LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

ファイナルファンタジーIII

『ファイナルファンタジーIII』(ファイナルファンタジースリー、FINAL FANTASY III、略称:FFIII、FF3、ファイファンIIIなど)は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。ゲームのジャンルはRPGで、ファイナルファンタジーシリーズの第3作目。1990年4月27日、ファミリーコンピュータ(以下FCと表記)用ロムカセットとして発売され、約140万本を販売。スクウェア作品としてはゲームボーイ版『魔界塔士Sa・Ga』に続くミリオンヒットとなった。2006年8月24日には、ニンテンドーDSでリメイクされた。リメイク版の詳細およびその経緯については当該記事を参照のこと。2009年7月21日からWiiのバーチャルコンソールで配信された。2011年3月24日にiPhone、iPod touch向けに配信開始。同年4月21日にiPad版が、2012年3月1日にAndroid版が配信開始。ニンテンドーDS版をベースに背景グラフィック等を高解像度対応している。2012年9月20日には追加要素を加えたPlayStation Portable版が発売された。2014年1月8日からWii Uのバーチャルコンソールで、また同年4月23日からニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信された。本作はシリーズ作品ではあるが、ストーリーは前2作とは全く関連性はない。ただ、世界観は『ファイナルファンタジー』(以下FFIと表記)に通底しており、クリスタルと世界が密接した関係を作っている。ストーリーの途中で人の「死」に直面する場面がいくつかある。その理由として、本作の開発中に製作総指揮・ディレクターを務める坂口博信の自宅が火災に遭い、母親が亡くなる事故が起きたことが挙げられている。坂口は「大切な人が死んでしまったときの、生き残った者の辛さをいやというほど味わいました。そして、どうやって、この悲しみを乗り越えていけばいいのか、生き残った者のすべきことはなんなのか、そんなことをいろいろと考えるようになりました」と語り、以降のFFが「死」をテーマに扱う物語に繋がっていったとしている。本作はシリーズ最後のFC版であると同時に、『FFI』『FFII』とシナリオを手がけていた寺田憲史がFFシリーズに関わった最後の作品である。彼は本作を題材にした漫画の原作も務めている。『別冊宝島704 僕たちの好きなファイナルファンタジー』(株式会社宝島社、2002年)によると前作までと比べてテンポよくサクサク進む、「『FF』シリーズ中最高に遊び込める作品だったとの評価も多い」とされている。タイトルロゴのデザインは前作『FFII』とほぼ同様のもの。デザイン化されたアルファベットで「FINAL FANTASY」と書かれた背後にクリスタルのように輝く文字でIIIと入っている。またパッケージに描かれているのは両手に剣をたずさえた「光の戦士」。この「二刀流」は本作のシステムの特徴のひとつでもある。当時のCMでは「最後の壮大なドラマ」とナレーションされていた。第1作と同様に、最初のボスを倒した後にオープニングが始まるアバンタイトルの手法が用いられている。『FFI』のジョブ(職業)システムを進化させ、移動中、いつでもジョブを変更することができるジョブチェンジシステムが導入された。作中には特定のジョブでなければ攻略が極めて困難な場面も存在し、状況に合わせて臨機応変にジョブチェンジを行うことによってゲームを有利に進められるようになっている。また、後にシリーズの定番となる「召喚魔法」が初めて登場した。詳しくは魔法の項目を参照のこと。戦闘において、攻撃回数(ヒット回数)に比例してキャラクターが武器を振るう回数が増加する。ただし、攻撃回数(ヒット回数)とキャラクターが武器を振るう回数が厳密に一致するわけではない。このことは、他のファイナルファンタジーシリーズには見られない特徴である。主人公たちが冒険する世界は『FFI』『FFII』と比べ格段に広く、ストーリー中盤からは、2つのワールドマップを行き来することができるようになる。