ザ・ラーズ ("The La's") は、イギリスのロックバンド。1986年、リヴァプールにて結成。シングル「ゼア・シー・ゴーズ」は彼らを代表する曲として知られている。メンバーは、リー・メイヴァースとジョン・パワーを中心とし、他のメンバーは頻繁に交代した。1984年、マイク・バッジャーとリー・メイヴァースを中心に結成。当初はマイクがヴォーカルだったが、1986年にベーシストとしてジョン・パワーが加入し、その直後マイクがバンドを脱退してからは、リーがフロントマンとなり活動を再開。その後リーとジョンを中心としたバンドは、スタジオでデモ音源を何曲か録音し、レコードレーベルに売り込む。彼らの音源に興味を持ったレーベルの中から、彼らはGo! Discsを選ぶ。1987年、Go! Discsからシングル『ウェイ・アウト』をリリース。地元リバプールを基盤として地道なライブ活動を精力的に行う。翌年の1988年にはセカンドシングル『ゼア・シー・ゴーズ』をリリース。セールス面で伸び悩むが、評論家達からの高い賞賛を得た。本格的なアルバム制作活動は1989年に入ってからとなる。レコーディングが進み、その年の5月にはサードシングル『タイムレス・メロディ』がリリースされる予定であったが、リーがその出来に納得いかずに発売をキャンセル。プロデューサーとの衝突が原因ではないかとされている。この流れでレーベルとバンドの間に深い溝が出来てしまい、アルバムのリリースも水に流れる。デビューから2年経ったにも拘らず、一向にアルバムが完成しない状況をみて、レーベル側はスティーブ・リリーホワイトをプロデューサーに起用、ロンドンのエデン・スタジオでレコーディングを再開する。しかし、セルフ・プロデュースを望むバンド側は、曲の出来に満足がいかず、途中で放棄する。Go! Discs側も彼らに対して多大なレコーディング代を支払っていたため、リリーホワイトにアルバムを完成させるように説得、結局彼が一人でミックスや仕上げを行った。そして1990年、アルバム『ザ・ラーズ』が完成、リリースされた。このGo! Discs側の行為に対しリーは激怒。自らのアルバムにも拘らず「背の折れた蛇のようで嫌いだ」と公言し、最終的に「買うな」と述べた。しかし皮肉にも評論家からの評価はとても高かった。またアルバムが発表された後、Go! Discs側は『ゼア・シー・ゴーズ』、『タイムレス・メロディ』、そして『フィーリン』を相次いでシングルとしてリリースする。これらはいずれもアルバム・バージョンで、バンド側の思惑を逸脱したレーベル側の行為だと考えられる。その後ツアーを行ったものの、1991年末に中心メンバーであったジョンが脱退した後、バンドは解散を表明しないまま分解状態に。その後、表舞台から姿を消すことになる(尚、ジョンは脱退した翌年に新しいバンド「キャスト」を結成する)。1994年から1995年にかけて、リーはドッジーやポール・ウェラー、オアシスのライヴのサポートアクトとして復帰するも、再びすぐに活動停止に陥る。この間、リーはドラッグやアルコールで精神を病んでいると噂されたり、1人でアルバムを作り直し続けているとも報道された。約10年にも渡り活動を休止していた彼らだったが、2005年に突如再結成すると発表、イギリスやアイルランドでのライブを行い、その年の夏にはサマーソニックではトリを務めるなど、14年ぶりとなる日本公演も実現。その後リーはジョンと袂を分かち、ベイビーシャンブルズのドリュー・マコーネルをパートナーに活動する計画もあったが、結局実現しないまま、再度活動停止状態となっている。内容は過去のシングルに収録されたB面曲などを収録。1991年2005年
出典:wikipedia
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