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彼氏彼女の事情

『彼氏彼女の事情』(かれしかのじょのじじょう)は、津田雅美による日本の少女漫画、およびそれを原作としたテレビアニメなどの総称。“仮面優等生”の事情を持つ主人公2人の恋愛と成長、コンプレックスとの対峙、そして周りを固める個性豊かなキャラクター達の人間模様が描かれる作品。『LaLa』(白泉社)において、1996年2月号から4月号までの短期連載(全3話)として掲載されたのち、1996年7月号から2005年4月号まで連載された。単行本は全21巻。2011年6月号には、作者が当時連載中である『ちょっと江戸まで』の舞台に本作主人公が登場する読み切り特別編「ちょっとカレカノ〜『彼氏彼女の事情』世が世ならバージョン〜」が掲載された。略称は「カレカノ(Kare Kano)」で、英語やドイツ語などの翻訳出版ではこちらがメインタイトルとして使われている。「彼」と書かれることもあり、これは「彼氏×彼女」と「自乗(事情)」の二つの意味が掛けられた表現となっている。作品の舞台は神奈川県川崎市で、劇中には実在の地名も登場する。1998年10月にガイナックス制作、庵野秀明監督によりテレビアニメ化され、翌年以降に連動してDVD、サントラCDなどがリリースされている。県内随一の進学校である県立北栄高校1年A組のクラス委員、宮沢雪野は幼少時代から自他共に認める成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗な優等生。しかし彼女の本性は虚栄心の塊で、他人からの賞賛や注目を浴びたいがために日々たゆまぬ努力を行い品行方正な人物を演じていたのだった。ところが同じ1年A組クラス委員の有馬総一郎は、雪野の念願だった新入生総代をさらったうえに美形で運動神経に優れ性格も人当たりも良い、本物の優等生だった。自分以上の注目を集める総一郎に(うわべでは優しく接しつつも)激しい対抗心を燃やす雪野は、猛勉強でテスト学年1位を奪取し、総一郎からの告白もあっさり断るが、ある日わずかな油断から自分の本性を総一郎に知られてしまう。総一郎は雪野の弱みを利用し、自分が抱える委員会関連の仕事を雪野に手伝わせるようになる。他人に本性をバラされることを恐れて泣く泣く毎日下僕のようにこき使われる雪野は、総一郎にも裏の顔があることを知る。結果的に2人で居たり話したりする時間が増え、総一郎への妙な意識も芽生える雪野だったが、クラスメイトから「有馬と交際しているの?」と勘違いされ熟考。「有馬は私の本性を見て幻滅し、態度を豹変させた」と考えた雪野はついに総一郎に対しブチ切れるが、総一郎の本意は別にあった。一方で総一郎は、雪野の前では自分の知らなかった自分が無意識に出てくることに気づく。雪野が気持ちをぶつけた事でわだかまりも消え、2人は友人の関係となる。友人の関係になったはずが、やがて総一郎は雪野を拒絶するようになる。雪野はどうすべきか分からず一人空回りを続けるが、見かねた総一郎が折れて和解。拒絶の理由は「雪野が総一郎の仮面を次々と剥がし、総一郎の抱える心の闇を照らしてくることに対する恐れ」であった。雪野は総一郎を励まし、これからはお互い優等生の仮面を捨てて「自分に正直に生きよう」と目標を立てる。親友の関係となった2人は恋心を増し、総一郎は改めて雪野に告白する。以降、高校生活のストーリー(原作最終回は高校卒業から16年後)を時系列順で描いていくが、途中に組み込まれている2話分(『番外編』および『ACT0』)のみ異なり、ACT1より少し過去の場面が描かれている。「声」はアニメ版における担当声優。亜弥の脚本を雪野が主役で演じた文化祭の劇中劇(単行本9巻)で『彼氏彼女の事情キャラクターブック』でシナリオとして発表されているほか、それ以前より実際に上演した演劇部も多数あるという。ジャンルとしてはSFだが、キャラクター心の葛藤を主題に据えたものになっており、本作の前半と後半を隔てる分水嶺でもある。宗教学者の大田俊寛は、精神科医ジュディス・ハーマンの『心的外傷と回復』の記述に照らしても、本作品は、「幼児虐待を受けた主体が成長の過程でどのような人格を身に付け、どのような契機で回復しうるかということを見事に描き出している」と評し、ほとんど想像力だけでこれほど深く心理的現実に迫った作者の想像力を称賛している。