本作以降はワールドマップが複数あるシリーズが『ファイナルファンタジーVI』(以下FFVIと表記)まで続く。前作『FFII』ではごく限定的な場面でのみ使用されていたキャラクターの演技(「クルっと回る」など、あらかじめプログラムされた動き)に「飛び跳ねる」「その場で左右を向く」などのバリエーションが追加され、全編に渡ってより豊富に取り入れられている。なお、こうした演技について、坂口博信は、『FFIII』から「うなずく」「手をあげる」「クルっと回る」というような動きを入れた、と述べているが、ゲーム上では「うなずく」「手をあげる」というキャラクターの動きは確認できない。また、前述のように「クルっと回る」表現については『FFII』にも存在するものである。今作のBGM「プレリュード」ではハープではなく管楽器がイメージされてディレイが使われず、代わりにエコーが使われている。他にも曲頭にはアッチェレランド、曲尾にはリタルダンドが掛けられている。非常に難易度の高いラストダンジョンでも知られる。この理由として、ダンジョン内ではデータをセーブできないこと、HP・MPを回復させる設備(魔法の泉または宿屋)がないこと、ラストボスにたどり着くまでに2つのダンジョンを突破しなければならず、その過程で複数の強力なボスモンスターが登場することなどが挙げられる。前作『FFII』ではレベルの概念がない成長システムが採用されていたが、本作では再び経験値とレベルの概念を用いたオーソドックスな成長システムが採用された。『FFII』で導入されたワードメモリーシステムは、本作では、廃止された。しかし、主人公たちの目の前の人や物に対してアイテムを使うという機能は『FFII』から少し形を変えて引き継がれている。『FFII』のそれはワードメモリーシステムの一環として、特定の人物(もしくは物体)に対してAボタンを使用した際に「アイテム」コマンドが(「おぼえる」「たずねる」と共に)表示されるというものであったが、本作では対象に向かってBボタンを使用することで、ほぼすべてのキャラクターないしオブジェクトへ任意にアイテムを使うことが可能になった。また、サブキャラクター(同行キャラクター参照)同行中は、Bボタンでサブキャラクターと話をすることができる。基本的にマップ上では一人のキャラクターしか表示されないが、セレクトボタンを押すことでマップ上に表示されるキャラクターを変えることができる。ただし、メニュー画面や戦闘でのキャラクターの並び順が変わるわけではない。アイテム欄には、後のシリーズで採用される「せいとん」項目がなく、戦闘終了後に自動でアイテムの整頓(種類別)が行われる。手動でアイテムを任意の位置に移動しても、戦闘終了後には自動で整頓される。なお、でぶチョコボ(施設参照)は預けたアイテムを自動で整頓してくれる。店でアイテム(武器・防具・魔法を含む)を購入する際には、単品で購入する以外に4個・10個とまとめ買いができる。まとめ買いをすると割引が受けられ、購入数の多さに比例して割引率も高くなる。街の中にアイテムが落ちていることがあり、Aボタンによって調べることで入手可能である。アイテムが落ちている場所は、移動可能なマップパーツであっても移動不可となっているため、発見は容易である。主人公たちの初期のジョブは全員「たまねぎ剣士」であるが、物語を進めると、主人公たちはクリスタルの力により、チェンジ可能なジョブが増えていく。ジョブは強さの序列がはっきりしており、基本的に、物語の前半よりも後半で手に入るジョブの方が汎用性・利便性が高い。また、一部ジョブの間には上級・下級の概念が存在する。個々のジョブについてはジョブの節を参照。移動中にメニュー画面を開き、「ジョブ」のコマンドを選択すれば、いつでもジョブチェンジを行うことができる。ジョブチェンジを行うには戦闘終了後にモンスターから得られる「キャパシティ」を消費する。各ジョブには主な攻撃手段の傾向(戦士系か魔道師系か)とジョブの善悪のイメージ値をもとにしたチャート(座標)が作られており、元のジョブと変更先のジョブとのX軸およびY軸の差と変更先のジョブの熟練度によってジョブチェンジに必要なキャパシティの計算が行われる。キャパシティの最大値は255である。ジョブチェンジを行うことによって、HP以外の能力(魔法の使用回数やステータスなど)はチェンジしたジョブに設定されたものに変化する。そのため、チェンジ前のジョブのステータスや特性がチェンジ後のジョブに影響することは一切ない。