東急百貨店吉祥寺店(とうきゅうひゃっかてんきちじょうじてん)は、東京都武蔵野市吉祥寺本町にある、株式会社東急百貨店が経営する百貨店。TOKYUポイント加盟店。吉祥寺エリアで唯一のデパートである。建物の名称は東急オリンピックビル。建物のオーナーはスーパーマーケットのオリンピックの経営者。本項では、かつて同店所在地にあった吉祥寺名店会館についても詳述する。1974年(昭和49年)6月20日、東急百貨店では渋谷駅東横店、日本橋店、渋谷本店に続く4号店として、東京・吉祥寺の旧・吉祥寺名店会館跡地に開店。東急直営店舗では東京都内で4番目に開店し、また吉祥寺圏内では緑屋吉祥寺店、伊勢丹吉祥寺店(1971年11月10日開店)、近鉄百貨店東京店(1974年5月開店)に次いで4番目の大型商業施設である。吉祥寺圏内には西側に位置する。また、開店と同時に、武蔵野警察署が吉祥寺駅北口商店街全体を「ファミリータウン」に指定し、600メートル四方から車を締め出す方針を打ち出した。同じくして、ダイヤ街の昭和通り(東急がある側)から吉祥寺駅までの通りにアーケードが完成、アーケード街の名称を東急の名を冠した「ダイヤ街 東急チェリーナード」とした。2010年(平成22年)に伊勢丹が閉店したことにより、現在は武蔵野市内で唯一の百貨店である。2014年(平成26年)秋に館内リフレッシュのための改装工事が行われ、10月23日に新装オープンとなった。また、2016年(平成28年)9月18日現在、東京都内のデパート屋上に現役で遊園地があるのは、当店のほかは東武百貨店池袋店のみ。(2014年現在。店内改装につき一部変更あり)吉祥寺店屋上には「吉祥寺観音」が設置されている。この吉祥寺観音は、埼玉県入間郡名栗村の白雲山鳥居観音から1959年(昭和34年)3月、当時開業した吉祥寺名店会館(後述)に贈られ、同会館屋上に設置された。東急開店後、改めて屋上に設置され、現在に至る。吉祥寺名店会館(きちじょうじめいてんかいかん)は、1959年(昭和34年)3月、吉祥寺初の商業ビルとして、吉祥寺駅北口に開業した(地上6階建て)。オーナーは滝嶋総一郎(武州鉄道汚職事件で逮捕・起訴)だった。当時の名店会館は全館に専門店や飲食店などのほか、日本のカルチャースクールの草分け的存在の産経学園などが入居していた。屋上にはシンボルともいえる広告塔や遊戯施設があり、休日には親子連れなどでにぎわう人気スポットであった。また鉄塔や建物の一部がまだ高架化される以前の吉祥寺駅からも見ることができたり、名実ともに吉祥寺のランドマークだった。昭和40年代に入り、当時の後藤喜八郎武蔵野市長主導のもと、吉祥寺駅周辺の整備・再開発が行われ、1969年(昭和44年)12月3日に吉祥寺駅ビル・ロンロン、1970年(昭和45年)11月にターミナルエコー、1971年(昭和46年)頃には伊勢丹、サンロードなどといった新たな商業施設の開業が相次ぎ、競争が激化。その末、名店会館は13年に亘る歴史に幕を下ろし、建物は解体された。解体後、その跡地と周辺の買収した土地を併合した敷地に、東急百貨店吉祥寺店が建設された。
出典:wikipedia
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