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モンゴル語

モンゴル語(モンゴルご、、Mongol hel、、mongGul kele)は、モンゴル諸語に属する言語であり、モンゴル国の国家公用語である。モンゴル語を含むモンゴル語族は、テュルク語族及びツングース語族とともにアルタイ諸語と呼ばれる。第8条はモンゴル語をモンゴル国の国家公用語に規定している。モンゴル国では、行政・教育・放送のほとんどがモンゴル語でなされるが、バヤン・ウルギー県では学校教育をカザフ語で行うことが認められている。こうした地域の人々の中にはモンゴル語を全く解さない者もいる。モンゴル国外には10万人以上のモンゴル国民が居住(日本国内にも合法・不法合わせ数千人が滞在しているものと推定されている)しており、かれらの母語でもある。モンゴル諸語のうち、どこまでを「モンゴル語」と呼ぶのか明確な定義はないが、一般的にはモンゴル国や中国の内モンゴル自治区でも話されているものがモンゴル語とされる。ブリヤート語やオイラト語(カルムイク語)などとともにモンゴル諸語に属する。モンゴル諸語は、テュルク諸語及びツングース諸語とともに次のような特徴を持つ。これらの共通点から、共通の祖語に遡るというアルタイ諸語仮説がかつて唱えられたこともあった。しかしこうした共通点が親縁関係の存在によるものか、隣接することによる相互影響(言語連合)によるものかは不明であり、また基礎語彙間の音韻対応規則が立てられないことなどから、アルタイ諸語説は未だ証明には至っていない。アルタイ諸語仮説支持者の中には、日本語やアイヌ語、朝鮮語もアルタイ諸語に属すると主張する者もいる。ハルハ方言の音韻について述べる。音素としての短母音はの7つであり、それぞれに対応する長母音が存在する。短母音は第一音節、もしくはアクセントのある音節ではとなるが、それ以外の場合には弱化し、元の音価と関係なくとなる。長母音は常にとなる。二重母音のうち、主要母音が前にあるものにはの5つがある。主要母音が後ろにあるものにはの6つがある。三重母音にはなどがある。モンゴル語の表記は歴史的に、縦書きのモンゴル文字(フドゥム、胡都木とも呼ぶ)により表記される蒙古文語が専ら使用されてきた(ただし後述のキリル文字などが出てくるまで、モンゴル文字が全く伝わらなかった地域も存在する)。ソビエト連邦の全面的な支援によって中国からの独立を果たしたモンゴル人民共和国では、1930年代にラテン文字による表記体系が宣伝された時期もあり、1941年2月1日には一旦ラテン文字表記が公式に採用されたが、その2か月後には撤回された。結局、ロシア語のキリルアルファベットに2つの母音字を加えた表記体系をモスクワからの指示で1941年に採用し、言文一致の表記が可能となった。1957年にはキリル文字で書かれた教科書も出版されている。他方、中国内のモンゴル系民族はモンゴル文字や(オイラト語の表記に使用)による表記体系を現在まで維持し、モンゴル人民共和国のモンゴル語とは、文字により分断されてきた。なお、内モンゴル自治区では、文字こそ伝統的なものではあるものの、かつての文語ではなく、言文一致を指向してきたことは注意を要する。モンゴル人民共和国は旧ソ連の崩壊に伴い脱社会主義を果たして新生モンゴル国となったが、その際に、民族意識の高揚と共に、伝統的なモンゴル文字を復活させようという動きが一時高まった。1991年には国家小議会 第36号決定において、1994年からのモンゴル文字公用化が決定され、その準備が指示された。しかし、内モンゴル自治区の新たな文字表記との接触がほとんどなかった一般国民の間では、「モンゴル文字」イコール「話しことばとは無関係の文語」というイメージが定着してしまっており、言語そのものと文字の関係に関する正しい理解が得られなかったことなどから、一時期は正式に計画されていたモンゴル文字への全面的な切り替えは正式に中止された。現在、モンゴルの一般教育では週1時間のモンゴル文字の時間が設置されているが、社会的にはすっかり無関心になっていることもあり、生徒達も自分の名前をモンゴル文字で書ける程度である。