明浜町（あけはまちょう）はかつて愛媛県東宇和郡に存在した町。キャッチフレーズを「潮風とみかんと心ときめく町」、「素足の自然感じてみませんか」とするおだやかな町である。2004年4月1日合併により、西予市の一部となって自治体としての明浜町は消滅した。西予市の住所表示名の一つとして残っている。入り組んだリアス式海岸で入り江に集落がある。町内はほとんどが宇和海に面する南斜面である。急傾斜地はその多くが果樹園として利用されている。平地は極めて乏しい。宇和海に面しており、海洋性の温暖な気候である。町内は大きく4つの地区（集落）があり、それぞれ小学校がある。昭和の町村合併の際に、新町の名称として公募した中の一つで、選考委員会で推挙された。但し、公募作品中の得票数が一位であったわけではないと伝わっている。明るい海辺の町になりたいという希望を込めたものと言われている。近世近代戦後新町以降農業と水産業中心である。海にちなむ独自の文化が息づいている。イベント的なものは後述。道路交通中心。道路事情の悪い戦後一時期までは、船舶によって宇和島に出ることも多かったが、道路事情の改善によってバスが走るようになり、航路はなくなった。町内に鉄道はない。明浜町内に高速道路は通っていない。

出典:wikipedia