テレビ東京系列 (TXN) にて、1998年10月2日から1999年3月26日まで放送された。全26話。制作はガイナックス。『新世紀エヴァンゲリオン』で一躍時の人となった庵野秀明監督の、『エヴァ』後初のテレビアニメ作品としても注目された。ただし諸般の事情によりクレジット表記上、"庵野秀明"は1クールで監督から降板という形になっている。信号機や風景での心象表現、庵野作品を含む様々な作品のパロディやギャグ要素の挿入、原作漫画のカットや実写映像の利用、さらには「劇メーション」と呼ばれる一風変わった描写の使用など、実験的なものも含めて様々な演出表現が用いられている。アイキャッチには、各話のエピソードを象徴するような四字熟語が表示されていた。次回予告には宮沢月野役の渡邉由紀と宮沢花野役の山本麻里安を中心としたアフレコ現場の映像が用いられた。オープニング曲のプロデュースは庵野と親交のあった藤井フミヤが担当。エンディングでは「夢の中へ」のカバーに合わせ、毎回異なる実写映像が流れた。また、劇中でも「インヴェンション第8番」「ゴルトベルク変奏曲-アリア」などのクラシックや、挿入歌に「S・O・S」のカバー、アバンタイトルに「正太郎マーチ(鉄人28号)」や「宇宙戦艦ヤマト」など、過去の著名曲が各所で使用されている。ちなみに『』では本作の劇中音楽の一部が流用されている。オープニングは、まず最初に「テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見て下さい」との注意書きが表示され、その後オープニング曲が放送されるというワンセットの形だった。また、本放送当時はACT1.0~ACT5.0、ACT7.0にはオープニング曲は挿入されず、提供バックでは犬(宮沢家の飼い犬)のアニメが流されていた。DVDではACT1.0から毎回オープニング曲が挿入されている。配役に関しては、高校生役の多くがテレビアニメ初出演となっている。これは既存声優に対して限界を感じていた庵野の発案であり、有名な声優は極力起用せずに大規模なオーディションを催した。このため元々実写畑の役者や新人声優が多数起用され、後に各方面で活躍している。また、制作面でも今石洋之や佐伯昭志など当時若手だったスタッフの起用が目立っている。ガイナックスがセル画からデジタル制作へ移行する過渡期に作られた作品でもある。ACT25.0や総集編などを除けば、漫画でのネームをそのまま台本として使えるほど原作に忠実な台詞回しだが、作画や演出における相違点は当然ある(テレビアニメ版は庵野の意向によりギャグ要素をより強調している)ほか、オリジナルの展開もある。特にACT25.0「これまでと違うお話」では、主人公の妹である宮沢花野をヒロインにした全編オリジナルストーリーが展開された。番外編『桜の林の満開の下』は原作と同じく物語途中に組み込まれているが、アニメ版では『ACT0.5』と幕表示されている。また、放送当時は原作の連載が終了しておらず、終盤にはアニメ側のストーリー進行が原作側にほぼ追いついたという事情もあり、物語としては完結させずに最終話を迎えている。最終回は、雪野と有馬の物語が一段落したところで佐倉と十波のエピソードを一話入れ、「彼と彼女(男と女)の物語は、つづく」という形で終了させている。原作では一年生の夏休み明けにあたるタイミングでアニメ化発表がなされ、原作はその後しばらく休載した。連載再開時に原作の画風が変化していたこと(それまでの丸みを帯びた画風が相対的に直線的で清楚なものになっている)とアニメ化の関係、およびアニメ終盤の展開との関係が取りざたされたが、詳細は不詳である。放送期間中の原作では、やはりアニメ化との関連か「初号機」などの『エヴァ』ネタが登場したこともあった。『ACT14.0 - 14.6』および『ACT24.25 - 24.75』は総集編となっている。初回版は1999年12月に発売。2005年に再発売されたDVDには、7巻を除く各巻に10分ほどのキャストインタビューが収録されている(下記)。

出典:wikipedia

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