また、装備可能な武器・防具はジョブによって異なるので、ジョブチェンジの際には装備を全て外さなければならない。キャラクター毎にそのジョブにおける戦闘経験による「熟練度」があり、熟練度によってもキャラクターの能力が変化する。また、後述するように、熟練度はジョブチェンジに必要なキャパシティにも影響する。坂口博信によれば、本作のジョブチェンジシステムは、『サンダーバード』のように状況で対応する楽しさを追求したシステムであるとのことである。前2作と同様、ターン制が取り入れられている。リメイク作品を除いた正式なナンバリングタイトルとして、純粋なターン制が採用された最後の作品である。戦闘シーンにおいて、前作までと比べとくに大きく変わった点は、ダメージや回復の数値の表現である。前作までは対象が複数の場合も1人・1匹ずつウィンドウ内に数値が順次表示されていったが、本作では対象キャラクターからダメージや回復の数値がポップアップする形式に変更。対象が複数であった場合はまとめて一度に表示されるようになった。この数字をポップアップする形式はグラフィカルかつスピーディーに該当の数値を把握できるため、本作以降のFFシリーズをはじめ、他の様々な作品でも広く用いられている。本作ではパーティの誰か1人でも「にげる」を実行すると、パーティ側全員が「にげごし」状態となり、そのターンで受けるダメージが通常よりも大きくなる(シーフの「とんずら」も例外ではない)。しかも、通常の「にげる」は成功する確率が低いので、安易に逃げながら先を急ごうとすると全滅しやすくなる。主人公たちの戦闘でのフォーメーションはキャラクターごとに前列か後列かを選択できるシステムである。前作では、弓など飛び道具を使わなければ後列からの物理攻撃はできず、逆に後列のキャラクターは敵からの物理攻撃を受けることはなかった。これに対して本作では、後列からでも物理攻撃ができるようになったが、その場合は命中率が半減し、結果的に攻撃ヒット回数が減少するため、敵へのダメージは低下する(弓矢などの遠隔攻撃可能な武器を除く)。また、後列にいても敵からの物理攻撃を受けるようにもなった。前列のキャラクターは与える物理攻撃のダメージも大きいが、敵から受けるダメージも大きい。後列のキャラクターは受ける物理攻撃のダメージは少ないが、与えるダメージも少ない。前列・後列の移動は、メニュー画面の「ならびかえ」で行える。戦闘中でも、コマンド選択の際に、十字キーの左を2回押すと前列へ、右を2回押すと後列へ移動することができる。ただしバックアタック(後述)の場合は操作が左右逆となる。本作からは、敵の先制攻撃の1パターンとして、パーティの背後から先制攻撃を仕掛けてくる「バックアタック」が新登場した。このバックアタックを受けた場合に、隊列を前列・後列に分けているならば、前列と後列のキャラクターが通常時とは逆に配置される。また、主人公サイドと敵サイドが反対になり、それぞれ見た目も左右反転する。ターゲットした敵を攻撃する前に別のキャラクターがその敵を倒してしまった場合、自動的に残存モンスターに攻撃ターゲットが切り替わる、いわゆるオートターゲット機能が実装された。ただし、本作でこのオートターゲットが機能するのは物理攻撃のみ。敵単体への魔法攻撃において選択したモンスターがすでに倒されてしまっている場合には、「こうかがなかった」と表示されて残存モンスターへの行動は行われない。味方へ回復魔法・補助魔法をかける場合にも同じことが当てはまる。戦闘でのコマンドは、基本的に「たたかう」「ぼうぎょ」「にげる」「アイテム」の4つである。特殊コマンド(例:「まほう」「ジャンプ」など)が使えるジョブは、そのコマンドが「ぼうぎょ」もしくは「にげる」に取って代わる。極端な例として、吟遊詩人は、3つの特殊コマンドを持つために、「たたかう」「ぼうぎょ」「にげる」がない。コマンド入力時、最大HP表示欄には選択したコマンド(魔法の場合は魔法名)が表示されるようになっている。また、敵をターゲットとしてコマンド入力した場合には、ターゲットとなる敵のグラフィックの上に、行動予定のキャラクターを表す数字(画面の並び順で上から「1」「2」「3」「4」)が表示される。これらの仕様は後のFFシリーズおよびリメイク作品にもほぼ実装されておらず、シリーズ中においては非常に珍しいものである。