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stampfactory大百科事典

Information Technology Infrastructure Library

(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTAによって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。ITサービス全体においてデファクトスタンダードとなりつつあり、重要な位置付けとなっている。現在のITILの最新バージョンはITIL 2011である。ITILはITサービスマネジメントを実現するため、ITサービスの品質向上、中長期的なコストの削減などを目的として実在する企業、サプライヤ、コンサルタントなどからITサービスに関する実際の運営方式やノウハウを収集し、書籍化したもの。欧米社会においてITILは既にITサービスマネジメントの業界標準として広く認知されており、社会的な地位を確立している。ITILはITサービスマネジメントの英国規格であるBS 15000のベースとなっており、現在BS 15000は国際規格であるISO/IEC 20000に移行され、事実上の国際標準となっている。また、ITILでは「3つのP」という概念について説明がなされている。これは (過程)、(人)、(成果物) の3つを指し、プロセスだけが充実していても、担当者のスキルのみに頼る事も、どんなに高価で便利なツールを使用しようとも、それぞれがバランス良く配置されなければ効果は得られないと警鐘している。ITILを解説する書籍によっては、さらに (協力会社) を加え、「4つのP」と表現しているものもある。これはITILバージョン3で大きな要素として盛り込まれたアウトソーシングが意識されている。1980年代のイギリス政府において、ガイドラインを基にしたITサービスの利用と提供が求められるようになり、ITサービスの方法論を整理する活動が行われ調査・研究の結果、1986年に現在のITILの基礎となるガイドラインが出来上がり、その後1989年にCCTAによって初版が公開された。現時点において、ITILを所有しているのはOGCであり、TSOが出版を行っている。2007年時点ではバージョン2が主流となっているが、itSMF(後述)によってバージョン3が2007年6月に新しくリリースされた。バージョン2では社内情報システムに関するベストプラクティスが中心となって記述がなされており、バージョン3ではさらにアウトソーシングも意識した内容が新たに盛り込まれている。ITILの導入・促進のための団体としてはitSMFが各国に存在し、日本でも2003年に日本HP、富士通、マイクロソフト、NTTコム、日立製作所、NEC、P&G、プロシードなど8社の情報通信技術企業により、NPO法人として が設立されており、書籍の翻訳やセミナーを通じてITILの普及活動が行われている。ITILバージョン2としての改版作業は2000年から2001年にかけて実施され、2007年、ITIL V3が登場した現在もITサービスの現場においては主流となっており、一般的にITILと呼称する場合はITIL V2の「サービスサポート」および「サービスデリバリ」の書籍を指す。具体的には以下の7つの書籍群から成り立っている。ITIL V2の大きな特徴として「プロセスアプローチ」と「ベストプラクティス」が挙げられる。プロセスアプローチは、業務をプロセスという単位にわけ、横断的に管理し、プロセスごとの役割と責任を明確に示している。元来業務単位、サービス単位で実施されていた作業をプロセス単位で横断的に管理する事で組織の活動に対して均一化をはかることを提唱している。もうひとつはベストプラクティスであること、つまり既に実在の企業に適用され、効果のあった事例について紹介がなされている。企業がITILを選択する上で大きな判断材料となる。ITILの中心となる書籍として、サービスサポートとサービスデリバリがある。これらは10のプロセスと1の機能から構成され、それぞれのプロセスの役割と責任範囲を明確化がなされている。ここではそれらの概要のみを説明するものとし、詳細については各項の記事を参照されたい。サービスマネジメント導入計画立案はビジネスニーズからくるITサービスの導入に際し、何がなされるかを見極め、その実施計画を立てることを目的としてどのような手法で計画および導入を実施すべきかを説明している。サービスマネジメント導入計画立案ではその導入から実施までを以下のプロセスに分けて実行する事が求められている。ビジネスの観点では「ビジネスとITサービスの連携」というテーマを取り扱い、大きくサービス提供者側の観点から解説がなされたPart1、サービス利用者側の観点から解説がなされたPart2の2冊で構成されている。アプリケーション管理ではITILにおけるアプリケーションの位置付けと具体的な管理手法について説明されている。ICTインフラストラクチャー管理(以下ICTIM)では、企業が所有する戦略上の重要なリソースを十二分に活用する為に必要不可欠となる企業のインフラについて、どのように管理し、活用すべきかについて説明がなされている。セキュリティ管理では、企業情報の価値を損なわせるあらゆる事象を対象として、業務で求められるレベルのセキュリティをどのように提供するかについて解説している。情報セキュリティには、情報漏洩や不正アクセスなどの対策(機密性)だけでなく、可用性、完全性も含まれている。セキュリティ管理の活動は独立したものではなく、日常業務に組み込まれるべきものとしている。ITILで提唱する各プロセスに対し、どのようにセキュリティを絡めるべきか、各プロセスとの連携をどのように行うべきかについて重点的に解説している。ITILバージョン3としての改版作業は2004年より開始され、2007年5月30日にイギリス出版局より書籍がリリースされた。従来バージョンに比べてより戦略的なガイダンスが盛り込まれ、大きく「ライフサイクル・アプローチ」の概念を採用している。ITILのチーフアーキテクトを努めたシャロン・テイラー(カナダアスペクトグループ社長)はITIL V3について、「IT組織がITサービスを企業内に配備する方法やITサービスを効率的に配備するためのプロセスに重点を置いて作成した」と語っている。また、書籍の更改にあわせてフレームワークも刷新されている。ITIL V3は、以下のサービスストラテジから継続的サービス改善までの5冊のコアブックと、その他の補完的な書籍から成り立っている。現在の主流であるITIL V2との違いとして最も大きな点はITIL V2がプロセス個々に着目して解説していたのに比べ、ITIL V3ではライフサイクルに着目した解説を行っている点である。その他大きく改善された点として以下のようなものが挙げられる。日常の運用について記載する。プロセス及び機能としては以下の通り。新規に作成した、又は変更したサービスの本番環境への移行を無事に行うことを目的とする。配下の主なプロセスは以下の通り。ITILにはEXINとISEBが主催する認定資格が存在する。エントリー資格の「」()と上級資格の「」()などがそれに当たり、 の試験は随時受験できる。同試験の出題範囲は、『サービスサポート』と『サービスデリバリー』が大部分を占める。

出典:wikipedia

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