津久野駅(つくのえき)は、大阪府堺市西区津久野町一丁にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅所在地は堺市編入以前の旧泉北郡踞尾村(つくのむら)にあたり、駅開業時の大字も踞尾本町や踞尾宮本町のように「踞尾」表記だった。しかし、向ヶ丘団地建設に伴って当駅を設置する際、頻度の少ない漢字に国鉄が難色を示した。地元と協議の結果、駅名は以前から当て字として使われていた「津久野」表記で決着し、駅開業から4年後には大字も再編されて津久野町となり、現在に至っている。駅の北西には「踞尾八幡神社」がある。ちなみに、大阪市大正区の「泉尾」(いずお)と言う地名は、「和泉国」の「踞尾村」出身の北村六右衛門が検地を主導したことが由来となっている。築堤上に相対式ホーム2面2線をもつ地上駅。和歌山寄りですぐ石津川を越えるため、川岸の位置にある駅入口より堤防を越える必要のある線路が一段高い位置にあり、駅自体は高架駅の形となっている。分岐器のない棒線駅の構造であるが、踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機に変更されたため、停留所ではない。改札口は南側にある。南海バスのバスのりばがあり、泉北ニュータウン方面に向かってバス路線が延びている。対して北側には改札口はなく、線路をくぐるトンネル状の通路を通り一旦南側に出てから改札口を利用しなければならない。阪和線運行管理システムの更新前は、当駅の自動放送は上野芝駅と同様に行先の案内が「天王寺行き」「鳳方面行き」に固定された簡易型自動放送であった。また、2009年春に改札口に3段表示、ホームに2段表示のLED式発車標が設置されたが、阪和線運行管理システムの更新前は、種別・行先・時刻・乗車位置などが表示されず、列車遅延時の運行情報やマナー啓発・お知らせ、列車接近時に接近案内が流れるのみで表示内容が限定されていた。2009年3月、コンコースと上下ホーム間にエレベータが設置された。鳳駅が管轄している直営駅である。一部の時間帯は改札窓口が閉鎖されている。休止時間帯の問い合わせはインターホン越しに鳳駅の駅員が対応している。改札口はICカード乗車券「ICOCA」に対応している。2012年4月15日をもってみどりの窓口が廃止され、代替としてみどりの券売機プラスが設置されている(これ以降も、市販の「JR時刻表」などでは、「みどりの窓口設置駅」として扱われている)。「エクスプレス予約」や「5489サービス」による切符の受け取りが可能である。2014年(平成26年)度の1日平均乗車人員は8,497人である。阪和線内で普通列車のみ停車する駅としては1986年度以降最多で、最ピーク時は鳳駅に次ぐ乗車人員を記録していた。しかし、1987年度に大阪市営地下鉄御堂筋線が中百舌鳥駅まで延伸されたことでその後は減少傾向が続き、2001年度に1万人を下回った。2008年度に杉本町駅を下回り、普通列車のみ停車する駅でも最多ではなくなった。さらに2012年度には上野芝駅をも下回った。大阪府統計年鑑によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。南海バス(津久野駅前)深井、泉ヶ丘、栂・美木多の各駅から津久野駅前へ向かう各系統は、病院の営業時間帯のみ堺市立総合医療センター前を経由する。なお堀上緑町1丁行きは院内停留所ではなく病院東側の堺市立総合医療センター東停留所に停車する。堺市乗合タクシーデマンド式であり、平日1日5往復の運行となっている。
出典:wikipedia
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