住友化学株式会社(すみともかがく、"Sumitomo Chemical Company, Limited")は、住友グループの大手総合化学メーカーである。国内化学メーカーとしては、三菱ケミカルホールディングスに次いで第2位。主要子会社としては、大日本住友製薬が挙げられる。住友化学は住友グループの中核企業で、住友グループ広報委員会にも参加する企業であり、三井住友銀行、住友金属工業(現・新日鐵住金、現在は住友グループを離脱)とともに、住友御三家の一角をなしていた中核企業でもある。2001年(平成13年)4月三井化学との経営統合が基本合意されたが、その後白紙撤回された。同社の中核である石化事業については、戦後米・英の生産技術を導入して愛媛県で進出したことに端を発する。日本の化学メーカーの中でも農業化学部門、農業事業を有している点がユニークである。もともと戦後に除虫菊に含まれる殺虫成分の類縁化合物ピレスロイドを工業的に化学合成する技術を確立した経緯から、家庭用殺虫剤の原料では世界でトップシェアを持つ。同じ技術を応用してマラリア防除用の蚊帳などを通じて社会貢献としても事業をプログラム化してきた。住友化学は日本の化学メーカーにおいてもとりわけ海外事業に注力してきた歴史があることで知られる。2010年度からアジアをはじめとする海外売上高が5割を超えている。1960年代前半、殺虫剤スミチオンの輸出を行った時から始まる。1971年、シンガポール政府との共同事業で、同国ジュロン島における石油化学コンビナートの建設計画を手がけ、日本政府の後押しも受けながらASEAN初のエチレンセンターを持つ大規模な設備を稼動させるに至った。その後ジュロンにおける石化産業を形成する企業は80社を超え、シンガポールの経済発展にも寄与しており、地元の名士といわれる企業である。こうした実績から、サウジアラビアの国営企業サウジ・アラムコ(サウジアラビアン・オイル・カンパニー)社と合弁で石油精製と石油化学の一体型コンプレックスを受注し、ラービグ計画を推進中である。2009年(平成21年)4月9日、エタンからエチレンを精製する、当該コンビナートの基幹設備である世界最大級のエタンクラッカーを稼動させた。ラービグ第2期計画の事業化調査も行っている。2011年にタッチパネル部材に参入、カラーレジストや偏光フィルムなど液晶や有機EL向け部材を生産・販売している。韓国に生産工場を持ち、スマートフォンやタブレットを製造するサムスングループなどに納入している。2015年3月末時点の子会社及び関連会社総数は266社である。機能展開会社が大半である。社名の冠に「"住友"」、「"住化"」を付けることができる条件については社内規定がある。[持株比率のうち、*は住友化学の子会社が所有する株を含めた比率]2016年04月01日現在
出典:wikipedia
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