一発屋(いっぱつや)とは、大舞台で一時的にのみ活躍を見せた歌手、映画監督、芸人、作家、スポーツ選手等を侮蔑した呼称表現である。元々は野球において長打やホームランを狙う選手を指す言葉であったが、現在では一時的にのみ活躍した選手を指してスポーツ全般に拡大して用いられるようになった(2年目のジンクスも参照)。本記事では、後者の印象から転じて用いられるようになった「一発屋」について説明する。一作品のみが大ヒット、または一時的に大活躍して、その後はヒットしない、または名前が聞かれなくなった人を指す俗語で、侮蔑的に捉えられる場合もある。その配慮から、「スマッシュヒット」(smash hit)という語で代用したり、「一撃必殺アーティスト」という言葉で表現したテレビ番組もあった。なお、英語では「one-hit wonder」と呼ばれる。この「one-hit wonder」は元々、唯一ビルボードトップ40入りを果たした1曲だけでしか知られないミュージシャンを「唯一奇跡のヒット」と揶揄するときに使われたが、その後いろいろな分野で使われるようになった。また「one-hit wonder」は単に「一発屋」という意味ではなく「カルト人気」や「時事の象徴」というニュアンスも含む。この場合における「一作品のみのヒット作品」と「それ以外の作品」は相対評価されることが多い。このため、実際はその後も一定期間コンスタントにヒットを飛ばしていたにもかかわらず、代表作があまりにも大きいヒットであったために一発屋扱いされるアーティストも少なくない(例:KAN-「愛は勝つ」でダブルミリオンを記録した後、7作品連続オリコン20位圏内にランクインしたにもかかわらず、一発屋扱いされている。)。2000年代後半から、お笑いタレント(小島よしお、ダンディ坂野等)など、一発屋であることを売りにテレビで活躍する人も増えている。営業やCMなどに頻繁に出演し、一定の人気を獲得し続けている状況下においても敢えて「一発屋」を自称し、一発屋とされているタレントの出演に積極的な番組も存在する。主に発信者と受信者の情報共有・意思共有・相互理解が困難なテレビ等のメディアで多用される言葉である。歌手の円広志は「一発屋はキャラクター」、元・猿岩石の有吉弘行は「一発屋から再起するのに必要なことは、まず一発屋であることを認めること」だと語り、自身が一発屋であることをネタにしている。有吉は猿岩石としてブレイクした後に活躍が激減し、解散してから毒舌キャラで再びテレビ出演が増えた経歴から「1.5発屋」、「二発屋」と自称している。元・アラジンの高原兄が『天下無敵の一発屋』という曲を発売した(1994年6月8日発売のシングル『完全無欠のロックンローラー』のカップリングに収録)。2008年10月22日発売の『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)からのコンピレーションアルバム『WE LOVE ヘキサゴン』に波田陽区、ダンディ坂野、小島よしお、金剛地武志の四人組ユニット「一発屋2008」によるリメイク版『天下無敵の一発屋2008』が収録された。2000年8月27日には『ウラネタ芸能ワイド 週刊えみぃSHOW』(読売テレビ)の企画で堀江淳、円広志、田中昌之の自身を「一発屋」と称する3人による企画ユニット「さっぱりネットワーク」が『今夜だけのステージ』でCDデビューした。2012年12月19日放送の「爆問パニックフェイス!今!この芸人がスゴイSP」(TBS系)において一発屋芸人25名が「We Are The World」のカバー曲「We Are The 一発屋」を歌っている。メンバーは以下の通りである。
出典:wikipedia
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