Xリーグは日本の社会人アメリカンフットボールリーグである。それまでの「実業団リーグ」とクラブチーム主体の「東日本リーグ」・「西日本リーグ」に分かれていた日本の社会人アメリカンフットボールを、クラブと実業団を統合した本格的な全国リーグとして1990年に「日本社会人アメリカンフットボールリーグ・東日本ブロックA・B/西日本ブロックA・B」の1部東西4ブロック方式に改め、さらに1997年に「イースト」・「セントラル」・「ウェスト」の3つのディビジョンへ再編成し、この時より「Xリーグ」の名称を用いるようになる。1部であるXリーグを頂点にX2とX3がある。Xリーグは東日本主体の「イースト」・「セントラル」と、西日本主体の「ウェスト」の3つのディビジョンからなり、それぞれ6チームの編成で1回ずつの総当りによるリーグ戦を秋季に行う(春季には東西に分かれてトーナメント戦形式の大会(東:パールボウルトーナメント、西:グリーンボウルトーナメント)が開催される)。秋季リーグは2009年からファースト・ステージ、セカンド・ステージ、ファイナル・ステージの3ステージ制となっている。各ディビジョンによるファースト・ステージを戦い、上位チームがSuper9、下位チームがBattle9というセカンド・ステージに進出する。Super9の上位4チームがファイナル・ステージに進出し、トーナメントにより上位2チームを決定する。この2チームにより12月中旬の日本社会人選手権「ジャパンエックスボウル(決勝戦)」が行われ、年間チャンピオンを決定する。2008年シーズンまでは2ステージ制で、各ディビジョンの上位2チーム、計6チームが決勝トーナメントのファイナル6(Final6)に進出していた。優勝チームは、翌年1月3日に行われる日本一決定戦「ライスボウル」に出場し、学生代表の「甲子園ボウル」優勝校と争う。最多優勝は、オービックシーガルスの8回である。(2015シーズン終了現在)選手は全員がアマチュアで、それぞれ仕事をしながらリーグ戦に参加している。選手全員が会社の社員選手で構成される純粋な実業団チームは少なく(富士通、パナソニックなど)、多くのチームが会社の社員選手を含めた上で、他企業で働く選手も多い。中には山田章仁のようにラグビーでプロ契約を結んでいる選手もいる。外国人選手は、NFLなどのアメリカのプロリーグで活動した経験がなければ、1チームに4人までの登録、同時に2人までがプレーすることができる。2010年、日本のアマチュア球技主力リーグによる連盟「日本トップリーグ連携機構」に加盟。「ジャパンエックスボウル」とはアメリカンフットボール日本社会人選手権試合のこと。1986年度までライスボウルの出場権は実業団リーグの優勝チームに与えられていたが、1987年度から東日本リーグと西日本リーグの1位チームがプレーオフを行い(神戸ボウル)、この勝者がさらに実業団リーグの優勝チームとライスボウル出場権を掛けた決勝戦を行うようになる。これが今日まで続く現行の社会人選手権の記念すべき第1回大会であり、その後東西のリーグ優勝チームによる決勝方式を経て、1997年度より各ディビジョンの上位2チームが出場する「ファイナル6」と呼ばれるプレーオフトーナメントの決勝戦へ改められた。勝者が社会人の年間王者となり、ライスボウル出場権を獲得する。なお第1回大会(1987年)のみ、横浜スタジアムで開催されたが、第2回大会(1988年)より「東京スーパーボウル」と銘打ち、第16回大会(2002年)まで東京ドームでの開催が慣例であった。第17回大会(2003年)より、アメリカンフットボールの底辺拡大を目指し、関東地方の東京ドーム以外の他の地方での開催の実施を図る目的で、現在の名称へ変更。第18回(2004年)は初の関西地区開催となるゲームが神戸ウイングスタジアムで行われ、以後第19回(2005年)東京ドーム、第20回(2006年)京セラドーム大阪、第21回(2007年)東京ドーム、第22回(2008年)京セラドーム大阪と、関東・関西交互に隔年開催(奇数年度が東京ドーム、偶数年度は関西地方のスタジアム)となっていたが、2009年以降は東京ドームでの開催となっている。雑誌や各チームのサイト等ではJXBと略記される場合がある。2009年シーズンより、Xリーグに1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージの3ステージ制が導入された。これは、観客動員増などの目標を設定し、その一環として、各チームの試合数の増加、東西交流の増加を目的としている。従来のディビジョン、6チーム×3ディビジョンの編成とする。従来のリーグ戦と同様に、各チームとも、同じディビジョンのチームと1試合の対戦、計5試合を行う。4Q終了時点で得点の多いチームを勝者とし、同点の場合、タイブレークで勝敗を決する。