武器には、空・石化・火炎・電撃・冷気・HP吸収・回復・暗黒の計8種類の「攻撃有効属性」が存在する。これらの属性が付加されている武器は、以下のような効果を有する。空・石化・火炎・電撃・冷気・回復・暗黒の属性は、これらの属性を弱点にしている敵に対して効力を発揮するが、耐性を持っている敵に対しては武器本来の力を発揮できず、場合によっては敵を回復させてしまうこともある。また、暗黒の属性は、分裂系モンスターの分裂を防ぐ効果もある。特徴的なものとして、HP吸収の属性は、その名の通り、敵のHPを吸収する。どのジョブでも、無条件で、武器(弓と竪琴を除く)を左右の手にそれぞれ装備することができる。同様に、盾を装備できるジョブにおいては両手に盾を装備することも可能である。前作では、防具に「重量」が設定されていたが、本作ではそれがなくなっている。魔法は、白魔法、黒魔法、召喚魔法の3種類がある。本作における魔法は、前作と同様に主として店で買うことによって入手するシステムになっている。使用する際は装備品のような扱いであり(本作の攻略本では「オーブ」と呼ばれている)、身に着けた者しか魔法を使用できるようにならない。身に着けるだけならどのジョブでも可能であるが、その魔法を使用できるジョブについていなければ、それらの魔法は使えない。外してアイテムに戻したり、直接他キャラクターと交換したりすることもできる。また、第1作同様、魔法がクラス別に1から8まで分かれており、使用回数が各クラスごとに設定されている。総じて、クラスの高い魔法ほど、強力で便利なものになっており、クラスの低い魔法よりも使用回数が少ない。各クラスには最大3つまで魔法オーブを装備することができる。1つのクラスに3種類の魔法オーブを装備する場合には、左から黒魔法・白魔法・召喚魔法の順番になる。本作における「MP」は各クラスごとの魔法の使用回数を意味している(例えば、クラス1のMPが12ならば、魔法の種類を問わず、クラス1の魔法が12回使用できる)。また、あるクラスでMPを使い切っても別のクラスでのMPに影響することはない。このような魔法使用の制度は、一般に「回数制」と呼ばれる。従来の単体・全体だけでなく、新たにモンスターの種類(いわゆる「グループ」)ごとに魔法の対象を絞れるようにもなった。ただし、これは対象範囲可変型の魔法にのみ当てはまる(本作ではフレアもこれに含まれる)。後のシリーズではこれは採用されていない。本作で初登場となった魔法系列。使うとその場に召喚獣(本作の攻略本では、「精霊」と名づけられている)が現れ、特殊な行動を行う。その効果は攻撃・回復などさまざまである。本作の召喚魔法は同じ名前(召喚獣)であっても「白」「黒」「合体」という効果の異なる3種類が存在する。「幻術師」は白と黒のいずれかをランダムで呼び出し、「魔界幻士」および「賢者」は白・黒よりも強力な「合体」の召喚獣を呼び出す。全ての召喚魔法は店で買うことができる。ただし、クラス6以降(カタスト、リバイア、バハムル)の召喚魔法は、事前にそれら3体の召喚獣(オーディン、リバイアサン、バハムート)と戦って勝っていないと購入することができない。本作における召喚魔法は、召喚魔法それ自体の名前と呼び出される召喚獣の名前が異なる。以下を参照。※「」内は召喚魔法のエフェクト後に表示されるコメントである。"召喚魔法についてより詳しくは、ファイナルファンタジーシリーズの魔法形態を、召喚獣の詳しい説明はファイナルファンタジーシリーズの召喚獣を参照。"本作では多種多様な乗り物が登場する。斜体で表記されているBGM名は『ファイナルファンタジーIII ORIGINAL SOUND VERSION』(1991年、アメリカーナ・レコード)による。セレクトボタンを押すことによって、移動中に表示されるプレイヤーキャラクターを任意のものに切り換えることができる。ただし、死亡もしくは石化状態になっているキャラクターは表示されない。死亡したキャラクターは、メニュー画面のアイコンが十字架と「DEAD」の文字になる。※ジョブの外国語表記に関する情報は以下の脚注を参照。※本節に出てくるアビリティについて、詳しくはアビリティシステムの記事を参照。突如として大地震が世界を襲った。世界の光の源であるクリスタルは地中に引きずり込まれ、闇の魔物が解き放たれていく。大地震によって、辺境の村ウルの近くにできた洞窟。村に住む4人のみなしごの少年たちは、そこへ探検にやってきていた。