ヒワ亜科（ヒワあか、学名 ）は、鳥類スズメ目アトリ科の亜科である。ヒワ（鶸）とも総称されるが、狭義にはその一部をヒワと呼ぶ（ヒワという種はいない）。南極・オーストラリア区以外の全世界に生息する。主に種子食。雛も、親鳥が吐き戻した種子を主に食べる（それのみではない）。系統樹は Klicka "et al." (2007); Weir "et al." (2009)より。アトリ科の属と種の大半を含む亜科である。アトリ科をアトリ亜科とする場合はヒワ族 となる。19世紀のシメ亜科（またはシメ科） とほぼ一致する。アトリ亜科 に含めることもあるが、この場合の広義のアトリ亜科は側系統である。シメ + イカル属 + 属は、ヒワ亜科の中の基底的な単系統だが、この系統はスミレフウキンチョウ亜科のほうに近縁でありヒワ亜科は単系統でないとする不確実な結果もある。ハワイミツスイ族は伝統的に独立科のハワイミツスイ科 とされてきたが、系統的にはヒワ亜科に含まれる。しばしば独立したハワイミツスイ亜科とするが ( 1979)、ハワイミツスイ類を除いたヒワ亜科は側系統となる。ヒワ亜科の中でヒワ族とハワイミツスイ族に分けるが (Olson & James 1982)、このヒワ族は側系統であり、ハワイミツスイ族を維持するためには複数族へ分割する必要が出てくる。カナリア属 ・ヒワ属 ・マシコ属 の3つの大きな属があったが、これらは単系統ではない。カナリア属からは 属が分離され、ヒワ属はアメリカ鳥学会 (AOU)によると4属（域内にいない を数えれば5属）に分けられた。カナリア属は4属（ を3分割）、ヒワ属は7属（ を3分割）に分かれるとする最近の説もある。ほぼ国際鳥類学会議 (IOC)よるが、アメリカ鳥学会 (AOU) に従いヒワ属を5属に分けた。ハワイミツスイ類は省略。現生40属172種、ハワイミツスイ類を除くと27属149種。

出典:wikipedia