川之江市(かわのえし)は、愛媛県の東予地方、宇摩地域にあった市である。愛媛県の最も東に位置し、香川県、徳島県に接する。先史時代四国山地の支脈法皇山脈の東端にその源を発して、瀬戸内海の燧灘にそそぐ金生川が、その吐出する土砂によって形成した沖積平野に農漁民が住居を構えて定着し、先史時代の後期、川に沿って幾つかの点在する集落を形成した。これが合併によって川之江市を構成した川之江町ほか5箇町村の創生であるとされている。『和名抄』にいう山田郷、山口郷がこの地域に当たり、大化の頃、大和より伊予の国府に通じる太政官道(南海道)の大岡駅が設けられ、更に、ここを分岐点として、それぞれの国府に至る土佐街道、阿波路が設けられ、既に開けた内海の船運と相まって海陸交通の要衝となり、人馬の往来が漸く繁しさを加えた。中世近世、一時川之江藩近現代川之江市資料ほかより丸住製紙が立地し、製紙産業が盛んで、用地需要に応えると共に、住工分離の観点から埋立地を造成し、工業用地、港湾施設等に提供してきた。ただ、昭和40年代から50年代までは海洋汚染による漁業被害にも直面した。宇摩地域の広域合併についても、過去何度か気運の盛り上がりを見せたが、どちらかというと伊予三島市からの動きが活発であった。この経過については四国中央市の記事参照。
出典:wikipedia
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