ちょっとした度胸試しのつもりだった4人。だが彼らはその洞窟の奥で風のクリスタルに遭遇し、啓示を受ける。クリスタルは、世界を覆う闇を振り払う「光の戦士」として少年たちを選び、希望を託したのだった。クリスタルの啓示を受け、少年たちは、まだ見ぬ世界へと冒険の旅に出た。新しい仲間との出会いと別れ、そして、大地震が生んだ魔物どもとの戦い。旅の中で、彼らはこの大地震と世界の異変を引き起こした、ザンデという男のことを知る。ザンデはかつて大魔道士ノアに仕えた三人の弟子のうちの一人。ノアは死すとき、三人の弟子たちにそれぞれ遺産を与えた。ドーガには魔法の力を、ウネには夢の世界を、そして、ザンデには人間としての命を。だが、ザンデはそれが不服だった。かの地を去ったザンデは土のクリスタルを利用してこの世界に大地震を引き起こし、闇の力を増大させていく。ザンデを止めなければならない。ドーガとウネは、少年たち……光の戦士にそう言い残して、死んでいった。旅の果てに、戦士たちはザンデの居城、シルクスの塔(クリスタルタワー)に辿り着いた。苦闘の末にザンデを倒す四戦士。だが、ザンデが増大させた闇の力はこの世界のバランスを狂わせ、暗闇の雲を生み出してしまった。暗闇の雲は世界のすべてを無に還す存在。闇の力に守られた暗闇の雲の前に戦士たちは敗れ去る。そこへ駆けつけたのは、かつて旅の中で知り合ったたくさんの仲間たちだった。仲間たちの声、そしてドーガとウネによって魂を分け与えられた戦士たちは甦り、最後の戦いへと赴く。闇の世界。暗闇の雲が待つ最後の戦いの舞台。そこで戦士たちは、4つのダーククリスタル、そして闇の4戦士と出会った。闇の4戦士たちは言う。「世界はあるところで、また無に還るのかも知れない…… だが、まだ光の世界にも、そしてこの闇の世界にも、それを拒む、希望や、愛が残っている。それが残っている限り、まだ無に還るのは早いのだ。 さあ、世界を無に還そうとするものを消し去ろう!光と闇の希望で!!」。闇の4戦士たちによって、暗闇の雲を守る闇の力は打ち砕かれた。いつ終わるとも知れぬ激闘。その果てに、戦士たちは暗闇の雲に打ち勝つ。闇が去り、光が戻った世界に、少年たちは仲間たちをひとりひとり送り届けた。そして、ウルの村へと帰ってきた彼らは夜明けを見る。それは、4人に冒険のはじまりを告げた、あの風のクリスタルが光を取り戻す姿だった。主人公たちと行動を共にし、主人公たちをサポートしてくれるキーパーソン的な存在。町やダンジョン内ではBボタンを押すことで会話ができ、冒険のヒントをくれることもある。ただし、これらのキャラクターは単に行動を共にするだけで、戦闘には参加しない。※町名およびダンジョン名の英語表記については、北米版『FFIII(DS)』の攻略本(Ken Schmidt, Final FantasyIII Official Strategy Guide, 2006)に依拠する。ただし、「山頂へ続く道」は名前が変わってしまっているのでこの限りでない。斜体で表記されているBGM名は『ファイナルファンタジーIII ORIGINAL SOUND VERSION』(1991年、アメリカーナ・レコード)による。本来の続編となる予定だったファミコン版『ファイナルファンタジーIV』(現在のスーパーファミコン版『ファイナルファンタジーIV』とは全く異なる)は、開発途上でリリースが取りやめられた。そのため、この『FFIII』がリードプログラマのナーシャ・ジベリが関わった最後のFF作品であり、またファミコン最後のナンバリングタイトルとなった。ドーガの村は、データ圧縮後容量の空きが生じたことによって急遽追加された村であることを坂口が『ファミリーコンピュータMagazine』で明かしている。BGM「ピアノのおけいこ1」(エリーゼのためにの一部)は、伊藤裕之が弾いたものが元になっており、間違った部分も含めてそのまま再現している。本作のBGMではファミコンでは本来出せないバスドラムの音が使われるが、これはファミコン本体がエラーを出すときに発する音を使って再現されている。田中弘道は製作当時、英語をしゃべれる者がスタッフに彼しかいなかったために、サクラメントにあるナーシャの家の近くでアパート暮らしをしながら開発に携わっていたという。ジョブのバランス調整は、田中弘道によるものである。