貨物船(かもつせん)とは主に貨物輸送を行う船舶である。貨物船では、12名までの乗客を運ぶことが出来る。但し、貨物船では、乗客のみの乗船は、基本的に出来ない。つまり、人のみの乗船は出来ず、必ず車、又は、バイクを乗せての乗客(ドライバー)のみが乗船出来る。ちなみに、旅客定員が13名以上となると貨客船扱いとなる。航空機に比べて速度は遅いが、低い運賃で一度に大量の貨物を運ぶことが出来る。また、巨大な構造物をそのまま運搬することも可能である。定期船と不定期船のいずれにも対応出来るように作られた「ライパー」と呼ばれる船がある。鉄道車両と旅客、自動車を航送する車載客船については主な海上運送の契約方法は、定期貨物船を使った個別荷物を運ぶもの(個品運送)と、不定期貨物船をチャーターすることによって運ぶ方法がある。個品運送の場合やコンテナ運送の場合には個別の契約書は作らずにB/L裏面の約款に従う場合が多い。契約に際しては、どこからどこまでの運送なのかを明確にしておく必要がある。積込作業と荷揚作業の費用についても含まれているかどうか明確にしておく。積卸しの船内荷役費用を含む運賃条件はバースターム(Berth Term)と呼ばれ、荷主が荷役費を別途負担するものはFIO(Free in and out)と呼ばれる。荷主が積込みの荷役費を負担するものをFI(Free in)、 荷揚の荷役費を負担するものをFO(Free out)と呼び、それぞれは船会社側から見たFreeである点に注意する。貨物コンテナでの輸送の場合には、LCLでは積地CY(Container Yard)から揚地CYまで、FCLでは積地CFS(Container Freight Station)から揚地CFSまでの運賃と荷役費用がすべて海上運賃に含まれる。ただし、積地CFS内と揚地CFS内でコンテナに詰めたり取り出したりする作業にかかる費用はCFSチャージとして荷主に別途請求されるのが通常である。CYでの作業も同様にTHC(ターミナル・ハンドリング・チャージ)やCYチャージとして荷主に別途請求されることがあるので確認する必要がある。チャーターの場合には、2つの契約形態がある。貨物の種類と数量、運賃と積地と揚地、積地への回船日と揚地での解約日、停泊期間(Lay days)、船内荷役料の負担者、滞船料(Demurrage)、早出料(Despatch money)等を記載した傭船契約書を作成して契約する。日本の江戸時代においては、菱垣廻船や樽廻船が大坂などの上方から江戸まで回航された。
出典:wikipedia
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