タラゴナ()は、スペイン・カタルーニャ州タラゴナ県のムニシピ(基礎自治体)。タラゴナ県の県都であり、タラグネス郡の中心自治体。レウスなど近郊の都市を含めたタラゴナ都市圏の人口は約34万人。地中海に面した港湾都市で、物流の要所である。古代ローマ時代に築かれ、今でも水道橋や円形競技場などの遺跡が残り、世界遺産に登録されている。遺跡のために観光客も多く集める。近隣の都市としては、約80キロ東にバルセロナ、200キロ北西にサラゴサが位置している。ローマ帝国の時代にはタッラコ(タラコ、Tarraco)と呼ばれ、ヒスパニア・タッラコネンシス属州の州都であった。5世紀に西ゴート王国の支配下に入った。8世紀始めにウマイヤ朝に征服され、町が破壊されたため、カタルーニャ地方の中心はバルセロナに移った。1118年にバルセロナ伯ラモン・バランゲー3世に征服され、再びキリスト教世界へと入った。ラモン・バランゲー3世は町を再建し、大司教座を置いた。以降はアラゴン王国の一部となった。タラゴナは地中海に面し、フランコリ川の河口左岸に位置する。面積、人口とも同地を中心とするコマルカで最大である。隣接する自治体は、北がクンスタンティー、アルス・パリャレーズス、アル・カッリャーとリエーラ・ダ・ガイアー、東がアルタフーリャ、西がビラ=セカとレウスで、南は地中海に面している。タラゴナには、古代ローマ時代の遺跡が数多く残されており、これらはユネスコによって世界遺産タッラコの考古遺跡群()として登録されている。そのほかのものとしては以下のものがある。タラゴナの近くにはリゾート地サロウがあり、同地にはヨーロッパで最大のテーマパークの1つであるポルタベントゥーラ()がある。毎年9月23日に行われるサンタテクラ祭()は人間の塔を作ることで有名である。2006年12月、マドリードからサラゴサを経由する高速鉄道AVEがタラゴナまで開通した。AVEの駅(Camp de Tarragona)は、タラゴナ市から北8kmの別の自治体にある。マドリードからは1日3便、約3時間で結ばれる。バルセロナからの列車は1時間に2、3便あり、1時間から1時間半である。水道橋、円形劇場などローマ時代の遺跡は、2000年にタラゴナの考古遺跡群としてユネスコの世界遺産に登録された。
出典:wikipedia
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