丸亀市(まるがめし)は、香川県中西部に位置する市。香川県では高松市に次ぐ第二の都市であり、中・西讃地方の中心都市である。中心には丸亀城があり、市の象徴となっている。また、丸亀うちわの製造が伝統産業で、生産量は全国の9割を占める。なお、全国展開している讃岐うどんチェーンの丸亀製麺は、当市とは全く関係ない。(ただし、丸亀市にちなんで名付けられている)瀬戸内海に面し、丸亀平野の北東部と塩飽諸島の一部を市域としている。平野部には他の香川県の市町と同様に数多くのため池があり、中部には南北に一級河川の土器川が流れ、さらに東には美しい山容を持ち讃岐七富士の一つに数えられる讃岐富士こと飯野山が、南には同じく讃岐七富士の一つ、羽床富士こと堤山がそびえる。土器川、金倉川、清水川、西汐入川、大束川、東汐入川国土地理院地理情報によると丸亀市の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは24.16km、南北の長さは43.53kmである。中心市街は丸亀藩の城下町、また金刀比羅宮への参拝口として栄え、金毘羅参りの土産物としてうちわの製造が盛んとなった。丸亀藩は長く京極氏によって治められ、旧丸亀市の市章には京極氏の馬印である「立鼓」が用いられたり、新たに丸亀港をまたぎ架けられた橋が京極大橋と名付けられるなどの名残がある。旧丸亀市は丸亀城城下町と近隣の村を市域とし市制を施行され、周辺の町村との合併を繰り返し市域を拡大していき、平成17年(2005年)に綾歌郡綾歌町、同郡飯山町と対等合併し、新丸亀市となった。現在の市域である塩飽諸島は古くから優れた水夫が住み、幕末の咸臨丸による太平洋横断には、乗船した水夫50名中、7割の35名を塩飽出身者で占めた。綾歌町・飯山町との合併により平成17年(2005年)3月22日消滅し、市名は新丸亀市へと引き継がれた。郊外の多くはかつて農村であったが、北部と幹線道路沿いは市街化も進んでおり、他の地域も新興住宅地が増えてきている。市域のうち六郷・南・郡家・垂水の各地区と中心部の西側は旧那珂郡(後に仲多度郡)、それ以外は旧鵜足郡(後に綾歌郡)であった。飯野町、土器町、柞原町、川西町、郡家町、三条町、原田町、垂水町は旧高松藩領。旧丸亀藩からの城下町(市井と呼ばれていた)で丸亀市の中心市街。古くなった建物の建替えが少なく、人口は減少傾向を見せている。かつては外堀から内は番丁(外郭)と呼ばれ、一般市民は自由に立ち入りできなかった場所である。1917年6月1日の丸亀市編入以前はほぼ全域が「仲多度郡六郷村」として存在した地区。1890年2月15日の町村制施行に伴い、那珂郡今津村・津森村・新田村・塩屋村・上金倉村・下金倉村の6村を併せて六郷村が発足し、その後丸亀市と合併した。1951年4月1日の丸亀市編入以前は原田町を除く全域が「仲多度郡南村」として存在した地区。1890年2月15日の町村制施行に伴い、那珂郡田村・山北村・柞原村の3村を併せて南村が発足し、その後丸亀市と合併した。1954年3月31日の丸亀市編入以前は全域が「綾歌郡川西村」として存在した地区。1890年2月15日の町村制施行に伴い、鵜足郡西二(にしふた)村・西小川村を併せて川西村が発足し、その後丸亀市と合併した。土器川の西に位置する。城辰小学校がある。1954年5月3日の丸亀市編入以前はほぼ全域が「綾歌郡土器村」として存在した地区。旧名は鵜足郡津野郷土器村。1954年10月17日の丸亀市編入以前は全域が「仲多度郡郡家村」として存在した地区。郡家という地名の由来は、当地に那珂郡の郡衙(ぐんが、古代の郡の役所)が存在していたことによる。市内最大の人口を誇る地区で、新興住宅街が建ち並ぶ。県道18号(善通寺府中線)沿いにはTSUTAYAやマルナカなどの商店が立ち並ぶ。1955年5月3日の丸亀市編入以前は全域が「綾歌郡飯野村」の一部として存在した地区。1890年2月15日の町村制施行に伴い、鵜足郡東二村・東分村・西分村の3村を併せて飯野村が発足し、その後の大部分が丸亀市と合併した。ただしその際旧飯野村のうち大字東分の一部は宇多津町へ編入され、現在は宇多津町大字東分(鍋谷、津の郷など)となっている。飯野山山頂から西に広がり、田畑が広がるが宅地化も進んでいる。1958年5月1日の丸亀市編入以前は全域が「仲多度郡垂水村」として存在した地区。綾歌町周辺は、古くは鵜足郡栗隈郷と呼ばれていた。また、鵜足郡の井上郷から岡田の四村が分かれて、岡田郷と呼ばれた。1890年の自治体成立に伴い、鵜足郡に栗熊村、富熊村、岡田村が成立した。古くは、当地周辺は鵜足郡に属しており、坂本郷、井上郷、小川郷が存在していた。塩飽諸島は塩飽島とも呼ばれ、瀬戸内海に浮かぶ大小合わせて28の島々から成り、名の由来は「塩焼く」とも「潮湧く」とも言う。戦国時代には塩飽水軍が活躍し、江戸時代は人名(にんみょう)による自治が行われたが、近年は過疎化が進んでいる。丸亀市は本島、広島、手島、牛島、小手島の五つの有人島と、上真島、下真島、烏小島、白石、長島、弁天島、向島の七つの無人島を市域としている。主に昭和に入って埋め立てられた工業地帯。明治頃に埋め立てられた。第一次世界大戦時は軍の演習場だった。古くは瀬戸内海に面した海上交通の要地であり、特に対岸の岡山県下津井港との間の航路は金毘羅参りで賑わった。時代が下ると下津井電鉄を経由しての本州との連絡貨物運輸なども行われたが、瀬戸大橋の開通により港町としての地位は衰えた。市内にはJR四国予讃線、高松琴平電気鉄道琴平線の2路線がある。市域北部の瀬戸内海沿い通る予讃線は高松市、松山市、本州方面などと連絡しており、市役所最寄駅の丸亀駅には特急列車が停車する。琴平線は市域南部の内陸部(旧綾歌町域)を通る路線で高松市、琴平町方面と連絡している。丸亀港と各島を結ぶフェリー、客船が就航している。基本的に善通寺市・三豊市市境の大麻山にある西讃岐中継局を受信する。その他地形的な理由などでそれができない場合は岡山金甲山親局(岡山県玉野市)を受信するが、アナログ放送で金甲山からの電波のみを受信するとNHK高松を視聴できないため、香川県内のいずれかの中継局も併せて受信する必要がある。ただし、デジタル放送では金甲山からもNHK高松の電波が送信されているのでその必要は無くなる。以下の岡山の放送波も受信できる。丸亀市内の市外局番は全域で0877(丸亀MA)である。丸亀市以外で同じ丸亀MAなのは坂出市、善通寺市、綾歌郡宇多津町、仲多度郡で全域が0877、この域内では市内通話が可能である。丸亀MAの加入者総数は10万3942回線。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。