ハーフインターチェンジ (Half-interchange) は、構成道路間相互の出入りが部分的に限定されたインターチェンジ。省略してハーフインターともいう(なお、この限定がないものはフルインターチェンジ、またはフルインターと呼ばれる)。一般道との連絡のために高速道路の途中に設置されるインターチェンジは、上り線出口・入口、下り線出口・入口の4方向のランプウェイで構成されるフルインターチェンジが基本だが、立地条件等によりいずれかの通行のための施設が建設できない場合(主に市街地や地形の急峻な場所)や、特定の方面へ出入りする需要が見込まれない場合(主に末端部付近から末端部方面など)などの事情がある場合、「上り線出口・下り線入口」、もしくは「下り線出口・上り線入口」ランプウェイのみで構成されるハーフインターチェンジ(ハーフIC)が設置される。ハーフICは、ほとんどの場合はこれらの組み合わせだが、例外として、フルインターチェンジ4方向のうちの1方向のみのランプを欠く「3/4インターチェンジ」(京葉道路の船橋IC・西湘バイパスの西湘二宮IC)、「上り線出口・上り線入口」のランプウェイで構成されるハーフIC(西湘バイパスの橘IC)、上下線出口ランプウェイのみで構成されるハーフIC(名古屋第二環状自動車道の山田東IC)、上下線入口ランプウェイのみで構成されるハーフIC(名古屋第二環状自動車道の山田西IC)、特定の方向の出口もしくは入口しか設置されていない「クォーターインターチェンジ」(中央自動車道の高井戸IC/相模湖東出口・名寄美深道路の智恵文南入口・横浜新道の常盤台出口/峰岡出口/星川入口・西湘バイパスの大磯東出口/酒匂入口)も存在する。複数のハーフICをセットとして、それらが互いに補い合って全体でひとつのフルICとして機能するように造られたハーフICも多い。並行道路が長距離にわたって存在する東京外環自動車道(国道298号が並行)・名古屋第二環状自動車道(国道302号が並行)・近畿自動車道(大阪府道2号大阪中央環状線が並行)・第二京阪道路(国道1号が並行)などでは、複数のハーフICをセットとしている例がほとんどである。札樽自動車道の札幌北ICのように、近接したハーフICを組み合わせて名目上のフルICとする形態をなしているものもある。山陽自動車道の山口南IC、大分自動車道の大分光吉IC等のように、建設した当初はハーフICでありながら、後にフルICとなった例も幾つかある。厳密にいえば、起終点となるICもハーフICといえるが、これらがハーフICと扱われることは稀である。なお都市高速道路では、ほとんどがハーフICである。ジャンクション(JCT)においても、一般的には接続するすべての高速道路を相互連絡する「フルジャンクション(フルJCT)」構造が理想であるが、連絡需要・土地条件・建設費用などの理由により、一部のランプウェイが省略される場合がある。これをハーフICになぞらえてハーフジャンクション(ハーフJCT)と呼ぶことがある。
出典:wikipedia
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