数字付き低音とは通奏低音の和音楽器の演奏(リアライズ)のために、音符の上または下に和音を指定する数字を付けた楽譜をいう。普通、バス記号(ヘ音記号)で書かれる。数字は、低音からの音程の度数を表すもので、「3」とあれば、低音の上3度の所に音があることを示す。ただし、実際にそれらの音をどのオクターヴに置くかは演奏者に任され、演奏者は和声的に正しくなるように、4声や3声で演奏する。当然、和声的な正しさだけでなく、音楽的に優れたものであることが要求され、自由な装飾を付けることも行われる。音符に付される記号の意味について解説する。数字付き低音は、和音の音符をすべて書かずに和音を示すという点で、コードネームと似ている。また、数字の意味もその意味自体は同じであって、コードネームのG7の7と、数字付き低音でト/G音に7を付けたときの7の数字が示す音は、ハ長調の場合同じで、それが示す和音も全く同じである。C6とハ長調でハ/C音にformula_7を付けた時の和音は同じで、6の数字が示す音も同じである。決定的な相違点は、数字付き低音が調号に依存しているのに対し、コードネームは調号に依存していないことである。すなわち、コードネームでG7はどの調でもG-B-D-Fであるが、数字付き低音の場合は調号によって異なる和音になる。また、たとえば数字付き低音で♭があればリアライズした楽譜上で♭になるということであるが、コードネームでは減音程や短音程を表す。また、コードネームが和音のルート(根音)から度数を数えるのに対し、数字付き低音では根音に関係なく低音から数える。だから、G7のコードの第1転回形はコードネームではG7/Bであるのに対し、数字付き低音ではロ/B/H音にformula_7と、全く違ってくる。
出典:wikipedia
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