藤井寺駅(ふじいでらえき)は、大阪府藤井寺市岡二丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線の駅。駅番号はF13。駅長配置駅である。藤井寺市の代表駅であり、かつては、往年のプロ野球球団・近鉄バファローズの本拠地・近鉄藤井寺球場の最寄り駅でもあった(プロ野球開催日は急行が臨時停車していた)。その藤井寺球場は2005年(平成17年)1月末に閉鎖、2006年(平成18年)8月に解体された。島式2面4線ホームを持つ橋上駅。ホーム有効長は8両。改札口は1ヶ所のみ。自動改札機は、オムロン製が設置されている。赤い自動改札機(U-PG)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCA対応。内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。当駅折返し列車の引上線は、1番線の大阪阿部野橋寄りに設置されており、列車は1番線到着後に方向転換をして引上線に入り、さらに方向を変えて3番線に入線、もう一度方向転換して発車する操車となっている。引上線から4番線へは線路の構造上入線できないため、3番線に始発列車が停車している場合には、特急や急行などの通過列車は待避線である4番線を通過することになる。4番線の制限速度は東側が35km/h、西側が45km/hと低速で走行しなければならず、通過列車の所要時間が伸びる要因となっている。しかし、現在の南大阪線の上りダイヤは日中以降特急・急行が藤井寺駅を通過した直後に普通が発車するダイヤが組まれており(河内松原駅で準急と普通との緩急接続を行うためにこのダイヤパターンが崩せない状況にある)、上り通過列車が4番線を徐行して通過することが多い現状にある。日中に運転される普通列車のうち、30分に1本の割合で古市駅まで運転している。この場合、普通列車は1・4番線に入線して通過待ちをする。藤井寺~古市間で準急が普通の役割を果たしているにも関わらず 古市まで運転する普通列車が一部組み込まれているのは、車両運用上のため古市車庫へ入出庫するためであり、上り特急が藤井寺駅で本線側を通過できるように時間を合わせて運行されている。なお、夕方以降は車両運用の都合で古市まで運転できないため、ほぼ全ての特急・急行が4番線を通過する(急行は日中も4番線を通過)。また、引上線とホームの間に踏切があるが、頻繁に運転されるダイヤの上に折り返し列車が往復するため、日中でも数分間遮断機が下りたままの状態となる場合(開かずの踏切)がほぼ10分間隔で起こり、通行人が多い踏切の前が踏切待ちの通行人で溢れる光景が見かけられる。南大阪線の駅では大阪阿部野橋駅に次ぐ第2位で、単独駅では最も多い。また、大和川以南にある鉄道駅では中百舌鳥駅、堺東駅、三国ヶ丘駅、泉ヶ丘駅(ちなみに前記4駅はずべて堺市に所在)に次いで利用客が多く、大阪府南部で政令市に所在しない駅では最も利用客が多い。その原因は、大阪市内に通勤する、鉄道の通っていない住宅地、羽曳野市の『羽曳が丘』の客が多い為である。近年の特定日における1日乗降・乗車人員数は下表のとおりである。藤井寺市の人口そのものは1990年以降ほぼ横ばいであるにも関わらず当駅の利用客が減少しているのは、団塊の世代の定年退職等により通勤需要が減っているものと推測される。しかし、藤井寺球場撤退後に学校が進出したことから通学需要は旺盛であり、午前8時頃は当駅で下車する学生と当駅より大阪方面へ通勤する利用客が交錯し、改札口は非常に混雑する。これは、学校が概ね8時30分頃に始まるため通学する生徒と、8時台終盤から9時頃に大阪市内の勤務先で始業する通勤客とが8時頃にバッティングするためである。駅前は北口はロータリーが整備されている。南口は道が狭くロータリーがない。商店は駅の南北に広がっている。また、古墳など史跡も多数見られる。南側は、1920年代に当時の大阪鉄道が「藤井寺経営地」として開発した住宅街で、現存しない藤井寺球場や藤井寺教材園も宅地開発の一環として建設されたものであった。また北口のロータリーの辺りは当初池であったものを、駅橋上化と同時期に埋め立てて作ったものである。近鉄バスが運行南口発(近鉄バス松原営業所羽曳野線の追記も参照のこと)1・2番のりば(駅舎側)は藤ヶ丘・野中経由(系統番号70番台)、3番のりば(駅向かい側)は野々上経由(系統番号60番台)。いずれも羽曳野線を名乗る。バスは駅前で折り返すことができず、西側(野々上方向)から来たバスは全て東側(藤ヶ丘方向)に通り抜けることになる(逆方向も同様)。なお、藤井寺駅へ向かうバスは古市駅前発を除き、野中経由が70番、野々上経由が60番に統一される。北口発八尾線が発着する。また、藤井寺市公共施設循環バス(市の自家用バスで運行、近鉄バスが受託)も発着。なお、70・71番は南口発着の路線と系統番号が重複するが、無関係である。また、北口からはかつて堺東駅 - 国分駅前を結ぶ堺線も発着していた。夜行高速バス当駅のソラリーには「準急」「普通」の他に、「快速急行」「急行」「臨時急行」「区間急行」「臨時区間急行」の表示が入っている。平成28年発表の富田林税務署管内最高路線価は、当駅北側である。
出典:wikipedia
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