秋田朝日放送株式会社(あきたあさひほうそう、)は、秋田県全域を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている、特定地上基幹放送事業者である。略称はAABで、本社所在地は秋田市川尻町字大川反233-209。コールサインはJOXX-DTV。ANN系列フルネットのテレビ局である。キャラクター(2代目)は、開局10周年を記念して秋田公立美術工芸短期大学卒業の学生が立ち上げた企業で、家族のキャラクターを作成。 お父さんは「和気徹児」部長に似ている。声は、1年間に限り俳優の藤岡弘、に「感謝!感激!!10!!!」と叫んでもらった。2006年6月から、地上デジタル放送開始とキャッチフレーズ「あいたい!」にちなんで、秋田犬をあしらった「ミーチュー」を局のキャラクターとしている。天気予報のフォーマットはウェザーニューズのものを使用している。秋田県にはTBS系列局は存在しないが、2014年現在、同系列の番組は本局では放送していない。企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:マスメディア集中排除原則の解釈もあって、秋田3局では唯一、秋田魁新報の資本が一切ない。開局日には、開局ドラマスペシャルとして萩原健一、浅田美代子出演のドラマ「豆腐屋直次郎の裏の顔・謎の女が仕掛けたワナ・東北へ逃げろ」(テレビ朝日系列で1990年に放送)と、緒形拳出演の開局記念冒険スペシャル「緒形拳スペイン・バスクの365日」(ネイチァリングスペシャル、同じく1989年に放送)といった記念特番が放送された。 また同日には、モーニングショーからニュースステーションまでの番組で全国中継を総勢53名のスタッフで行い、18:00からのステーションEYEでは、角館武家屋敷の青柳家から生中継を全国放送した。さらに18:30からのAABステーションEYEでは、同屋敷中継の舞台裏も紹介された。秋田県のANN・テレビ朝日系列は、1969年開局の秋田テレビ(AKT)が1987年4月のネット離脱まで系列関係にあった。1960年代当時、朝日新聞社が全国朝日系テレビネットワークを構築すべく、全国各地にUHF新局の開局申請を行い、その結果他系列と相乗りになる形で曲がりなりにも朝日系のテレビ局が開局した(AKTはフジ・メディア・ホールディングス、産経新聞、朝日新聞、読売新聞、秋田魁新報の5社が主要株主。朝日新聞との資本関係は一応現在でもあるが、AABのほうが強い)。しかしAKTは開局当初からフジテレビとの関係が強く、また秋田放送(ABS)もテレ朝系の多くの人気番組を手放さず放送したため、秋田でのテレ朝系=ほぼ全てAKTという編成にはならなかった。1981年にはAKTがANNに入りテレ朝色を強めようとするが、テレ朝の系列局が実質二重の状態は変わらず、またこの頃(1980年代前半)からはフジテレビ系列の番組が軒並み高視聴率を上げていたが、AAB秋田朝日放送の開局を控えていた為1987年3月末でテレ朝の系列から離脱しフジ系に一本化となった。秋田県におけるテレ朝の正式な系列局は消滅したが、AAB開局までテレ朝系番組は秋田放送(ABS)にネットが一本化された(ABSはANNに加盟しなかったため、『ANNニュース』はネットされず)。ただし、一部のABCテレビ制作番組はAAB開局の頃までAKTでのネットが続いた。1985年にスタートした『ニュースステーション』のヒットを受け、“報道のテレビ朝日”としての性格を強めた同局は、朝日新聞と手を組み平成バブルの波に乗り、全国各地に系列局を相次いで開局(いわゆる平成新局)。秋田県への進出は、1987年に秋田テレビ (AKT) がANN系列を離脱したためANN系列空白地域になったということもあり、やや積極的であった。TBS系列局の開局は以下の理由で実現しなかった。魁新報グループであり、先発局でもあるABSは、JNN排他協定の絡みもあり、一応はNNN単独での加盟でありながら、『JNN8時のニュース』を放送していたなど、TBSとの関係がかなり強かった。ABSは仮に民放テレビ3局目がTBS系列になると、当時人気番組が多かったTBS系列の番組の購入(放送)権がなくなってしまい不安を抱えることになる。このためABSは、どうしても民放テレビ3局目が開局する場合にはテレビ朝日系列で開局するように希望した。