『ポンキッキーズ』は、フジテレビ系列で1993年10月1日から2001年3月31日及び2005年4月2日から2006年3月25日まで放送された子供向けテレビ番組。なお、第1期(1993年10月 - 2001年3月)の正式タイトルは『Super Kids Zone ポンキッキーズ』である。1973年から長期に渡って放送された『ひらけ!ポンキッキ』の後継番組である。主に就学前教育をメインとしていた前番組から、世代間のコミュニケーションを目的として視聴対象年齢を小学生以上まで広げるとともに、各コーナーやアニメーション、キャラクターなどに現代風のセンスや娯楽色を取り入れた「総合キッズエンターテインメント番組」と銘打ってスタートした。レギュラーおよびゲスト出演者は俳優・ミュージシャン・お笑い・文化人・スポーツ界など多岐にわたり、使用される楽曲も有名ミュージシャンによる幅広い年齢層に向けたものが中心となった(音声もモノラル放送からステレオ放送へと変更された)。当番組がきっかけで子供から大人まで幅広く知名度を上げた芸能人も多く、彼らにとっては出世作とも言うべき番組でもあった。しかし、番組内容の大幅な変更に、幼児を持つ保護者からはとまどいも見られ、またテレビ局の番組編成上の都合や、子供層の生活スタイル変化の最中、幾度か放送時間帯の変更や内容のリニューアルが行われた。放送後期は少子化や、朝の情報番組を中心に据えるテレビ局の方針などの影響で、後に放送は週一回30分枠放送と規模縮小される。このような時代の変遷にともない、衛星放送やウェブサイト上にてのコンテンツ放送・配信にも着手された。放送開始当初の放送時間は平日07:30 - 08:30(以下全て日本時間)の生放送となった。メインMCは高泉淳子扮する「山田のぼる」君と、木原実が声を担当した人形キャラクターの「海田およぐ」教授が行い、子役としてえなりかずきも不定期出演していた(体裁は後のテレビ東京系『おはスタ』に近い)。主なコーナーはその日のニュース「ニュースパレード」、天気予報や天気カメラでの駅前ウォッチング、有名人ゲスト(デーモン小暮閣下、アルシンド、中西俊博ほか週替わり)からのメッセージ、視聴者のハガキや誕生日の読み上げ、登校前の子供達への中継レポート、そしてガチャピン、ムックとマイケル富岡および『ひらけ!ポンキッキ』最後のお姉さん、三輪優子による料理コーナーなど。番組前半・後半で、小学生以上を対象とした内容と、幼児を対象とした内容(初期では『ひらけ!ポンキッキ』のタイトルロゴが表示された)に分けた構成が行われていた。また、今後のパソコン時代を見越して、テレビ画面をパソコンのデスクトップに見立て、CG合成によるアイコンを表示させて各コーナーへ行く方式がとられていた。また午前8時8分になるとアニメーションによる時報が流された(8時8分00秒丁度ではなく、日によって数秒前後するなどタイミングはまちまち)他、スタジオ内でもサザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』(「今何時?そうね だいたいね」の一節)に合わせて現在の時刻を知らせた。音楽に合わせて15人前後でダンスを踊る「キーズラインダンス("Kies Line Dance")」も開始され、学校等での出し物としても人気を獲得、この後も新作が作られた。1994年4月「めざましテレビ」放送開始に伴い、17時台の収録放送に変更。新たなレギュラーとしてピエール瀧(電気グルーヴ)、BOSE(スチャダラパー)、鈴木蘭々、安室奈美恵が参加する。鈴木と安室はウサギの着ぐるみ姿のユニット・シスターラビッツとして出演した。主なコーナーは視聴者のお便りやビデオ紹介、スーパーPゲーム(CG画面に合成されたプレイヤーが体を動して操作するゲーム)、伊武雅刀・ジェイ・カビラらによる科学コーナー「びーあんびしゃす」、「ママのお弁当クッキング」、小学校訪問、池谷幸雄を講師役に迎えた体操のコーナーなど。この時期から「P-kies(ピーキーズ)」という略称が使われ始め、新キャラクターとしてPちゃんが登場。また8月から、アニメ(コーナー枠)「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」が放送開始され、子供たちから大きな反響を呼ぶ。しかし、一部系列局が遅れ放送になったり、小学生の塾通いや部活が盛んになった事などによる視聴者からの要望から、16時台への移動や放送時間短縮を経て、秋に再び平日の朝に移動する。1994年9月に高泉が番組を卒業し、レギュラーの4人がメインMCに昇格。10月から放送時間を月 - 金曜8時台前半(08:00 - 08:30)に変更。この時期からエンディングコーナー「ジャカジャカジャンケン」でおなじみのCGキャラクター・コニーちゃんが登場し、人気を獲得するようになる。夕方放送していた時期は8時8分を放送中に迎える事が無かったためにアニメーションの時報が消滅していたが、再び朝の8時台へ移動した事で時報が復活した。