この後の2ndステージに向けて、各ディビジョン内での順位を以下のフォーマットに従い、決定する。(3チーム以上が同じ勝ち数で並び、3から5の手順で2チームに絞られた場合、2の条件から確認し直す)1stステージ終了後、各ディビジョン毎に順位確定後、上位9チームのSuper9と、下位とBattle9に編成する。各々2ndステージ対戦相手を確定するため、以下の5ブロックに編成し直す。Super9は、以下の2パターンの通り、3つのディビジョンから1位、2位、3位のチームが混在するように各ブロックを編成する。どちらのパターンを適用するかは、シーズン開始前に抽選で決定する。各チームとも、同じブロックのチームと1試合の対戦、計2試合を行う。Super9では、1stステージ終了2週間後から以下の予定で試合する。1stステージ3位だったチームが、遠征しないように試合会場を設定する(East/Centralチームでは西日本会場、Westチームであれば東日本会場での試合を行わない)。ブロック内の最下位チームである3位チームに会場移動がないことに疑問を感じる面もあるが、3ステージ制導入の目的の1つが「東西交流」であることから強豪チームを他地域の会場に赴くようにしている。3ステージ制導入前では、Final6トーナメントの組み合わせや決勝であるJAPAN X BOWLの試合会場によっては、優勝したチームがシーズンの最後まで移動がない場合があった。1stステージ1位チームには2ndステージ2試合の間に週末を挟み、他のチームは挟まないようにすることで、スカウティング、練習機会のアドバンテージを与える。Battle9のうち、イースト/セントラル下位ブロックは、下表の通りの対戦とする(○ が対戦する組み合わせ)。この表でもわかるとおり、6チーム総当り、あるいは互いのブロックの3チーム全部との総当りではなく、タスキがけにやや準じた「対抗戦」に近い形式になっている。Battle9のウエスト下位ブロックは、4位、5位、6位の3チームが再戦する形とする。この後に控えるファイナルステージや入替戦に向けて、それぞれ9チーム内での順位を以下のフォーマットに従い、決定する。4番目の規定は難解だが、2011年シーズンのワイルドカードチームを決めたときの方法が参考になる。2011年シーズン2ndステージ終了時点で、ワイルドカードチーム候補がパナソニックインパルス、鹿島ディアーズであった。2012年シーズンまでは、2ndステージの各ブロック優勝チームと残り1チームのワイルドカード1チームの計4チームが進出していた。2013年シーズンから、ルールを変更し、1stステージ、2ndステージの7試合の総合成績の上位4チームをファイナルステージに進出する形に変更した。4チームによるトーナメントとし、その決勝をJapan X Bowlとして、勝利チームを年間優勝チームとする。組み合わせは、2ndステージ終了後、4チームによる抽選で決定する。準決勝は、2ndステージ終了から2週間後に行う。準決勝の試合会場は、なるべく東西で1試合ずつ行うようにする。但し、西日本のチームが1チームもベスト4に進出できなかった場合は、関西での試合が組まれず、関東で2試合連続開催される場合がある。2013年シーズンより、Battle9(下位チーム)のうち、上位2チームによるプレーオフゲーム「Battle 9 Final」を開催することになった。このタイトルを導入することによって、Battle9に進出したチームの中で入替戦とならない成績のチームが2ndステージの試合を消化試合にしないことが期待される。2ndステージ終了後、Battle9の9チームのうち、イースト/セントラル下位ブロックから下位2チーム、West下位ブロックから下位1チームの計3チームがX2との入替戦に出場する。(※この当時はまだアサヒビールのスポンサードを受けていない)イースト・セントラル両ディビジョンのチームは、シーズン後に次シーズンの所属ブロックを決める抽選を行うため、年度によって所属の異なるチームがある。X3以下のリーグは関東/関西でそれぞれ独自のブロック編成をとっている。※Xリーグ発足の1997年度以降に1部リーグに所属した経歴のあるチームに限定して記述する。2011年度のリーグ編成における参加が一旦発表されたが、後にチーム事情によりこれを辞退、かつ解散が公式に発表されていないチーム。観戦の一助として会場内での場内実況放送がおこなわれている。ジャパンエックスボウルのみならず、リーグ戦においても場内実況放送が行われている。2007年11月末現在では東日本地区では3名(男性2名、女性1名)で担当している。
出典:wikipedia
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