これを受け、開局費用の大半を朝日新聞・テレビ朝日および東北地方のテレビ朝日系列局(青森朝日放送・東日本放送・福島放送)、県内の酒造会社・両関酒造が捻出し、民放テレビ3局目としてAABが開局した。また、初代社長は両関酒造が兼務した。開局前後に放送された『ニュースステーション』のテレビCMは、メインキャスターの久米宏が「秋田の皆さん、長らくお待たせしまして大変申し訳ありませんでした」と謝罪する内容だったという。ABSはAABの開局後、それまで日本テレビ系ともにネットしていたテレビ朝日系の番組がAABに移行してなくなったため、番組編成を大幅に変更することとなった。特に当時の朝の生ワイド番組はTBS制作『ビッグモーニング』から日本テレビ制作『ズームイン!!朝!』に変更されるなど、日本テレビの番組割合が70%程度にまで増えた。また都市型CATV局も非常に少なく、TBS系列局の配信をしているところは秋田ケーブルテレビ(IBCアナログ、2010年4月 - デジタルも配信)と大館ケーブルテレビ(ATVデジタルを配信)、由利本荘市CATVセンター(2010年 - TUYデジタルを配信)に留まっている。リモコンキーID 52011年7月24日停波時点※アナログ放送では先発局である秋田放送・秋田テレビに比べると中継局は少なかった。それでも他の平成新局に比べれば最末期でアナログUHF局として県内最先発である秋田テレビより3局少ないだけであったため比較的難視地域が少なかった。ただし、地上デジタル放送では比内中継局と男鹿市寒風山の寒風山中継局(両中継局は秋田テレビとともに非該当となっている。後者はNHK秋田放送局と秋田放送が秋田本局と新潟県弥彦山親局とのデジタル混信対策の中継局として開局しているため、当局と秋田テレビでは秋田本局でカバーされ、混信の影響が全く無いため設置されていない。)以外に開局することが決まっており、2010年12月までにほぼすべての地域で中継局の設置を完了した。なお、設置されているアナログ中継局のうち大館賽ノ神、東成瀬入道、横手愛宕山、下浜羽川の各中継局のデジタル放送については他のデジタル中継局でカバーできるため置局不要となった。開局からしばらくは、AABのカメラマンが撮影した映像を使用していた。それぞれオープニングでは朝の風景、クロージングでは夕暮れを撮影したものを使用。1994年頃からは、オープニングには夜明けの秋田市内の映像に、AAB社内の様子(夜明けの社屋やマスターの電源が入れられる瞬間や放送機材など)。クロージングではポートタワーセリオン周辺の風景が映っていた。その後、オープニングは、1993年の映像が撮り直しされる形でアレンジされ、クロージングは、秋田市内の夜を撮影したものに変更される(以降、撮影者名表記が無くなる)。BGMは2006年9月まで、開局以来オープニング・クロージングとも変わらず使用された。(中継局スクロールテロップ付き)地上デジタル放送の本放送を開始した2006年10月1日より変更。1分間(フィラーを除く)放映されており、アナログ・デジタル共にオープニングは白神山地、クロージングは大仙市の大曲の花火の映像が流れている。なお、「秋田朝日テレビ」という局名表記になっている。デジタルでは本放送開始当日“AAB秋田朝日放送地上デジタル放送スタート”のスーパーとその事を伝えるメッセージが流れた。また、2006年9月30日まではAAB本社に送信チャンネルテロップをスクロールした映像が放映されていた。フィラー放送は行われていない。過去にアナログ放送では、オープニング後やクロージング後は、アナログ終了告知画面が表示された。ちなみにデジタル放送・ワンセグでは、局PRの15秒CMを2本放送後、オープニング、クロージング放送となっていた。放送終了後はカラーバー→停波となり、開始数分前位にカラーバーを表示。報道制作局※Lは生放送、SDは標準画質映像制作、全番組ステレオ放送。※ローカル枠もキー局の番組が多いため、他系列の番組は少ない。TBS系制作の番組は先発2局が押さえているため、版権切れのドラマ・アニメを除いて放送されていない。いずれもSDいずれもSDいずれもSD秋田朝日放送開局以前に放送されていた番組。いずれもSDいずれもSD平日土曜日※『和風総本家』は期間中休止。日曜日※『サンデースクランブル』は期間中休止。
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