番組後半には、各分野の有識者・専門家が、幼児教育について語るコーナーも設定されていた。1995年5月のゴールデンウィークには、当時のフジテレビ主催イベント・LIVE UFOに番組ステージを設け、鈴木・海田教授のMCにより、会場である国立代々木競技場から生放送が行われた。同年8月にスタジオセットが変更し(後述)、出演者が四角い枠を書いて各コーナーへ行く「P-kiesウィンドウ」も開始された。この時期よりMCメンバー個々のスケジュールの都合もあり、週替わりでメンバーから2人、そしてPちゃんの総勢3人で番組を進行する形となる。1996年4月より、鹿賀丈史扮する謎の部屋を守る番人・カガマルのコーナー「キッズプラネット」が開始され、鹿賀は「Ja-nay」の歌唱も担当した。同年夏には「ポンキッキーズ体操 "Ja-nay Gymnastics"」を提唱した全国キャラバンが行われ、FNS各局の女子アナウンサーがラビッツ姿で司会をつとめた(翌1997年も「めざましテレビ」と連動して実施)。なお8月8日の放送はフジテレビお台場新本社前で生中継され、平成8年8月8日8時8分8秒(フジテレビのチャンネル番号も8)という8並びの瞬間を迎える盛大なカウントダウンイベントも行われた。同放送ではメインMCの4人が久々に揃い、P-kiesメドレーを歌ったほか、集まった子供たちと「歩いて帰ろう」を合唱した。しかし、安室の多忙や瀧の出番減少により、BOSEと鈴木のMCが徐々に固定される。また、番組にビデオ出演した石井竜也が発した「ポンキッカー」という造語を、出演者・スタッフ・視聴者など、番組にかかわる全ての人を指す語として正式に使われるようになった。1996年10月14日から10月18日には当番組の形態をとってフジテレビ番宣を行った特別番組『ゴーゴーポンキッカー』、1997年1月5日には正月特別番組『ゴーゴーポンキッカーお正月スペシャル』が放送された。この頃より金子統昭、鮫島巧がレギュラー追加。1997年3月から、当時9歳の三浦大地をメインボーカルとしたダンスユニット・Folderが番組とタイアップし、メンバーが日替わりでレギュラー出演開始。1stから(3rdを除く)5thまでのシングルA面曲はP-kiesメロディーで使用された。番組開始5周年となる1998年度はタレント・P-kiesメロディ(タイアップ曲)の登用が盛んに行われ、新ラビッツのあんじ、市川実和子と櫻田宗久がレギュラー参加。5月に石井ビューティーが新曲「花まつり」を引っ提げ、いわゆるYOSAKOI系の演舞「BON-DANCE」を提唱。YOSAKOIソーラン祭りに番組の櫓を出し、ガチャピン・ムックが参加するなどキャラバン活動を展開した。
そして夏休み期間にはフジテレビ開局40周年記念イベントとして『P-kiesワンダーランド』を臨海副都心の青海Q区画(現:ダイバーシティ東京所在地)にて開催。動員数は番組単独のイベントとしては最大級の約52万人を記録した。同時期にガチャピンがロシアの宇宙ステーションミールに搭乗し、番組およびワンダーランド内で滞在の模様を紹介・中継する「ガチャピン 宇宙へ」企画が行われ、7月より訓練する様子などが番組内のコーナーで取り上げられ、8月13日にはソユーズTM-28でミールに辿り着いたが、収録に関する不具合によりミール搭乗後の放送はごく一部のみとなり、帰還の様子など取り上げられずに打ち切られてしまった。
同年10月に「ナイスデイ」が08:25開始となった事に伴い、月 - 金曜08:00 - 08:25と放送時間が短縮となる。1999年4月には「情報プレゼンター とくダネ!」が8時開始となった事に従い、再度16時台前半(16:00 - 16:25)に移動(仙台放送・福島テレビ・テレビ静岡は15:30 - 15:55、東海テレビは15:35 - 16:00)。レギュラー出演者のほとんどが入れ替わり、曜日ごとの日替わりでコーナーが放送された。火曜は爆笑問題がネズミの着ぐるみ姿の爆チュー問題に扮したコント『爆チュー問題のでたらめチューズデー』を披露し、子供から大人まで人気を博すヒットとなった。他、月曜はBOSE司会の「P-kiesツアー」、水曜は米米CLUBのジェームス小野田及び原田亜希による「うたをつくろう」、木曜は鹿賀丈史が先生に扮した「ドクターカガドル」、金曜は画家・MAYA MAXXの「どこでもキャンバス」であった。1999年10月より月 - 木曜日は16:25 - 16:30の5分番組としてBro.TOMによる紙芝居コーナー「トムさんのかみしばい」を放送(一部地域は放送されず)、金曜日は16:00 - 16:55(一部地域は15:30 - 16:25)に拡大。爆チュー問題がメインMCとなり、今までのコントに加え料理コーナーが始まった。またケイン・コスギがガチャピンと共に行うチャレンジコーナー等があった。2000年3月31日は有珠山噴火の緊急特別番組で放送休止となり、夕方版最終日は同年3月30日となった。