岡・那覇の天気と気温・降水確率を読み上げている。この番組での交通情報は、1991年以前は3時台、4時台に放送していたが、1991年から2005年3月以前は、交通情報は3時台のみだった。以前は3時台にニュース・3時台と4時台にスポーツニュースを放送したこともあった。2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生したときは、この日のパーソナリティは登場せず番組自体も休止し、報道特番として放送した(ただし、番組内のCMはいつも通りだった)。さらに、東日本大震災が発生した2011年3月11日の深夜(3月12日早朝。担当は小林奈々絵)も休止し、報道特番となった(こちらは、番組内CMもカット)。ただし木曜日は担当する杜このみに代わり、フリーアナウンサーの須藤悟が交通情報と天気予報を伝えている。中田譲治のナレーションによるインフォマーシャルが名物となっている。あらゆる分野の雑学を月単位で語りかけて、必ず「〜なんですね」で終わるDJ風のナレーションが、リスナー&日野ファミリーの虜になっている。インフォマーシャルは、3時台冒頭・4時すぎ・4時台終盤に3度放送しており、『歌うヘッドライト』とは違い3時台冒頭・4時台終盤のみ提供クレジットも兼ねている。(4時過ぎのインフォマーシャルは、最近『ドラパラ』の直後に放送時間が変更している)2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)以降はこれが大幅に変化した。提供読みは切り離されて別のナレーションに変更された(後述)。日野のコマーシャルが再開されて以降の提供読みは、各曜日のパーソナリティー、後に太田英明(文化放送アナウンサー)が担当し、コメントも「日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲 この番組は日野自動車がお送りします(しました)」に簡約化されていた。2012年10月まで、インフォマーシャルは4時すぎの1回となり、エコドライブと整備点検を呼びかける内容が長期間放送され、中田が出演する頻度は激減した。同年11月から前項の各時間帯でインフォマーシャルを再開している。2013年4月、3時台冒頭・4時台終盤の提供クレジット込みのインフォマーシャルが復活した。かつては、文化放送アナウンサーであったみのもんたもインフォマーシャルを行っていた。年末の提供クレジット込みのインフォマーシャルは、最後に中田譲治が「今年1年『走れ!歌謡曲』をお聴きいただき、ありがとうございました!」と言っている年もある。このインフォマーシャル、中田譲治のナレーションに加え、2006年頃から日野自動車の社員のコメントも折り込まれるようになっている。中田譲治の「日野自動車はトータルサポート宣言」とナレーションした後、日野自動車の社員が「○○日野、××のトータルサポート宣言です」から始まり、コメント終了後、中田譲治の「私たち日野自動車は……」から始まるナレーションをした後、3時台冒頭は「これから朝までの時間は……この番組は……(中略)……トータルサポート日野の日野自動車がお送りします!」を流し、ジングルを挟んで1曲目に流れ、4時台終盤は「さて、午前3時からお送りしてきた『走れ!歌謡曲』もそろそろお別れの時間です……この番組は……(中略)……トータルサポート日野の日野自動車がお送りしました!」で締め、エンディングにつながっている。番組テーマ曲は「」が使用されている。1991年のサブタイトル変更時から2002年10月6日放送分までは、ポール・モーリア・グランドオーケストラ「」が用いられたが、2002年10月6日以降は、再び「口笛天国」が使われ、現在に至る。ただ、生放送の「目指せ○○曲!オールリクエストウィーク」や、前年12月下旬に事前収録して放送する年始編成などの場合は、時間調整などのため、「青春に乾杯」がエンディングテーマに用いられる場合がある(後述)。全て火曜 - 土曜(月曜 - 金曜未明)に放送。2003年まで毎年1月1日(元日)放送は全曜日パーソナリティーと番組に縁の深い歌手、レコード会社、スポンサーの日野自動車の関係者らが総出演し生放送で歌手の歌を披露する特別版として放送されていた。また、関東地区のみこの日だけ2:00から放送していた。また、2001年のように、元日が月曜日の時はネット局では放送がなかった。
年始(2003年までは1月2日、2004年以降は1月1日から4日頃まで)放送分は、原則として撮って出し(前年末に予め通常放送時間の118分に合わせて収録したものをそのまま生放送に準じた形式でオンエアする)という形で放送される。1月5日(5日が土曜日の場合は翌週火曜の8日)より通常の生放送になる。ただし、2013年は、1月5日が土曜日であったものの、翌週火曜の8日よりではなく、5日より通常の生放送となっている。
当該日の放送は録音放送のため、3時台の交通情報と天気予報、4時台の交通情報、スポーツニュース並びに番組内でのメールによるリクエスト告知がない。エンディングが前述のとおり放送時間を調整するため、「青春に乾杯」になっている。
出典:wikipedia
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