坂田 靖子（さかた やすこ、1953年2月25日 - ）は大阪府高槻市出身の漫画家。現在は石川県金沢市在住。同人誌（最初は肉筆回覧誌）「ラヴリ」を主宰。萩尾望都の熱烈なファンで、1971年ごろ（当時高校生）の冬に、萩尾ら24年組の少女漫画家が集まって住んでいた通称・大泉学園を花郁悠紀子と共に訪問、その後夏に花郁と共に長期で滞在し食事や原稿の手伝いをする。同人誌「ラヴリ」を主催する漫画研究会ラヴリには、花郁悠紀子、橋本多佳子、小沢真理、岡野史佳といったのちのプロ作家が参加し、地方都市金沢で活動しながら70年代後半には全国的に有名な人気サークルになった。1975年、『花とゆめ』掲載の「再婚狂騒曲」でデビュー。。以来、白泉社、小学館など幅広い雑誌で活動。代表作に『バジル氏の優雅な生活』、『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』などがある。。英国を舞台にした小品が多く、また、無国籍なファンタジーから日本の怪談・説話を素地にした作品を描く。主にコメディタッチの作風で知られるが、人間の複雑な心理面に迫る深刻な主題の作品も見られる（）。シリアスな作品としては、『誇り高き戦場』（アラン・シリトー原作）、『パエトーン』、『桃の村』などがある。

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