音更町(おとふけちょう)は、北海道十勝総合振興局にある町。北海道内の町村の中で最も人口が多い。町名の由来は、アイヌ語の「オトプケ」(毛髪が生ずる)が転訛したもの。音更川と然別川の支流がたくさん流れているところからついたと言われている。農業を基幹産業としており、小麦や小豆の作付面積・収穫量が日本一となっているほか(平成26年産)、ニンジンの作付面積・出荷量が北海道一となっている(平成25年産)。家畜改良センター十勝牧場は4,092ヘクタールの広さがあり、日本国内に12ヶ所ある家畜改良センターの中で最大規模になっている。十勝平野のほぼ中央部に位置し、南は十勝川を隔てて帯広市と幕別町に、北は士幌町、西は鹿追町と芽室町、東は池田町に接している。町内東部の南北に長流枝内丘陵があるほかはほぼ平坦な地形であり、音更川を中央に士幌川、然別川が北から南に流れており、いずれも十勝川に注いでいる。夏期に気温が30℃を越える真夏日がある一方、冬期にはマイナス20℃を下回るので、寒暖の差が大きく四季の変化に富んだ大陸性気候になっている。2009年(平成21年)から2013年(平成25年)の間では、年平均気温6.4℃、降水量年間総量950mm、平均日照時間1,923時間となっている。2000年(平成12年)1月27日には最低気温マイナス32.1℃を記録し、2014年(平成26年)6月3日には音更町駒場で帯広に並ぶ北海道内観測史上最高気温となる37.8℃を記録した。例年の初雪は11月下旬頃であり、4月中旬頃までに積雪が終わる。北海道内では降雪量が比較的少ない地域であるが、太平洋の湿った空気による低気圧の影響により大雪となることがある。風況は3月から5月にかけて強風が吹く。これは、日高山脈などの山地の残雪や冷気が日中の日差しの影響により十勝平野で対流不安定となることで西風が強くなる。そのため、十勝地域には「耕地防風林」が多くあり、地域の代表的な農村風景となっている。ただ、年間を通じた風速は北海道内の沿岸部の都市ほど強くはない。音更町は、昭和40年代後半からモータリゼーションの進展に伴い帯広市のベッドタウンとして市街地や団地の拡大などにより人口増加が進んでいった。2005年(平成17年)から2010年(平成22年)までの5年間の人口増減をみると、北海道内で比較的高い増加率で人口が増えている。「平成26年版音更町統計書 第15章 主要年表」参照。音更町の基幹産業は農業。恵まれた水利による肥沃な土壌や日照時間が長いことなどにより農業経営を行う上での地形的・気候的条件に恵まれている。主要作物は小麦、ビート(テンサイ)、馬鈴薯(ジャガイモ)、豆類、そ菜などで、酪農も盛んである。十勝川沿いには世界的にも珍しいモール温泉として知られている十勝川温泉があり、2004年(平成16年)に「モール温泉」として「北海道遺産」に選定。2008年(平成20年)には地域団体商標制度を受けて出願していた「十勝川温泉」の商標登録が「地域団体商標」になった。音更タクシー距離制による小型車の初乗り上限運賃は550円。中型車の初乗り上限運賃は570円。町内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「トカプチ雄大空間」になっている。「町指定文化財」参照※50音順
出典:wikipedia
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