ジョブのデザイナーであった石井浩一は、魔道師は魔法力を高めるために自然素材のものを着ている、召喚系のジョブは精霊の嫌う金属は身に着けないなど、それぞれのジョブがその格好をしているのには理由がある、と述べている。本作の評価においては、とりわけ「ラストダンジョン(クリスタルタワー-闇の世界)の長さ」が強調されて語られることが多い。これは、ダンジョン内にセーブポイントが無いため、ゲームクリアまでぶっ続けでプレイしなくてはならないという理由によるものである。中には、ラストダンジョンの長さに憤慨し本体を破壊してしまったり、レベル上げなどで長い時間をかけてしまったためラストダンジョン前の物語を忘れていたプレイヤーもいたという逸話もある。しかしながら、キャラクターを最大限に育てつつ、事前に敵情報やマップを知っていれば1-2時間程度で終わらせることも可能である。このような長いラストダンジョンになった理由として「本当はラストダンジョンにはセーブポイントと回復ポイントが設置されていたが、開発当時のデバッガーに『こんなの楽勝ですよ』と言われたプロデューサーが怒って、セーブポイントと回復ポイントを取った」との経緯が時田貴司によって語られている。北米では1994年にSNES用ソフトとして "FINAL FANTASY III" が発売されているが、これは日本の『ファイナルファンタジーIII』ではなく『FFVI』の翻訳版にあたる。北米PlayStation版以降は番号が日本と同じ『FFVI』へ統一されている。特定の状況によって引き起こされる想定外の挙動として、代表的なものを以下に挙げる。モンスターからのドロップによってアイテム所持数がオーバーフローした際に、アイテムやジョブのアドレスが書き換えられてしまうなどの様々なバグが発生する。故意に誘発させることによって通常では非常に入手困難なアイテムの入手や、キャラクターを通常より早くレベルアップさせることなども可能。これの応用で、戦闘中にアイテム欄を埋め尽くしオーバーフローを引き起こす荒業も存在する。フィールドからサスーン城に入り正面すぐにある扉に出入りを繰り返すと、45回(フィールドから入ってきた時点で1回とカウント)画面を切り替えたところでそれ以上画面切り替えが行われなくなる(サスーン城バグ)。クリスタルタワー内の特定の位置でデジョンを使用することによって特殊な場所に行くことができる。そこには宿屋(ベッド)のようなものが存在し、HP/MPを回復することができた。この技は当時の『ファミコン通信』(現『ファミ通』)で発表された。戦闘中アイテムウィンドウを開くことによって一部補助魔法の効果がリセットされる(対象はウィンドウを開いた後の行動によって変化する)。覚えている魔法をアイテム欄に戻した後、そのまま画面を切替えずに「サイトロ」の魔法を使うと、アイテム欄に戻したはずの魔法がそのキャラクターの魔法欄に残ったままとなっている。アイテム欄に戻した魔法もしっかりと残っているので魔法が増殖したことになる。本作に関しては全3巻の攻略本(NTT出版)が出版されているが、ゲーム上のデータと異なる記述が多い。1997年には当該攻略本を再録した『ファイナルファンタジー大全集(上)(下)』が出版された。なお前作まで攻略本は様々な出版社より発行されていたが、本作より『FFVI』までシリーズのオフィシャルな攻略本はNTT出版から発売されるという体制が取られた。角川書店から発売されていたゲーム情報誌『マル勝ファミコン』(『マル勝』の実際の表記は○の中に「勝」の字)において、『悠久の風伝説 ファイナルファンタジーIIIより』というタイトルで漫画が連載されていた。世界観、キャラクター、物語などは原作(FC版)とは若干異なったものである。原作・寺田憲史、作画・衣谷遊、角川書店ドラゴンコミックス。本作の音源が収録されたCD『ファイナルファンタジーIII ORIGINAL SOUND VERSION』は、本作発売の翌年であり新作『FFIV』発売と同年でもある1991年に発売されている。作曲者の植松伸夫によれば、もっと早くリリースの予定だったが、諸事情によりなおざりになっていたとのこと。時間の経過を考慮して、植松が半ばリリースを諦めていたところ、ファンからCD発売を所望する多くのリクエストがあり、コレクターズアイテムとして発売される運びとなったことを明かしている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。