なお、モンゴル政府は、パソコン上での使用のためのラテン文字への置換え基準を正式に制定したが、国民の規範意識は低く、メールなどでは個人によってバラバラの表記が通用している。歴史的には、16世紀以降のチベット仏教の普及に伴い、チベット文字を俗語であるモンゴル語の表記に用いることも、僧侶たちの間では広く行われ、現在でもその伝統は一部継続している。また、チベット文字を基にしたパスパ文字は元朝の公用文字のひとつであり、モンゴル語の表記にも広く使われた。また、チベット文字などインド系文字を参照しながら作り上げられたソヨンボ文字という文字も存在している。『元朝秘史』は明代に中国で翻訳された版本が残っているが、ここでは原文であるモンゴル語を、漢字で音訳し表記している。モンゴル語に用いるキリル文字はロシア語に用いるキリル文字に ө と ү の2つの母音字を追加したものである。母音字12、子音字20、記号2、半母音字1の35文字からなる。このうち、, , , は外来語にのみ用いられ、固有のモンゴル語に用いられることはない。また、, の発音はロシア語ではそれぞれだが、モンゴル語ではと異なって発音されることに注意。モンゴル語の正書法では、第一音節の7つの母音は上記7文字の1つ1つを対応させる一方、第二音節以降に唯一現れうる1つの短母音については、実際の発音とは一切関係なく、機械的にいずれかの文字を選ぶことになっている。長母音を表記するための専用の文字はなく、対応する短母音(第一音節に現れるもの)を表記する母音字を2つ重ねることでこれを表記する。従って、ハーン () は、 となる。ただし、 の長母音のみは例外で、記号である「ハガス・イー」 を使い と書く(筆記体で書いた時に他の子音字と紛らわしいことが理由)場合と の字を使う場合との2通り存在する(発音はどちらも同じであることに注意)。なお、 は、 以外の母音字と共に2文字で1つの重母音を表記する綴りともなる。ロシア語における軟音記号 や硬音記号 は、モンゴル語においても同様な用途でもって使用される(ただしこれらはロシア語ほどには出現頻度は高くない)。軟音記号 は単独では使用されず、一部の子音の直後に付き、その子音に半母音 の音が弱く混じったような音に変化することを表す。例: 馬、「モルィ」のように発音される。ただし、 自体単独で音価を持つことはなく(ゆえに単独では使われず)、子音に付くことで元の子音とは別なもう1つの子音であることを意味する(さきの例で言えば に対し という別な1つの子音であることを表している)。これを子音の軟音化といい、この軟音ともとの子音との対立が語彙の違いに影響する(例:「5」, 「50」)。また、硬音記号 は、子音と母音の間に挟んで、それぞれが分けて発音されることを表す。例: 学ぼう、「ソルィ」のように発音され、「ソリ」のようにはならない(なお、語末の, , は半母音 のみを発音する)。モンゴル語では、単語内および後付けする語尾における母音の組み合わせに関して次のような制限がある。モンゴル語の母音は、次のように男性母音、女性母音、中性母音のどれかに分けられ、1つの単語内に男性母音と女性母音とが共存できないという法則がある。これを母音調和という。中性母音は男性母音・女性母音どちらとも共存できる。男性母音を含む単語を男性語といい、女性母音を含む単語および中性母音のみを含む単語を女性語という。たとえば「娘」、「楽しい・すばらしい」、「暖かい」、「思う」は男性語であり、「息子」、「始まる」、「私の」、「家」(ゲル)、「祖父」は女性語である。一単語に存在する母音の種類は、上記の母音調和の規則のみならず、次に示す母音配列の規則にもしばられる。モンゴル語の単語は、外来語や固有名詞など一部をのぞき、単語の第一音節にくる母音の種類によってそれ以降にくる母音に一定の制限が加わる。この規則を表にすると、以下のようになる。上記の母音調和の規則および母音配列の規則は、名詞の格変化や動詞の活用語尾(後述)にも適用される。