2ちゃんねるブラウザは、サーバの負担を軽減しつつ匿名掲示板2ちゃんねる等の掲示板を快適に閲覧するために作られたソフトウェアの総称である。2ちゃんねるビューアとも呼ばれる。2ちゃんねるに限らず「したらばJBBS」「まちBBS」や2ちゃんねる互換スクリプトを採用している掲示板の閲覧も可能なものもある。なお、かつて「2ちゃんねるブラウザ」という固有の名称を持つソフトウェアが存在していたことがあるため(現在は改名)、現在でも「2ちゃんねる専用ブラウザ」や「2ちゃんねる閲覧ソフト」と言い換えられることもある。「2ちゃんねる専用ブラウザ」を略して「専ブラ」と呼ばれることも多い。2ちゃんねるの掲示板システムは、通常のWebブラウザでアクセスされた場合、「read.cgi」というCGIプログラムがサーバ上に保存されているデータファイル(dat形式と呼ばれる、中身はテキストファイル)をそのつど読み込んで広告などを付与したHTMLを生成し、Webブラウザ上に表示する。そして掲示板の利用者が多くなりCGIプログラムが負荷過大になるとread.cgiを停止し、「人大杉」(「ひとおおすぎ」=人が多過ぎ、という意味)と表示されたページへの転送を行うため、掲示板を閲覧できなくなってしまう。専用ブラウザは、このread.cgiを介さずにサーバに置かれているdatファイルを直に読み取るため「人大杉」の影響を受けない。2ちゃんねる側はサーバ負担軽減のために2ちゃんねるブラウザの使用をユーザーに推奨している。しかし、自動リロード機能など、通常のブラウザより遥かに負荷を与える2ちゃんねるブラウザが一般化した時期があり、古い2ちゃんねるブラウザを排除するような実装変更が幾度か行われてきている。一度読み込んだデータは自動的にローカルに保存されるため、意識的に保存しなくても"DAT落ち"(一種の過去ログ化。書き込み数が上限の1000に達した、一定期間書き込みがなかったなどの理由でスレッドに通常の方法ではアクセスができなくなること)した後やオフライン時での閲覧が可能になる。また、通常のブラウザでは表示内容更新の度に毎回すべての(または指定された分の)表示データをサーバから読み込み直すが、専用ブラウザでは前回の読み込み時からの差分のみを取得するため動作が軽快である。自分にとって不快な書き込みを非表示に設定する機能や、新着レスを表示する、h抜きリンクをハイパーリンクとして扱う、前回書き込みからの経過時間を表示して書き込み時間間隔制限によるペナルティーを回避する機能などが搭載されている。また、自動巡回やDAT落ちの前に読み込んでいなかったログを読み込む機能もあるが、2ちゃんねる関連企業であるN.T.Technology社へ料金(2008年(平成20年)現在、年間33ドルの定額サービス)を支払ってID登録(通称「●」)を行う必要がある。 (ただし、DAT落ちしたスレッドは、モリタポという電子マネーを使用して1スレッドにつき50モリタポ(=5円)の従量負担でブラウザで読むことも可能)Windows、Mac OS、Linux等の各OS用や、アプリケーションサービスプロバイダ形式等、様々なソフトウェアが開発されている。開発は個々のプログラマが任意に行っており、主催する人物や団体は存在しないが、開発者間の情報交換や交流を目的とした「monazilla.org(w」があった。monazillaのサイトは2001年(平成13年)2月13日に開設され、2003年(平成15年)から更新が停止、2006年(平成18年)10月にブログ形式で再開されたが、2015年(平成27年)3月4日に閉鎖した。2015年にDATによるスレッド内容の取得が廃止され、登録制の2chAPIを利用する形になった。これに伴い多くの開発が途絶えているブラウザやこれに賛同できない開発者のブラウザが利用不可となったが、有志による回避ソフトが作られている。※ 各種類内でラテン文字・五十音順
出典:wikipedia
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