磁鉄鉱(じてっこう、、マグネタイト)は、酸化鉱物の一種。化学組成はFeFeO(四酸化三鉄)、結晶系は等軸晶系。スピネルグループの鉱物。火成岩中にごく普通に含まれる、造岩鉱物の一種である。主要産地はインド、オーストラリア、ロシア、イラン、中国、チリ、ペルー、カナダ、アメリカ合衆国(タコナイト)、アフリカ。人体にも微量ながら存在する。鉄分を含むため黒色をしており、金属光沢がある。結晶は正八面体をしている。比重は5.2。モース硬度は5.5 - 6.5。強い磁性を持っているのが特徴で、磁鉄鉱そのものが天然の磁石になっている場合もある。2016年、米国科学アカデミー紀要(PNAS)より、「排気ガスなどの大気汚染物質に含まれ、ナノ粒子となり脳組織に侵入することで、認知症やアルツハイマーのリスクを高める可能性がある」という研究が発表された。磁気を帯びた微細な球状のマグネタイトの粒子が、脳にダメージを与えやすい活性酸素を生成するという論文であり、今後さらなる研究が継続される。鉄の重要な鉱石鉱物。砂鉄や餅鉄として自然に採取される磁鉄鉱は、かつて踏鞴製鉄の原料として盛んに利用された。基本的に全世界どこでも採取できるが、きわめて低品位なため、商業用に使用するには不純物を取り除き、鉄の含有量を上げる選鉱処理が必要。中医学では、毒性のある辰砂の代用として、鎮静・催眠のために用いられる。
出典:wikipedia
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