たとえば、疑問詞(「何」「いつ」など)なしの疑問文で未来に対する行動を質問する場合、文末は "(動詞語幹)?" で表現され、たとえば次のようになる。このように、語尾の接続される単語が男性語か女性語かによって、語尾も母音調和に適合するようにそれぞれ男性母音形(上例ではУ系列)、女性母音形(上例では、У系列に対応する女性のҮ系列)を接続する。単語に含まれる母音の種類によって母音が異なる語尾であることを明示するため、辞書などでは "?" のように表記されることが多い。系列以外の母音をもつ語尾には、母音配列の規則が適用される。母音の変化を単語の母音の種類と対照させると、下表のようになる。平たく言えば、系列は系列と、系列は系列とともには現れないということになる。たとえば、手段や方法をあらわす「~で」などの意味をあらわす は、単語によって次のように変化する。このように母音が4種類とりうる語尾であることから、 と表示することが多い。なかには、系列からなる単語に対して、語尾に系列をとらずに系列の母音を採る語尾がある。一例として、「~とともに」は、 という二重母音が存在しないことから、代わりに をとる:「祖父とともに」。外来語や固有名詞・合成語などで系列と系列、男性母音と女性母音などが共存する単語の場合、最終音節の母音の系列にしたがって語尾の母音が変化する。たとえば、場所や時間の起点などを示す 「~から」に対し、「日本から」、「大阪から」。なお、以上で述べた母音調和や母音配列の規則に従わず、母音が変化しない例外的な語尾が一部存在する。たとえば、名詞や形容詞につけて「~のない」「~ではない」の意を表す は、母音調和の規則に従わず、不変化である:「だめだ」(< 「よろしい」)モンゴル語は類型論上膠着語に分類される。非人称再帰所有、人称所有の接辞を有し、名詞が形容詞や副詞として使われる(このため、名詞ではなく実詞と呼ぶ考え方もある)のが特徴である。語順は日本語と同じく「主語―補語―述語(SOV)」の順、修飾語は被修飾語の前に置かれる。基本的な文法は、日本語と良く似ており、日本語の文章のそれぞれの単語をモンゴル語の単語に置き換えるだけで意味が通じる。また、関係代名詞がなく代わりに動詞が連体形を取って名詞を修飾するのも日本語と同様である。日本語の連体形は(現代標準語では)形式名詞なしに助詞を伴うことができないが、モンゴル語の連体形は直接助詞を伴う。体言の格変化は語幹の後ろに膠着的な格語尾(助詞)が付くことによって表される。体言の格は主格(語尾なし)・属格・対格・与位格・具格・奪格・共同格がある。方向格を認める場合もある。格語尾は母音調和および母音配列の規則に従って交替する。日本語には見られない接辞として非人称再帰所有と人称所有が格接辞の後ろに付されうる。人称代名詞には1人称単数、1人称複数 、2人称単数および、2人称複数、3人称単数、3人称複数 がある。2人称単数は親称、は敬称である。指示詞は近称と遠称の2系列からなる。(これ)― (それ)、(ここ)― (そこ)、などがある。疑問詞には (誰)、(何)、(どこ)、(どの)、(どんな)、(いくつ)、(いつ)、(どうする)、(どうして)、(どのように)などがある。、、は名詞であるため格変化をする。しかし、現代モンゴル語でははと変化する。動詞は語幹に動詞語尾を伴って終止形・連体形(形容動詞形)・連用形(副動詞形)になる。命令形は文法形式上終止形として現れる。動詞の辞書形は語幹に連体形語尾-хが接続したものである。連体形の中には文末において終止形として用いられるものがほとんどである。動詞語幹と動詞語尾の間に挿入される接辞は、態など様々な文法範疇を示す働きをする。形容詞は語形変化をしない不変化詞である。形容詞の時制を示すためにはコピュラ動詞であるを後接して変化させる。後置詞は名詞の後ろに付いて格語尾だけでは表示できない各情報を示す付属語であるが、名詞を伴わずに形容詞や副詞として用いられることもある。助辞は文末についてさまざまなニュアンスを表す(日本語の終助詞に似る)。

出典:wikipedia

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