2000年4月より毎週土曜日06:30 - 07:30(一部地域は06:00 - 07:00)と完全週一回放送となる。MCは引き続き爆チュー問題が担当し、ケインの体操コーナー「ケインサイズ」の他、レギュラーおよびゲスト出演者がテーブルゲームの「ジェンガ」を巨大化させた「ビッグジェンガ」にチャレンジするコーナーが行われ、夏には一般公募による出張ビッグジェンガを行ったものの、結果は一般公募チームの全敗に終わってしまう。10月に、はしのえみ扮する魔女のエミージョがレギュラー加入。2001年4月には『ポンキッキーズ21』とタイトルを改め、MCはV6の井ノ原快彦が担当。毎週土曜日06:30 - 07:30(2003年10月からは06:00 - 07:30)となる(詳細は同項を参照)。2005年4月よりタイトルを再び『ポンキッキーズ』に戻し、毎週土曜日06:00 - 06:30(一部地域は05:30 - 06:00)となり、放送時間が30分縮小される(同月より姉妹番組としてローティーン向け教育番組『ガチャガチャポン!』を1年間放送)。 7月に、フジテレビ夏のイベント『お台場冒険王』の一環に「ポンキッキーズ×ガチャガチャポン!お台場サマースクール」として子供向けのワークショップが開催され、一部の模様はチルドレンタイムSPで放送された。また、お台場冒険王の目玉企画として「ミュージカル きかんしゃトーマスとなかまたち」が開催され、番組内で特番が放送された(詳細はきかんしゃトーマス 特別番組の項目を参照)。秋冬にTRFのSAM・ETSU・CHIHARUがゲスト出演、ダンス教則DVDリリースの他、2006年1月より子供対象のダンスコンテストライブ「KIDS DANCE DANCE」を開催。2006年4月より『めざましどようび』が06:00開始となる事に従い『ポンキッキ』とタイトルを改め、放送時間を移動する(時間は地方により異なり、遅れ放送や編成の都合で打ち切りとなった地域もある)。番組で使用されたテーマ曲およびアーティストのタイアップ曲の総称。コーナーのテーマ曲を除いて大半は番組内に設けた「P-kiesメロディ」コーナー(番組冒頭もしくは中盤)において、番組独自制作のミュージッククリップを添えて一定期間1コーラス分ヘヴィー・ローテーションする形態となっているが、一部はエンディングテーマとしても使用された。ヘヴィー・ローテーション枠は1998年度(夕方移行前)を以て廃止されている。主な視聴者層である子供に向けた歌詞を意識した楽曲が多いが、Jポップテイストをメインに、年齢を問わず観賞できるものとなっている。この内、コンピレーション・アルバム「ポンキッキーズ・メロディ(1)」「ポンキッキーズメロディ2」に収録された楽曲は番組初期・中期の代表的なものとなっている。1はオリコン最高8位を記録し、35万枚の売上を記録した。なお、P-kiesメロディとして放送(タイアップ)した楽曲がシングルCDとして発売される際には基本的にジャケット上に番組ロゴ(「Super kids zone ポンキッキーズ」や「P-kies」シンボル)が配置されたり、シュリンクフィルム上にシールが貼付されている。人気のある楽曲(ポポ、ロックン・オムレツ、夏の決心、LET'S GO! いいことあるさ、さぁ冒険だ、等)は番組終了時期までリクエスト的に時折流されたり、2000年代以降に発売したポンキッキのコンピレーション・アルバムに収録されている。※2000年4月以降のスタジオセットについてはポンキッキーズ21・スタジオセットを参照。※「爆チュー問題」シリーズ作品の収録メディアについては爆チュー問題の項を参照。「きかんしゃトーマス」シリーズ作品の収録メディアについてはきかんしゃトーマス関連商品を参照。詳細の無いものは第一回から最終回まで放送されたネット局。系列はネット終了時のもの。(1994年時)(2005年時)フジテレビ運営のCS放送チャンネルフジテレビ721では、『ひらけ!ポンキッキ』や『ポンキッキーズ』で放送された歌やスポットの再放送を軸とした番組『チルドレンタイム こどものじかん』の放送を1999年から開始した。しかし後に番組内容をきかんしゃトーマス中心とし、番組名も『チルドレンタイム きかんしゃトーマス & etc』と改めた。この他にお台場スタジオドリームメーカー等で定期的に行われた番組のステージライブを収録した『チルドレンタイムSP サタキッズLIVE』『チルドレンタイムSP KIDSワークショップ』が放送されている。フジテレビ系列のBSデジタル放送局BSフジでは、2000年12月の開局と同時に『ひらけ!ポンキッキ』及び『ポンキッキーズ』のコンテンツを流用した各番組『うたであそぼうピンポンパン』(2002年4月まで放送)『Myポンキッキーズ』の放送を開始、2002年4月より『東京キッズクラブ』(後ガチャピンClub)が放送された。
出典:wikipedia
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